猫好き司会者日記


16歳の息子、公園猫ロコとの日々の暮らしを綴っています。

エスコートの文化

2012-03-17 08:42:18 | Weblog
今年のアカデミー賞受賞式で、主演女優賞に選ばれたメリルストリープが
壇上に上がった時

おそらく12センチ以上あろうかと思えるハイヒールが階段に引っかかって
片方の靴が脱げてしまい、前につんのめりながらぴょこぴょことセンターに
つくというアクシデントがあったのですが

靴が脱げた瞬間にコリンファースが、すかさずその靴を取りに行き、
メリルの足にはかせるというシーンがありました。

すごい。

シンデレラが王子様からガラスの靴を履かせてもらってるみたい。

その後、メリルがコリンファースに感謝のキスをするのですが、まるで
映画のワンシーンのようでした。

みんな大喜び。

何がすごいって

コリンファースの実に迷いのない動き。

ひざまずいて靴を履かせる上品な所作。

さらに

メリルストリープが落ちた靴を自分で拾わず、そのまま歩いたこと

主演女優のスピーチの第一声が「彼は素敵なプリンスです」と讃えたこと。

すべてがとっさの事で、あんなふうに行動ができるってお洒落だな~と
ため息ものでした。

文化の違いを感じます。

エスコートに慣れていない私だったら、変に腰が引けておかしなことに
なってただろうな。

あ、

あんなステージに立つこともないから大丈夫か

それにしても

司会者という立場から

ゲストに恥をかかせないという責務があるわけで

コリンファースの一連の行動は大変勉強になりました。