今日は二十四節気の一つ “大寒” ...。いわずとがなの、一年で最も寒さの厳しいころであ
る。しかし、今日の函館は最低気温が-4.3℃と厳しい寒さにはほど遠く、「寒」に入っ
てからも氷点下10℃を下回る「真冬日」もなく穏やかな日が続いている。ただ、今朝は明
け方から降り出した雪が10cmほど積もり、近所の皆さんと共に久しぶりの雪かき出動...
この雪なら「香雪園」は綺麗かも、と雪かきもほどほどに車を走らせた...。30分ほど新
雪を踏みしめながら園内を歩いたが、白い雪が園内の木々を覆いモノクロの世界を創り出し、
それが「風景式庭園」を形成する香雪園の雰囲気を醸し出してしくれる。香雪園は「雪の中に
梅香る園」という意味で名付けられたというが、確かにこの雪景色は格別な味わいがある..
( ※ 小さな写真2枚は左クリックで拡大する。)
先日、東京で5cmほどの降雪で大混乱したとの報道があった...。また、道内でも一晩で
50cmもの降雪と全国でこの冬は雪に悩まされているようだ。それに比べると函館のこの冬
は雪が少なく今日の積雪は17cmで去年の半分程度、このまま冬は終わるとは思わないが、
近所の皆さんとも「出来れば雪かき出動が少ない冬であって欲しいね」と話している...
今朝も新雪が2cmほどで、雪かきまでは必要のない降雪...。その後、陽射しが差し青
空が覗く天気に「香雪園」まで足を延ばしてきた。「香雪園」には約150種類の樹木が植
えられており、秋、紅葉で楽しませてくれるモミジやカエデに目がいくが、園庭近くは立派
な“杉並木”がある。夏は日陰を作り、冬は暴風の役割をし、枝に残る雪も風情がある。そん
な“杉並木”の中を、足下を走るエゾリスや鳥の声を聞きながら散策を楽しんできた...
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見ごろを迎えた“香雪園”の紅葉...。好天にも恵まれ、“香雪園”は紅葉狩りを楽しむ家族
連れの市民や観光客で賑わいを見せている。今年の紅葉は、例年にもまして艶やかに感じ
られ、メーンの「カエデ通り」もヤマモミジやイタヤカエデなども赤や黄色に染まり、紅葉の下
で記念写真を撮る姿が絶えない。この錦秋の彩りを眺め、季節の移ろいを感じながら散策...
“香雪園”は、函館の豪商、岩船家の別荘として築かれた純和風庭園...。毎年、市民や観
光客に、この庭園の魅力を知ってもらおうと 「はこだてMOMI-Gフェスタ」 が開催されている
が、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため夜間のライトアップのみ。この錦秋の輝
きがライトに照らされ浮かび上がる姿、木の葉が落ちないうちに楽しませてもらおうかな...
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見晴町の「香雪園」、サクラが散って気がつくと新緑が眩しく初夏を彩る花々が咲き始めてい
る...。緑のセンター脇にある花壇の中で、ひときわ存在感タップリの「牡丹花壇」が目につ
く。花壇にある“牡丹”の株数は10株程度と少ないが、ピンクと紅色の花が咲き、他の株に
も今にも咲きそうな大きなつぼみを付けており、まもなく“牡丹”の花の競演が始まりそう...
案内板によると「この“牡丹”は、平成6年の函館・福島間航空路開設記念として、福島県須賀
川市より寄贈されたもので、両市の末永い友好の証として植えられている」とのこと..。当初、
確か五稜郭公園の箱館奉行所脇に花壇を作り植えられていたが、公園整備にかかわってこ
の場所に移ってきたと思う。10株一斉に大きな花を咲かせたら見応えあるかも知れない...
