--Katabatic Wind-- ずっと南の、白い大地をわたる風

応援していた第47次南極地域観測隊は、すべての活動を終了しました。
本当にお疲れさまでした。

日の入

2006-01-21 | ふしぎ・なるほどー
今日二つ目の記事です。

昭和基地では1月20日から日が沈むようになったそうです。
南極だよりで日の出日の入時刻が届いて驚いたのですが、20日はなんと日の入が2回あるのです。
日が沈んでいたのはたった53分間。
次の日は1時間10分くらいだそうです。
日が沈まない白夜と日が昇らない極夜がある昭和基地は、日が短くなるのもとっても早いのですよね。
昭和基地(南極)では太陽が転がるように動いているから、大気差とか、日が沈んだ位置をどうするかで多少時間が変わってきたり、まっすぐストンと沈むのと違って誤差が出やすいのだそうです。

太陽が見えなくなったときが日が沈んだというのですよね?
転がる太陽の南極だと、太陽が半分かくれている状態のこともあるということ?
それは日が沈んだとは言わないのですよね??
確かに日の入や日の出の時刻って分かりにくそう。
こればかりは実際に見てみないと実感はできないですよね。
一日中太陽が出ているとか、一日中太陽が出ていないとか、どうしたってイメージが湧かないもの。

そうそう、太陽つながりで思い出した。
昭和基地についてしばらくした頃に渡井さんから「ここでは夜の間は太陽は西から東に動いているよ」とメールが来たことがありました。
私も一瞬勘違いをしたのですが、よく考えてみれば当たり前。
でも、これも実感はないのです。
母に夜間は西から東に動いていると言ったら「えっ?そうなの?」と、やはりすぐにはピンとこないようです。
私「日本だと夜の間は太陽が動いているのは見えないじゃない?でも、西に沈んだ太陽が次の朝に東から昇るためには、夜の間に東に行っておかないと困るよねぇ」
母「あ、そうかー、そうだよねぇ。考えれば簡単なことなのにね」

沈まない太陽も昇らない太陽も本当は実感してみたいところだけれど、想像するだけで満足しておくことにします。

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