帰りの飛行機では寝られるかと思ったら、重要任務が待っていました。
最寄りの駅でバスを降りてから、歩いているのに目が自然と閉じてしまい、足がカクッとする事態に。
帰ってきたまでは何となく覚えがあるけれど、その後は記憶なしでした。
それでは渡井さんからの南極だよりです。
---------------------------------------------------------------
2006年10月28日(土)曇り 求愛
弁天島への氷状偵察のついでにアデリーの様子を伺ってきた。
弁天島には先日は全くいなかったアデリーが3羽、オングルカルベンでは50羽ほどに増えていた。
これからまだ増えるようだが、繁殖行動はすでに始まっていた。
フリッパーを広げ、天に向かって叫ぶのは相手を探しているのだろうか。
喧嘩をしているようでもあるが、相手と嘴を激しくついばみあうような仕草は求愛の印かもしれない。
#怒っているみたい・・怖い顔
#あれ?チュゥでした?
#愛のダンス?
小石を集めた巣もだいぶ出来ていた。
他人の巣の石を家主の留守中に拾ってきて、戻ってきたところを見つかり怒られているアデリーもいる。
#隣の巣はよく見える
家主不在、もらっちゃえ。
ほぼできあがったと思われる巣のそばには、つがいと思われるアデリーがたたずんでいることが多い。
#一仕事終えて、ふぅ。
ただし巣にうずくまっているアデリーはいたものの、まだ卵を抱いている親はいないようであった。
1時間ほど滞在したが、同行したメンバーは皆満足したようであった。
ただ自分にとってはちょっと消化不良。
半日くらいいてずっと観察していたいところである。
-----10月28日本日の作業など-----
・氷状偵察(弁天島、オングルカルベン)
・CO2, CH4, CO, O3濃度分析システムチェック
<日の出日の入>
日の出 3:24
日の入 20:50
<気象情報>
平均気温-9.2℃
最高気温-4.2℃(1506) 最低気温-15.7℃(0023)
平均風速3.1m/s
最大平均風速7.4m/s風向ENE(0510) 最大瞬間風速12.7m/s風向E(0507)
日照時間 1.7時間
--------------------------------------------------------------
アデリーペンギンを調べていたら、どうやら巣作りはオスが先にはじめるということが分かりました。
オスが先に上陸して巣作りをはじめ、カップルができあがると一緒に巣作りをするというのです。
ということは、ルート工作のときに見たアデリーはオスだった可能性が高いのですね?
巣に使われている小石は不足していて、南極だよりにあるように時折けんかをしたり勝手に持ってきてしまったりするそうです。
小石を置いて雪解け水から卵を守るのですね。
小石がどうして減ってしまうかまでは分からなかったのですが、そういえば先日のどうぶつ奇想天外でアデリーは深く潜るために小石を食べておなかに溜めるといっていました。
成鳥では200gほども入っているとのこと、たくさんのアデリーが200gずつ小石を食べたら確かになくなりそうだな、と思ったのでした。
海中から拾ってくるようなことはしないのか・・・。
求愛行動はできたら動画で見てみたいですが、なんだか目を剥いてちょっと怖いです。
そんなに怖い顔をしないで愛し合ってちょうだいと言いたくなるくらいです。
アデリーの頭には冠羽があり興奮して羽毛が逆立つと頭が角張るようなのですが、それが何とも不細工でかわいいというか、ふだんの丸い?頭とは違ってみんな角張っているのが面白いです。
求愛行動だというのに、怖かったり不細工だったり、人間の感覚で見てはいけないとつくづく思ったのでした。
オヒギンス基地のジェンツーペンギンリアルタイム画像では、今まさに繁殖行動まっただ中の様子が見られます。
サイト内にあるオヒギンスのペンギンブログは日本からもペンギンの生態を手軽に見ることができます。
10月27日には交尾をしている姿が見られたようです。
今日もその2羽は寄り添っています。
10月29日にはペンギンの卵やヒナを狙うサヤハシチドリ(White sheatbill)が来ていることも書かれています。
ちょっとずんぐりした真っ白い鳥です。
昭和基地周辺のルッカリーにもwebカメラが設置されるといいのになぁ。
昭和基地のアデリーと、オヒギンス基地のジェンツー(同じアデリーの仲間)を一緒に見ていくことにします。
最寄りの駅でバスを降りてから、歩いているのに目が自然と閉じてしまい、足がカクッとする事態に。
帰ってきたまでは何となく覚えがあるけれど、その後は記憶なしでした。
それでは渡井さんからの南極だよりです。
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2006年10月28日(土)曇り 求愛
弁天島への氷状偵察のついでにアデリーの様子を伺ってきた。
弁天島には先日は全くいなかったアデリーが3羽、オングルカルベンでは50羽ほどに増えていた。
これからまだ増えるようだが、繁殖行動はすでに始まっていた。
フリッパーを広げ、天に向かって叫ぶのは相手を探しているのだろうか。
喧嘩をしているようでもあるが、相手と嘴を激しくついばみあうような仕草は求愛の印かもしれない。
#怒っているみたい・・怖い顔
#あれ?チュゥでした?
