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Compass of my heart

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山本太郎さんは現代の天草四郎?

2013年08月11日 | 歴史
友人が劇団☆新感線の大ファンらしく、
「SHIROH」(2004年の作品)というDVDを貸してくれました。
オリジナル脚本のロックミュージカルで、
島原の乱と天草四郎を題材とした作品です。

…てか、なぜ私にこのDVDを貸してくれたのかわからないんですが…
貸してくれと言った記憶もなく、まして天草四郎の話をした記憶もなく。
なのでお借りしてから半年ばかりほったらかしにしてまして、
ようやく見てみたら、あらまぁ~、
やっぱりこれは「今」見るべき作品だったのね~、という感じです。
大変よくできた、面白く興味深い作品でした。

そもそも「島原の乱」や「天草四郎」について、ほとんど何も知識がないため、
この脚本のどこまでが史実で、どこからが脚色なのか把握できていませんが…
簡単にあらすじを書いてみますと…

キリシタン弾圧の時代、過酷な年貢の取り立てなどもあり、
島原地方の農民たちが、16歳の天草四郎を総大将として団結、反乱を起こしたものの、
最終的には幕府軍により数ヶ月後に制圧される。(決定打は兵糧攻め)
この乱の犠牲者は、一揆軍、幕府軍合わせて約4万人。

脚本では、天草の四郎と島原の四郎のふたりが大将となっているが、
どちらも「奇跡」を起こしていたり「死者が見える」などの超能力を発揮する存在として描かれている。
また、幕府軍を率いた松平信綱 がキーマンとして描かれており、
この乱は自然発生したものではなく、もともと火種のあったこの地域で、
一気にキリシタンを一掃するために、松平がスパイを送り込んで、一揆をけしかける、
というストーリーになっている。

おそらく、この脚本を書かれた中島かずき氏は、
様々な資料を研究されたのでしょうから、
この陰謀論も、おそらく誰かが唱えているのではないかと思います。

このミュージカルを見ているうちに、
ん?もしかしてこれはある状況と似ているのでは…?と思い始めました。
当時弾圧されていたキリシタンは、脱原発&TPP反対派、
天草四郎は山本太郎にそっくりです。

幕府(政府)の目指す方向にとって邪魔者であるキリシタン(脱原発&TPP反対派)は、
ふつふつと怒りを抱えながら、それでも自分が矢面に立つのを避け、
奇跡を起こすヒーローである天草四郎(山本太郎)の登場で、一気に団結。

まだ、現段階では反乱に至っていませんが、
反政府軍的なカラーを帯びている脱原発&TPP反対派は、
一触即発と言えなくもありません。
ここで松平信綱的な存在がもし暗躍しているのだとしたら……(((((( ;゜Д゜)))))ガクガクブルブル
歴史が繰り返されないことを祈るばかりです。

このDVD、残念ながらツタヤにはないようです。
amazonには出ているようですので、ぜひ見てみてください。




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悲劇を繰り返さないために、悲劇についてもっと知識があれば、きっと歴史は変えられる。

JAPANは中国語だったのね…

2011年02月16日 | 歴史
私たちの国の名前は、日本。
これ、ニホン?ニッポン?
国の呼び方が曖昧な国って他にもあるんでしょうかね?
これ、20年ぐらい前に流行ったファジーってやつですかね。

まぁ、ここまではいいとしましょう。
それより、なんで日本は「JAPAN」って呼ばれるんでしょう?
まったく「NIHON」にも「NIPPON」にも発音が似てませんけど…。

よく言われるのが、マルコ・ポーロです。
「東方見聞録」っていう旅行記を書いちゃったために、
「黄金の国ジパング」というキャッチコピーがついちゃったわけです。

ですが、マルコ・ポーロが日本にやって来た時に、
日本人が、自分の国のことを「ジャパン」とか言う訳ないですよね。
いったい、誰が「この国の名前はジャパンだよ」って教えたんでしょう?

そこで現在もっとも有力な説となっているのが、中国語説なんですね。

その昔、卑弥呼の時代には、倭国、
その後、大和と呼ばれる時代がありました。
なんとなく、その時代の権力者が使っていた名称が、
他国から国名だと認識されていたようです。

その頃、アジアでもっとも繁栄していたのが中国であり、
その中国から「国」として認めてもらうことがステータス、
みたいな時代があり、
中国(唐)の女帝であった則天武后が、
「いいわよ、んじゃあなたのところは国として認めてあげる♡。国の名前は日本ね。」
って言ったことから、国名が日本になったのだそうです。
(もちろん則天武后が考えたわけではなく、日本側が提示した名前です)

漢字で「日本」。
だけど、則天武后は、これをもちろん中国語で発音します。
これをカタカナにすると、
「ツィパング」「ヅェペン」みたいな発音になるんですね。
それを聞いたマルコ・ポーロが、その発音を聞いて、
「Jipang」とか「Japan」と記したのだと思われます。

スペイン語では「J」を「H」のように発音するので、
「ハポン」と呼ばれることもありますね。


子供の頃からずーっとスッキリしなかった、日本=JAPANの理由、
この年になってやっと理解できました。
最初の疑問、ニホンなのか、ニッポンなのか、ということについても、
おそらくはじめは「ニホン」だったのではないかと思うのです。
他国が「JAPAN」と認識していたため、「P」の発音があった方が、きっと覚えてもらいやすかったんでしょうね。
そこで読み方が混在することになったのだと思われます。


はじめは、自分の国の名前をなんでこんなに軽んじるんだろう、
と思っていましたが、
そうではなく、他の国が呼びやすいように呼ばせてあげた結果なんですね。
まぁ、懐が広い、ってことにしておきましょう。


そうなると、ギリシャ神話の神様の名前とか、
日本の神様の名前とか、
もっと調べたくなっちゃうなぁ~~
絶対どこかで繋がってると思うのはクリキンディだけでしょうかね?



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