猫好き司会者日記


16歳の息子、公園猫ロコとの日々の暮らしを綴っています。

ぽっぽや。

2013-04-05 10:26:50 | Weblog
おそらく人生で初めて、線路に物を落としてしまいました。

息子が握りしめていたピンクのゴムボール。

うっかり手を離れ、ポンポンはじいてそのまま線路へ…。

従兄弟にもらった大事なボールなのにと唇を震わせる息子に
諦めるよう促しつつ、

(でも、ちょっと線路に降りれば私でも取れそうなところにある…)

と思い、そばにいた駅員さんに相談すると

「危険だ!電車を止める事になる!」とちょっとオオゴトになりそうに
なり、やっぱり鉄道って厳しいんだなーと、子供をなだめつつ、その後
しばらくして入ってきた電車に乗り込みました。

でも

ずーっとシクシクないている息子に、切符を確認に来られた駅員さんが
ほどなくして戻ってこられ

「息子さん、どうかしましたか?」と声をかけてくれました。

わざわざ戻って来てくれただけでも驚きのことだったのに
その後、事情を話すと駅に電話をいれて下さり

京都に着くまでのわずかな時間の中で、線路に落ちたボールを
発見・保管し、取りに行く段取りまでやって下さった。

たかが小さなピンクのゴムボール。スーパーボールというのかな。

こんなものに時間を取らせて、本当に申し訳なかったとお礼を
告げると

「子供にとっては宝物ですから。いい子にしてたからね」と
なでなでしてくれました。

すーごーいーなー。

思わず鉄道員(ぽっぽや)という本を思い出しました。

若い駅員さんでしたが、終始ニコニコと対応して下さって
京都駅に着くギリギリまで息子のために電話でのやりとりを
して、最後に「ありがとうバイバーイ」と息子が手を振って、
京都駅に降り立ちました。

これまで何度も乗ってきたサンダーバードですが、一番
ドラマな旅となりました。



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1 コメント

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Unknown (Martin)
2013-04-05 13:12:32
おはよう、いい日記ですね
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