#愛のダンス?
小石を集めた巣もだいぶ出来ていた。
他人の巣の石を家主の留守中に拾ってきて、戻ってきたところを見つかり怒られているアデリーもいる。
#隣の巣はよく見える
家主不在、もらっちゃえ。
ほぼできあがったと思われる巣のそばには、つがいと思われるアデリーがたたずんでいることが多い。
#一仕事終えて、ふぅ。
ただし巣にうずくまっているアデリーはいたものの、まだ卵を抱いている親はいないようであった。
1時間ほど滞在したが、同行したメンバーは皆満足したようであった。
ただ自分にとってはちょっと消化不良。
半日くらいいてずっと観察していたいところである。
-----10月28日本日の作業など-----
・氷状偵察(弁天島、オングルカルベン)
・CO2, CH4, CO, O3濃度分析システムチェック
<日の出日の入>
日の出 3:24
日の入 20:50
<気象情報>
平均気温-9.2℃
最高気温-4.2℃(1506) 最低気温-15.7℃(0023)
平均風速3.1m/s
最大平均風速7.4m/s風向ENE(0510) 最大瞬間風速12.7m/s風向E(0507)
日照時間 1.7時間
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アデリーペンギンを調べていたら、どうやら巣作りはオスが先にはじめるということが分かりました。
オスが先に上陸して巣作りをはじめ、カップルができあがると一緒に巣作りをするというのです。
ということは、ルート工作のときに見たアデリーはオスだった可能性が高いのですね?
巣に使われている小石は不足していて、南極だよりにあるように時折けんかをしたり勝手に持ってきてしまったりするそうです。
小石を置いて雪解け水から卵を守るのですね。
小石がどうして減ってしまうかまでは分からなかったのですが、そういえば先日のどうぶつ奇想天外でアデリーは深く潜るために小石を食べておなかに溜めるといっていました。
成鳥では200gほども入っているとのこと、たくさんのアデリーが200gずつ小石を食べたら確かになくなりそうだな、と思ったのでした。
海中から拾ってくるようなことはしないのか・・・。
求愛行動はできたら動画で見てみたいですが、なんだか目を剥いてちょっと怖いです。
そんなに怖い顔をしないで愛し合ってちょうだいと言いたくなるくらいです。
アデリーの頭には冠羽があり興奮して羽毛が逆立つと頭が角張るようなのですが、それが何とも不細工でかわいいというか、ふだんの丸い?頭とは違ってみんな角張っているのが面白いです。
求愛行動だというのに、怖かったり不細工だったり、人間の感覚で見てはいけないとつくづく思ったのでした。
オヒギンス基地のジェンツーペンギンリアルタイム画像では、今まさに繁殖行動まっただ中の様子が見られます。
サイト内にあるオヒギンスのペンギンブログは日本からもペンギンの生態を手軽に見ることができます。
10月27日には交尾をしている姿が見られたようです。
今日もその2羽は寄り添っています。
10月29日にはペンギンの卵やヒナを狙うサヤハシチドリ(White sheatbill)が来ていることも書かれています。
ちょっとずんぐりした真っ白い鳥です。
昭和基地周辺のルッカリーにもwebカメラが設置されるといいのになぁ。
昭和基地のアデリーと、オヒギンス基地のジェンツー(同じアデリーの仲間)を一緒に見ていくことにします。
渡井さんがもっと見ていたかったという気持ちわかります。
(でも、たしかにペンギンって目がこわい時ありますよね^^;)
とってもかわいらしいというときと、なんだか不細工でかわいいと思うときがあるのですけれど。
私も生き物はとっても好きで、丸一日でも見ていられそうです。
ただし、寒さに負けなければ・・ですが。
ほんとに、目が怖いときがありますよね。
鳥にも表情があるんだなーっておもいます。