今年の北海道は暑いですが、やはり朝晩は涼しく過ごしやすいです。
今私がいる地域は、もう半月以上もまとまった雨が降っていないようで、行くところ行くところで「17日頃には雨が降るらしい」と嬉しそうに言われます。
旅の途中での雨は、あまり嬉しいものではありませんが、この土の乾燥を見ると、降ってくださいと言いたくなります。
ぼちぼち旅を続けていますが、飽食になりがちなので(すでになっている)気をつけないといけません。
それでは渡井さんの南極だよりです。
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2006年8月13日(日) 曇り 中継点旅行隊出発!
10月に出発が予定されているドームふじ基地への旅行に備え
ドーム隊が使用する燃料を途中まで荷揚げする旅行隊が出発した。
ドーム旅行隊は今回の中継点旅行隊がデポしていった燃料を使用しながら
ドーム基地を目指すことになる。
大陸上を走る雪上車SM100は海氷上を走れないので
サポート隊がとっつき岬までSM50で人員を運んで、
そこでSM100に乗り換える。
その日は見送り隊とともにS16で一緒にキャンプし、
翌日、中継点に向けて出発するのだ。
作業工作棟前で隊列を組んだ旅行隊は900に出発した。
皆の寄せ書きを記した横断幕が翻り、ハレの舞台であることを実感する。
中継点旅行隊は6名。
3台のSM100雪上車で中継点を目指す。
往復1200km程。
かかる日数は38日だ。
単調で風呂にも入れない長期の旅行でなにかと大変だろうが
怪我をせず安全第一で、
そして存分に楽しんで気をつけていってらっしゃい!
-----本日の作業など-----
・中継点旅行出発見送り
・プチ遠足岩島
・各種書類執筆
・CO2, CH4, CO, O3濃度分析システムチェック
・エアロゾルゾンデ&オゾンゾンデ連結飛揚
高度29kmまで上がり興味ある結果が得られたようだ。
<日の出日の入>
日の出 9:05
日の入 15:49
<気象情報8月13日>
平均気温-14.1℃
最高気温-12.0℃(0229) 最低気温-17.5℃(2151)
平均風速2.9m/s
最大平均風速6.5m/s風向ENE(2100) 最大瞬間風速9.2m/s風向ENE(2322)
日照時間 1.6時間
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そろそろだな、と思っていた中継拠点旅行が出発したのですね。
いつもなら、こういう日はWebカメラをかぶりつきで見ているところですが、見ることができずに残念でした。
中継拠点は内陸600kmのところにあり、往復すると片道1000kmのドームふじよりも長い距離を行く(実際の日数は登りのみのドームふじのほうがかかっているかもしれない)旅行です。
燃料を置きに行くだけに1200km38日を走るというのは、初めて知ったときには驚きました。
ドームふじでの氷床コア掘削をみんなで成功させようという思いがなければ、やりきれる仕事ではないような気がします。
越冬が始まって初めての長旅、数日間の野外はあっても、今まで仲間がこれだけの長期間離れて生活することはありませんでした。
内陸の寒さ、危険、たった6人ですべてをやらなければならないことを考えると、かなり厳しい旅行であることがうかがえます。
6人の仲間の信頼のもと、昭和基地に残っている仲間との絆のもと、どうか事故なく任務を終えて帰還されるよう願っています。
一方、厳しい自然の美しさを感じることのできる機会でもあると思います。
そして大変な仕事だけにやりがいもあることでしょう。
出かけられた隊員さん方が充実した日々を送ることができるよう、併せてお祈りしております。
後ればせながらですが、お気をつけて行ってらっしゃい!
今私がいる地域は、もう半月以上もまとまった雨が降っていないようで、行くところ行くところで「17日頃には雨が降るらしい」と嬉しそうに言われます。
旅の途中での雨は、あまり嬉しいものではありませんが、この土の乾燥を見ると、降ってくださいと言いたくなります。
ぼちぼち旅を続けていますが、飽食になりがちなので(すでになっている)気をつけないといけません。
それでは渡井さんの南極だよりです。
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2006年8月13日(日) 曇り 中継点旅行隊出発!
10月に出発が予定されているドームふじ基地への旅行に備え
ドーム隊が使用する燃料を途中まで荷揚げする旅行隊が出発した。
ドーム旅行隊は今回の中継点旅行隊がデポしていった燃料を使用しながら
ドーム基地を目指すことになる。
大陸上を走る雪上車SM100は海氷上を走れないので
サポート隊がとっつき岬までSM50で人員を運んで、
そこでSM100に乗り換える。
その日は見送り隊とともにS16で一緒にキャンプし、
翌日、中継点に向けて出発するのだ。
作業工作棟前で隊列を組んだ旅行隊は900に出発した。
皆の寄せ書きを記した横断幕が翻り、ハレの舞台であることを実感する。
中継点旅行隊は6名。
3台のSM100雪上車で中継点を目指す。
往復1200km程。
かかる日数は38日だ。
単調で風呂にも入れない長期の旅行でなにかと大変だろうが
怪我をせず安全第一で、
そして存分に楽しんで気をつけていってらっしゃい!
-----本日の作業など-----
・中継点旅行出発見送り
・プチ遠足岩島
・各種書類執筆
・CO2, CH4, CO, O3濃度分析システムチェック
・エアロゾルゾンデ&オゾンゾンデ連結飛揚
高度29kmまで上がり興味ある結果が得られたようだ。
<日の出日の入>
日の出 9:05
日の入 15:49
<気象情報8月13日>
平均気温-14.1℃
最高気温-12.0℃(0229) 最低気温-17.5℃(2151)
平均風速2.9m/s
最大平均風速6.5m/s風向ENE(2100) 最大瞬間風速9.2m/s風向ENE(2322)
日照時間 1.6時間
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そろそろだな、と思っていた中継拠点旅行が出発したのですね。
いつもなら、こういう日はWebカメラをかぶりつきで見ているところですが、見ることができずに残念でした。
中継拠点は内陸600kmのところにあり、往復すると片道1000kmのドームふじよりも長い距離を行く(実際の日数は登りのみのドームふじのほうがかかっているかもしれない)旅行です。
燃料を置きに行くだけに1200km38日を走るというのは、初めて知ったときには驚きました。
ドームふじでの氷床コア掘削をみんなで成功させようという思いがなければ、やりきれる仕事ではないような気がします。
越冬が始まって初めての長旅、数日間の野外はあっても、今まで仲間がこれだけの長期間離れて生活することはありませんでした。
内陸の寒さ、危険、たった6人ですべてをやらなければならないことを考えると、かなり厳しい旅行であることがうかがえます。
6人の仲間の信頼のもと、昭和基地に残っている仲間との絆のもと、どうか事故なく任務を終えて帰還されるよう願っています。
一方、厳しい自然の美しさを感じることのできる機会でもあると思います。
そして大変な仕事だけにやりがいもあることでしょう。
出かけられた隊員さん方が充実した日々を送ることができるよう、併せてお祈りしております。
後ればせながらですが、お気をつけて行ってらっしゃい!