みちのくレースのおたのしみ

岩手競馬にまつわるあれこれ。とか。

アテスト頑張った!!

2005年12月23日 | 岩手競馬
 (本文書きました)

 全日本2歳優駿、アテスト頑張りましたね。単勝では6番人気でしたが、レースの内容は本命級の、良いレースをしてくれました。

 レース後、すぐ帰るという小林俊彦騎手をつかまえてちらりとお話を聞きましたが、4コーナーで前が開くのがもう少し早ければ、もっと際どい勝負になっていただろう、とのこと。そういわれるとちょっと悔しい気にもなりますが、まあ仕方がないですね。相手はG3を勝っているし、牝馬らしい水際だった末脚の切れを持つ馬ですから。
 いずれ勝ち馬・3着馬はG3勝ちという実績を持つ馬。そういう馬を相手に、G1の舞台で互角の戦いをしてくれたのですから、やはりアテストよくやった、と言わなくてはならないでしょう。

 レース内容も、決してマグレとか恵まれてのものではないですものね。スタート後一瞬だけ折り合いを欠きそうになったけど、あとは中団でしっかり折り合いをつけて、周りが盛んに出入りしても慌てず騒がず。その流れを上がり3ハロン39秒4の末脚に繋げて、自力で2着を掴み取りました。
 地元戦だとスピードの違いで前に行ってしまうので、小林騎手も常々揉まれる経験をさせたいと言ってはいたのですが、なかなかこういうレースができませんでした。それをG1できっちりこなしたのだから立派です。
 レース後、櫻田浩三調教師が「周りの流れが速い方が持ち味が出るタイプかも」とおっしゃっていましたが、確かにそうなのかもしれませんね。

 この結果でがぜん、来年のアテストが楽しみになりました。噂されていた中央入りの話もこれで無くなって、来年も岩手で走ってくれるのではと思います。
 もう一つ、アテストの好走によってダンディキングのこれからにも非常に興味が湧きます。どちらも次走は金杯。どんな戦いをしてくれるでしょうか。 



 こぼれ話。

★勝ったグレイスティアラの田中勝春騎手、モエレを交わしきったところで勝利を確信したか(ゴール前の写真を見るとこの辺から表情が緩んできている)、ゴールすると同時にガッツポーズ。しかし、楽勝!と思っていたら内にアテストが、それも馬体が並びそうな所にいて驚いた模様。

★3着のモエレソーブラッズは、このレース後にJRA・小島太厩舎に移籍の予定。川崎から美浦に直接移動という様な話で、調教師も観戦に訪れていたが・・・。

★ブルーカントリーの騎手が的場騎手から内田博騎手に変更になりましたが、これは当日6レースで的場騎手が負傷したためでした。
 なんでも、競走中止して、馬を止めて鞍を外そうとしたら馬が暴れて、足を踏まれてしまったとか。びっこを引きつつ帰ってきた的場騎手、「今日はもうダメだぁ。でも明日からは乗る!」と言ってましたが、実際その通り騎乗。50をまぢかにしてなんて頑丈な・・・。