台風13号は、思いのほか深い爪跡を残し、北へ向かっています。
風台風だった13号はこの後オホーツク海の高気圧が壁になり、速度を落として北海道地方に雨を降らせるだろうということでした。
3年前、北海道をおそった台風で被害を受けた農家の復旧を手伝ったのを思い出しました。
ここのところ南極の自然の厳しさばかりを思っていたので、身近な自然の猛威に足下をすくわれたような感じでした。
どうかこれ以上被害が広がりませんように。
東京への影響は、いつもより強い風と蒸し暑い空気でした。
それでは、渡井さんからの南極だよりです。
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2006年9月17日(日)晴れ 中継点旅行隊帰還!
ドームふじ氷床掘削プロジェクトのために必要な燃料を内陸にデポするために、8月13日から出かけていた中継点旅行隊が本日帰還した。
初端に悪天による停滞を余儀なくされたたため、当初予定の中継点までは行くことができず、途中のARP2ポイントまでの行程となった。
本計画には大きな影響はないようだ。
この時期の内陸方面への旅行は暗くまた寒くもあり、大変なオペレーションであったようだ。
この時期の内陸方面への旅行は暗く、また-60℃をも超える極寒の中でのオペレーションである。
帰還した隊員の何人かは凍傷の跡がわずかに残る。
重要かつ過酷なオペレーションだったのだ。
なにはともあれ、今日の夕食に36人全員が揃っていたことが嬉しかった。
#まもなく、もうまもなく昭和基地。
#中継拠点旅行隊のメンバーの笑顔
-----本日の作業など-----
・皇帝ペンギン研修
皇帝ペンギンだと思ったらアザラシだった
・中継点旅行隊帰還!
・CO2, CH4, CO, O3濃度分析システムチェック
<日の出日の入>
日の出 6:31
日の入 18:04
<気象情報>
平均気温℃
最高気温℃ 最低気温℃
平均風速m/s
最大平均風速m/s風向 最大瞬間風速m/s風向
日照時間 時間
--------------------------------------------------------------
昨日帰ってきたのは、やはり中継拠点旅行隊だったのですね!
おかえりなさい!!
皆さんそろって無事に帰還されて嬉しいです。
「中継点旅行隊出発!」をアップしたのが1ヶ月以上も前、この1ヶ月の私の生活を考えると、その間ずっと極寒で昭和基地よりも日の低い大陸を、たった6人で走っていたのですね。
私が南極展で見たSM100はとても大きかったけれど、大陸を行く姿を想像すると、先日購入したチョロQの大きさみたいだったのではないでしょうか。
とても想像できないような厳しさだったと思うのですが、メンバーの方の笑顔が充実した旅行を物語っていると思いました(写真はかなり小さくしてしまったのですが)。
出発の時にも書いたのですが、この旅行は「燃料を置きに行く」というものだというのです。
主な目的が観測でも探検でもないのです(気象などいくつかの観測は行われるのだろうけれど)。
他のオペレーションの話を聞いても、いつも思うのですが、橇を掘り出しに行くとか廃棄物を回収に行くとか、車両の整備に行くとか、観測を支えるためのものが多いのでしょう。
多くの手と時間を掛けて厳しい中で観測したことが、地球の窓になっているのだな、と改めて感じました。
本来のデポ地点はどこなのかよく分からないけれど、ARP2ポイントは48次のドーム航空隊をピックアップする場所(47次もそうだったから)だと思うので、ロスはないということなのでしょうか?
とにかく、出発直後のブリザードが夏の掘削計画に影響を与えないとのこと、よかったです。
昨日何だろう?と書いた「海氷上の点々」は、中継拠点旅行から帰ってきた橇だったそうです。
なるほど、そう言われてみると橇を並べているところ、橇を並べ終わった雪上車が帰ってくるところを見ていたと納得できます。
あの3台の雪上車は、とっつき方面から帰ってくるところだったのではなく、橇を置いて帰ってくるところだったのですね。
よく見ると、トレースは真っ直ぐではなく写真の右端のほうでカーブしているみたいです。
余計な興味なのですが、1ヶ月ぶりのお風呂ってどんな感じなのだろう~。
すっごくすっごく気持ちいいのだろうなぁ。
やってみたい気がするけど、途中で断念しそうだ。
風台風だった13号はこの後オホーツク海の高気圧が壁になり、速度を落として北海道地方に雨を降らせるだろうということでした。
3年前、北海道をおそった台風で被害を受けた農家の復旧を手伝ったのを思い出しました。
ここのところ南極の自然の厳しさばかりを思っていたので、身近な自然の猛威に足下をすくわれたような感じでした。
どうかこれ以上被害が広がりませんように。
東京への影響は、いつもより強い風と蒸し暑い空気でした。
それでは、渡井さんからの南極だよりです。
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2006年9月17日(日)晴れ 中継点旅行隊帰還!
