“闇色すなふきん”邪々丸の部屋

日々あったことを話のタネ、むしろネタに。
ネタにされた人は笑って許してやってください。

贈呈

2007-06-01 21:27:33 | WordsOfDarkness/雑記
こんばんは、すっかり忘れてました、邪々丸です。

えー、会社でプチプチとパソコンいじってましたら…。

「邪々丸さーん。ココ置いておきます」

と、机の上に封書が置かれてました。
えーと…。
『贈呈』?
なんじゃそりゃ?

>びりびり

えーと…。

『前略。
この度は編集にご協力いただきまして、ありがとうございました。
おかげさまで掲載号ができあがりましたのでお届けいたします。
ご協力いただきました記事は(中略)』

…。

ああ!
思い出した、思い出した!
そういや雑誌の原稿書いたんだった。

>ぺらぺら

…。

なんか毛穴開いたな…。

うわっ、恥ずかしー。
なんか偉そうなこと言ってますよ!

…。

よし。
これは誰にも見られないウチにゴミに出そう。



>帰宅後

「ただいまー」
「おう。おかえり」
「ちょっとコレよせるね」
「ああ、その辺に…」

ヤバイ。捨てる前に彼女が来た。

「何、コレ?贈呈?」
「ああ、雑誌の見本」
「へぇ?何の雑誌?」
「なんか色々インタビューしたり、紹介したりする雑誌」
「へぇ」
「たいして面白くもなかったから捨てといて」

努めて努めて平静に。

「ふーん。(ぺらぺら)」

4分の1ページの記事だ。
気づくまい。

「ああ。確かにあんまり面白くないね」
「あんまり売れてなさそうな雑誌だからな」
「ウチのお父さんとか好きそうだけどね」

ナニ?

「ま、年寄りとか好きそうだけどな」
「持って帰っていい?」
「実物見本だからな。捨てる分にゃかまわんだろうが、タダであげたりしたらマズイだろ」
「そっか。じゃ捨てるよ」
「おう」

セーフ。

「…あれ?」
「ん?」
「今なんか…(ぺらぺら)」

ヤバイ。

…。

……。

「おい」
「あ。タダ見したから後で口で1回な」
「これ誰よ?」
「ああ。我輩の尊顔ですな」
「言えよ」
「(力強く渋い声で)…言えないことだってある」
「コレちょっと家族で見させてもらうわ」
「駄目だよ。駄目だよ。駄~目だよぉう?それは実物見本だからね。そうホイホイ渡しちゃいけない。分かるね。分かるね。分ぁーかるね?祟るよ?祟るよ?祟っちゃうよぉおおう?」
「黙れ」

…。

……。

「ダメ。絶対。危険。臨界点突破DEATHから!」
「うん。絶対やだ」
「8時ちょうどのあずさ2号で旅に出るぞ?」
「わけわかんない拗ね方するな!」

…。

……。

8時ちょうどのあずさ2号の乗り方を知っている人是非とも教えてください。