(新緑の中に佇む園亭、“牡丹”にも負けない存在感を示している)
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ここ数日冷たい風に悩まされた函館も、今日はその風も治まり気温は15℃を超え爽やかな春
の気候...。朝少しだけ早出をして、香雪園に立ち寄ったが、サクラは満開、春の花々も咲き
誇り、まさに“春満開”。香雪園といえば秋の紅葉の名所として知られ、ツアーで大勢の観光客
を呼んでくれるが、春のサクラも素晴らしい。満開のサクラを見上げながら散策を楽しめる...
ところで、香雪園は市街地に隣接しているが、自然と触れ合える公園でもある。四季を通してエ
ゾリスが園内を走り回り、夏には蛍が飛び、多彩な樹木には多くの野鳥も姿を見せてくれる。こ
の時期、メジロ、オオルリ、シメ、ヒヨドリなど野鳥が飛び回り、今日もカメラを手にした7,8人が
右に左にと鳥たちを追いかけている。その後ろからサクラの花を啄むメジロをウォッチング...
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風は冷たいものの青空に恵まれ朝、この好天に誘われて香雪園へ春探しを兼ねてウォーキン
グ...。スイセンやクロッカスなどの春の花がちらほら見えるが、緑のセンター脇の低木に一際
華やかに咲くスズランのような小さな釣り鐘形の花を、房状に咲かせる“アセビ”が見頃だ。“アセ
ビ(馬酔木)”は、馬が葉を食べると中毒で痺れ、酔ったようになることから名付けられたという。
あまり聞き慣れない名前だが、万葉集にもその名が登場するほど古くから愛されてきた花木...
今朝も新雪が10cmほど降り積もり、積雪は40cmを超え朝から雪かきに汗を流す...。今日
の最高気温は-2.3℃と昨日に引き続く真冬日で、今年の冬は厳しい寒さと降り積もる雪に
悩まされおり、そろそろ春が待ち遠しい気持ちにさせられている。「この雪なら“香雪園”は綺麗
かも」と雪かきを終え車を走らせる。まだ除雪されていない園路にはカメラ片手の散策を楽しむ
人や犬を連れて散歩する人の足跡が見られたが、その足跡を追うように園内を歩き回った...
案内板によると、“香雪園”は京都の浄土真宗知恩院の貫首が来函の折に「雪の中に梅香る園」
という意味で名付けられたという。確かに “香雪園” の雪景色は、また格別な味わいを持ってい
る。ところで、この寒さの中“香雪園”の住人「エゾリス」は、モコモコした冬毛に身を包み、秋に隠
しておいた餌を探し駆け回り朝食を摂っている。このエゾリスの動きに、今日の元気をもらう...
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今日3日は、二十四節気の一つ “立春”...。“立春” は冬と春の分かれる「節分」の翌日で、
暦の上では寒があけて春に入る。しかし、1日の雨が春の臭いを感じさせてくれたものの、意地
悪な冬将軍が「立春寒波」を引きつれ、函館を吹雪模様の大荒れの天気にしてしまった。冬将
軍にいわせると、北国にはまだまだ春は早いということかも知れない。見晴町にある香雪園、
木々の枝に雪が積もり、散歩する市民の足跡も少ない「雪の香雪園」の雰囲気を楽しめる...
日本海の低気圧が急速に発達しながら“冬の嵐”となって、津軽海峡を通過...。その影響
で道内各地では大雪や暴風が吹き荒れ、北海道ばかりか福岡に大雪警報、秋田では4万
世帯が暴風で停電が発生するなどまさに“冬の嵐”となって日本列島を暴れまくっている...
この“冬の嵐”、函館に心配したほど風も吹かず嵐にはならなかったものの7,8cmの新雪が
もたらしたが、近所の雪かき小父さん達と一緒に汗を流す...。雪かきのあと香雪園の雪景
色をと車を走らせる。枯れ木に雪の光景を期待したのだが、ちょっと降雪が足りなかったよう
だ。それでも、園路を走る除雪機は新雪を思い切り吹き飛ばし、“冬の嵐”を感じさせていた...
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