函館はサクラが開花した後も、気温は17,8℃前後と5月下旬並みという爽やかな春の気
候が続く...。所用の途中、“香雪園” に立ち寄ったが、サクラは7分咲きほどだが春の
花々が咲き誇り、まさしく「春」をアピールしている。“香雪園”といえば「秋」の紅葉の名
所として知られるが、これから咲き誇る満開のサクラを見上げながらの散策も捨てがたい..
“香雪園”は市街地に隣接しているが、自然と触れ合える公園でもある...。四季を通じてエゾ
リスが園内を駈け回り、夏には蛍が飛び、多彩な樹木には多くの野鳥が姿を見せ、この時期には
メジロやオオルリ、ヒヨドリなどが飛び回り、今朝もカメラを手にした14,5人のカメラマン
がコマドリの現れるのを待ち構えている。その後ろで樹木を叩く、コゲラをウォッチング...
( ※ 小さな写真5枚は左クリックで拡大する。)
今日は二十四節気の一つ “大寒” ...。いわずとがなの、一年で最も寒さの厳しいころであ
る。しかし、今日の函館は最低気温が-4.3℃と厳しい寒さにはほど遠く、「寒」に入っ
てからも氷点下10℃を下回る「真冬日」もなく穏やかな日が続いている。ただ、今朝は明
け方から降り出した雪が10cmほど積もり、近所の皆さんと共に久しぶりの雪かき出動...
この雪なら「香雪園」は綺麗かも、と雪かきもほどほどに車を走らせた...。30分ほど新
雪を踏みしめながら園内を歩いたが、白い雪が園内の木々を覆いモノクロの世界を創り出し、
それが「風景式庭園」を形成する香雪園の雰囲気を醸し出してしくれる。香雪園は「雪の中に
梅香る園」という意味で名付けられたというが、確かにこの雪景色は格別な味わいがある..
( ※ 小さな写真2枚は左クリックで拡大する。)
先日、東京で5cmほどの降雪で大混乱したとの報道があった...。また、道内でも一晩で
50cmもの降雪と全国でこの冬は雪に悩まされているようだ。それに比べると函館のこの冬
は雪が少なく今日の積雪は17cmで去年の半分程度、このまま冬は終わるとは思わないが、
近所の皆さんとも「出来れば雪かき出動が少ない冬であって欲しいね」と話している...
今朝も新雪が2cmほどで、雪かきまでは必要のない降雪...。その後、陽射しが差し青
空が覗く天気に「香雪園」まで足を延ばしてきた。「香雪園」には約150種類の樹木が植
えられており、秋、紅葉で楽しませてくれるモミジやカエデに目がいくが、園庭近くは立派
な“杉並木”がある。夏は日陰を作り、冬は暴風の役割をし、枝に残る雪も風情がある。そん
な“杉並木”の中を、足下を走るエゾリスや鳥の声を聞きながら散策を楽しんできた...
( ※ 小さな写真2枚は左クリックで拡大する。)
見ごろを迎えた“香雪園”の紅葉...。好天にも恵まれ、“香雪園”は紅葉狩りを楽しむ家族
連れの市民や観光客で賑わいを見せている。今年の紅葉は、例年にもまして艶やかに感じ
られ、メーンの「カエデ通り」もヤマモミジやイタヤカエデなども赤や黄色に染まり、紅葉の下
で記念写真を撮る姿が絶えない。この錦秋の彩りを眺め、季節の移ろいを感じながら散策...
“香雪園”は、函館の豪商、岩船家の別荘として築かれた純和風庭園...。毎年、市民や観
光客に、この庭園の魅力を知ってもらおうと 「はこだてMOMI-Gフェスタ」 が開催されている
が、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため夜間のライトアップのみ。この錦秋の輝
きがライトに照らされ浮かび上がる姿、木の葉が落ちないうちに楽しませてもらおうかな...
( ※ 小さな写真3枚は左クリックで拡大する。)
見晴町の「香雪園」、サクラが散って気がつくと新緑が眩しく初夏を彩る花々が咲き始めてい
る...。緑のセンター脇にある花壇の中で、ひときわ存在感タップリの「牡丹花壇」が目につ
く。花壇にある“牡丹”の株数は10株程度と少ないが、ピンクと紅色の花が咲き、他の株に
も今にも咲きそうな大きなつぼみを付けており、まもなく“牡丹”の花の競演が始まりそう...
案内板によると「この“牡丹”は、平成6年の函館・福島間航空路開設記念として、福島県須賀
川市より寄贈されたもので、両市の末永い友好の証として植えられている」とのこと..。当初、
確か五稜郭公園の箱館奉行所脇に花壇を作り植えられていたが、公園整備にかかわってこ
の場所に移ってきたと思う。10株一斉に大きな花を咲かせたら見応えあるかも知れない...
(新緑の中に佇む園亭、“牡丹”にも負けない存在感を示している)
( ※ 小さな写真2枚は左クリックで拡大する。)
ここ数日冷たい風に悩まされた函館も、今日はその風も治まり気温は15℃を超え爽やかな春
の気候...。朝少しだけ早出をして、香雪園に立ち寄ったが、サクラは満開、春の花々も咲き
誇り、まさに“春満開”。香雪園といえば秋の紅葉の名所として知られ、ツアーで大勢の観光客
を呼んでくれるが、春のサクラも素晴らしい。満開のサクラを見上げながら散策を楽しめる...
ところで、香雪園は市街地に隣接しているが、自然と触れ合える公園でもある。四季を通してエ
ゾリスが園内を走り回り、夏には蛍が飛び、多彩な樹木には多くの野鳥も姿を見せてくれる。こ
の時期、メジロ、オオルリ、シメ、ヒヨドリなど野鳥が飛び回り、今日もカメラを手にした7,8人が
右に左にと鳥たちを追いかけている。その後ろからサクラの花を啄むメジロをウォッチング...
( ※ 小さな写真3枚は左クリックで拡大する。)
風は冷たいものの青空に恵まれ朝、この好天に誘われて香雪園へ春探しを兼ねてウォーキン
グ...。スイセンやクロッカスなどの春の花がちらほら見えるが、緑のセンター脇の低木に一際
華やかに咲くスズランのような小さな釣り鐘形の花を、房状に咲かせる“アセビ”が見頃だ。“アセ
ビ(馬酔木)”は、馬が葉を食べると中毒で痺れ、酔ったようになることから名付けられたという。
あまり聞き慣れない名前だが、万葉集にもその名が登場するほど古くから愛されてきた花木...