JAHPON LAND( Pucci )

スケートファニチャーやステンドグラス作品などJAHPON.comとして活躍する作家 土屋隆亮(プチ)のメッセージ!

熊の子太郎 予告編

2007年10月20日 | 熊の子太郎
次週からは自画自賛のステンドグラス大型作品「熊の子太郎」の物語を連載しようと考えています。制作過程の話では無く 太郎の世界を 童話としての言葉で表現してみよう!という無謀な挑戦です。毎朝 出勤しながら書く事を考える 勢いと新鮮さが臭い立つラフなスタイルを試みているので、続いて行く長い話は初挑戦で不安ですが 無理して気張らずにやってみます!「熊の子太郎」は短い おはなし付きで発表してあり シンプルに世界観の導入に活躍してくれました。今日は新たな挑戦の旅立ちに 改めてここに発表して 物語の導入としてみようと思います。
作品写真は http://www.JAHPON.com の ステンドグラス 新作 内にあります。

熊の子太郎

太郎は、雪をとかす風に泳ぐちょうちょの夢を見ていました。
しだいに滑り出す景色はトンネルになっていて、
小さくなってゆく見覚えのある木に手をふってみたり、
きれいな川面に映る自分の鼻をくっつけたりしていました。
そのとき、ふわっとまわりが明るくなってかるくなりました。
太郎は手足を回して泳ぐふりをしながら、
大好きなお山を遠くに見つけました。「ほら、もうかんたん。」
ひよーっと あのちょうちょをくすぐりに飛んでゆきました。

おちょうしもんの風にあったら、それは太郎かもしれないよ。