みちのくレースのおたのしみ

岩手競馬にまつわるあれこれ。とか。

謎の?飛行物体

2006年05月05日 | 岩手競馬
 どうもなかなかここに書きに来れませんなあ。気がつけばサクラ満開。盛岡競馬場初のGW開催も始まりました。

 そのGW開催初日の売上げが2億割れ。イベントで人は一杯いたけれど(盛岡は8600人入った)、他場での発売が全くないとこんなものか、というところ。
 駐車場が満杯になったのは、動物公園の臨時駐車場になっていたせいとか。あれだけ渋滞・満杯になったのは久しぶりに見た気がしたのだけれど。



 さて、今回は先週の水沢でのおはなし。
 今年は向こう正面の桜の開花と競馬開催日がバッチリぶつかってくれて、満開の桜をじっくりと楽しむ事ができました。

 で、サクラとレースの写真を撮ろうと内馬場の公園に入ってうろうろロケハンをしていたんですが、その時の写真を家で眺めていて、ある一枚に奇妙な物体が映っているのを発見しました。

 添付の画像の、真ん中やや左上あたりに注目。なんか楕円形の、光る物体が宙に浮いております。
 最初、レンズに太陽光線が入ったのかなと思いましたが、この時はほぼ太陽を真後ろにしていたのでそれはないはず。
 で、
 ・遠景の山で何かが光った
 ・桜見物の人が何かを投げた
 ・風船が飛んでいた
 ・単純にレンズ内のゴミが写り込んだ
 ・マジでUFO
 とか想像してみたのですが、2分ほど考えて“これって蹄鉄じゃないか!”と、ごくごく当たり前な結論に行きつきました。

 そう思って見れば明らかに形が蹄鉄だし、添付のサイズでは分かりづらいですけど、元画像で拡大してみると側鉄唇(蹄鉄の正面につける鉄唇に加え、側面やや前側につける鉄唇。水沢の装蹄師さんがよく使っています)の影もみえます。これは蹄鉄で間違いないでしょう。

 いやしかし、なんで最初に「蹄鉄だ」という事を考えなかったかというと、落鉄する時って、馬がズボっと砂に脚を突っ込んで、そして蹴り上げる時、砂の中にぽろっと抜け落ちるように外れる物だ、と思っていたんですよ。こんな4、5mも飛び上がるものだとは思ってなかった。でも、後ろ脚を蹴った時に外れたら、確かに後ろにすっ飛んでいくかもしれません。

 これは結構怖いですよね。蹄鉄は小さくて軽いとはいえ、それなりに質量があるから当たれば痛い。人間の顔に当たれば青アザくらいでは済まない気がします。馬の顔面直撃なら痛さに戦意喪失、なんて事もありそう。
 レースを見ていて、変に動いて避けている騎手の姿が見えたら、この時みたいに飛んでくる蹄鉄を避けたのかもしれません・・・。
 あ、“馬上でマトリックスのように蹄鉄を避ける騎手”を想像してしまった。すごいかも。



 レースの写真を撮っていると「落鉄したまま走っている馬」は時々見かけますが、「落鉄した蹄鉄が宙を舞っている」写真はさすがに珍しいかなと思いネタにしてみました。
 ちなみにこのレースは4月29日の6R、画面に映っているのはエフェクト・タマガッツ・タマノジャガー。画面右手の見えないところにはタケデンハヤカゼとマイオウギがいます。
 蹄鉄の形からしてエフェクト以外のどれか、なんですが、タケデンハヤカゼは馬群を離して逃げていましたから、位置的にマイオウギの物の可能性が大きいのでは、と想像しています。



 満開の桜ってのは、ものすごくエネルギーを感じませんか?なんというか、エネルギーが爆発しているような、沸き立つような。
 それでもって本当に艶めかしい。なんだか怪しい生物が手をこまねいているような雰囲気すら感じます。
 『桜の木の下には死体が埋まっている』と書いたのは泉鏡花でしたか。本当にそうなのかも、と思うくらい、満開の桜の花は妖艶です。そんなシーズンも駆け足で去っていきますな。もう少し留まっていてほしい・・・。