猫好き司会者日記


16歳の息子、公園猫ロコとの日々の暮らしを綴っています。

会話術

2011-11-22 17:41:04 | Weblog
舌の先にできた口内炎。悪化の一途をたどる原因は、私の前歯。

歯の裏側のちょっととんがったところに舌があたって激痛が走るので
このままでは明日の披露宴の司会ができない!

通りかかった歯医者さんに飛び込みで入って、前歯の裏側を
削ってもらうことにしました。

担当の先生はみんな若くて、さらにレントゲンの機械や
PCを使った歯の説明など、すべてに時の流れを感じつつ

最先端の医療じゃん!嬉しくなるアタシ。

そして何より感じたのは、先生の会話術。

医療って、メンタルのケアも重要だと再認識するのですが
ああいった教育なんかもあるんだろーか。

痛がる患者にうまく同調しながら丁寧に説明、治療を進めて
いく感じは、私の子供の頃からはずいぶん変わった気がする。

多少の痛みには耐えろ!なんだそれぐらい! が、昔だったとすると

今は、「痛いですよね、よくわかります、自分も痛いのはすごく
苦手なんで。でも痛くないように注意して行いますから、どうしてもの
時は遠慮せず言って下さい」

わ。

なんなの。

この丁寧さ。

でも痛みに同調してもらえる心地よさ。

披露宴の司会者もこの会話術がとっても重要で、同じ事を
行うにしても、受け取る側の気持ちって全然変わってくると思います。

同調してから、こちらの意見を述べるというのは簡単そうで
意外と難しいかもですが、相手をまずは受け止める事から入る意識。

そんな事を考えつつ

前歯もうまい具合にとんがり部分を削って頂き、さらに虫歯も
発見していただき

「いい夫婦」の日、私の歯医者通いが始まったのでした。