ドームふじ氷床掘削プロジェクトのために必要な燃料を内陸にデポするために、8月13日から出かけていた中継点旅行隊が本日帰還した。
初端に悪天による停滞を余儀なくされたたため、当初予定の中継点までは行くことができず、途中のARP2ポイントまでの行程となった。
本計画には大きな影響はないようだ。
この時期の内陸方面への旅行は暗くまた寒くもあり、大変なオペレーションであったようだ。
この時期の内陸方面への旅行は暗く、また-60℃をも超える極寒の中でのオペレーションである。
帰還した隊員の何人かは凍傷の跡がわずかに残る。
重要かつ過酷なオペレーションだったのだ。
なにはともあれ、今日の夕食に36人全員が揃っていたことが嬉しかった。
#まもなく、もうまもなく昭和基地。
#中継拠点旅行隊のメンバーの笑顔
-----本日の作業など-----
・皇帝ペンギン研修
皇帝ペンギンだと思ったらアザラシだった
・中継点旅行隊帰還!
・CO2, CH4, CO, O3濃度分析システムチェック
<日の出日の入>
日の出 6:31
日の入 18:04
<気象情報>
平均気温℃
最高気温℃ 最低気温℃
平均風速m/s
最大平均風速m/s風向 最大瞬間風速m/s風向
日照時間 時間
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昨日帰ってきたのは、やはり中継拠点旅行隊だったのですね!
おかえりなさい!!
皆さんそろって無事に帰還されて嬉しいです。
「中継点旅行隊出発!」をアップしたのが1ヶ月以上も前、この1ヶ月の私の生活を考えると、その間ずっと極寒で昭和基地よりも日の低い大陸を、たった6人で走っていたのですね。
私が南極展で見たSM100はとても大きかったけれど、大陸を行く姿を想像すると、先日購入したチョロQの大きさみたいだったのではないでしょうか。
とても想像できないような厳しさだったと思うのですが、メンバーの方の笑顔が充実した旅行を物語っていると思いました(写真はかなり小さくしてしまったのですが)。
出発の時にも書いたのですが、この旅行は「燃料を置きに行く」というものだというのです。
主な目的が観測でも探検でもないのです(気象などいくつかの観測は行われるのだろうけれど)。
他のオペレーションの話を聞いても、いつも思うのですが、橇を掘り出しに行くとか廃棄物を回収に行くとか、車両の整備に行くとか、観測を支えるためのものが多いのでしょう。
多くの手と時間を掛けて厳しい中で観測したことが、地球の窓になっているのだな、と改めて感じました。
本来のデポ地点はどこなのかよく分からないけれど、ARP2ポイントは48次のドーム航空隊をピックアップする場所(47次もそうだったから)だと思うので、ロスはないということなのでしょうか?
とにかく、出発直後のブリザードが夏の掘削計画に影響を与えないとのこと、よかったです。
昨日何だろう?と書いた「海氷上の点々」は、中継拠点旅行から帰ってきた橇だったそうです。
なるほど、そう言われてみると橇を並べているところ、橇を並べ終わった雪上車が帰ってくるところを見ていたと納得できます。
あの3台の雪上車は、とっつき方面から帰ってくるところだったのではなく、橇を置いて帰ってくるところだったのですね。
よく見ると、トレースは真っ直ぐではなく写真の右端のほうでカーブしているみたいです。
余計な興味なのですが、1ヶ月ぶりのお風呂ってどんな感じなのだろう~。
すっごくすっごく気持ちいいのだろうなぁ。
やってみたい気がするけど、途中で断念しそうだ。
中継点旅行隊の皆様,本当にお疲れ様でした。
写真の笑顔がステキですね☆
そして,後ろに写っている横断幕(?)にも
「愛」が感じられてイイですね。(笑)
…ところで,
昭和基地に久々に全員集合したかと思えば,
なにやら今日(20日)からスカーレンらしいのデス。
皆様無事に予定通りの日程で昭和基地に戻って来られますように。
近くで皇帝ペンギンの足跡が見つかっていて、近くにいる可能性があるらしいのです。
それで、皇帝ペンギンを探しに行こう企画が組まれたのが「皇帝ペンギン研修」らしいです。
皇帝ペンギンだ!と思って近くに行ったらアザラシだったようですが、6頭もいたのだそうです。
皇帝ペンギンも見たいけれど、あと1ヶ月もするとアザラシも出産シーズンなので、赤ちゃんアザラシに会えるかもしれないですね。
渡井さんは今日(もう昨日だった)からS17へ行ってしまいました。
今日はスカーレンへ行くメンバーもいるのですね。
ほんとに、無事に帰ってきますように。