岩見太市の老いを活きる語録集

 豊かな高齢社会を創造するNPO法人「シーズネット」の活動を日記風に紹介。2010年がんを発病し、その闘病も紹介。

腸の異常、3つの前兆

2009年12月18日 | Weblog
 今日は24日の手術に備えて大腸検査を行いました。
 やっと絶食から解放されてホッとしているところです。

 今回の病気のことで今まで自覚症状はない、と言ってきましたが、今年の手帳をめくっていて3つの前兆があることに気づきました。
 最初に手帳の片隅に「腹痛」という文字が書かていたのが今年の7月1日でした。

 その後時折へそ周辺の夜間の腹痛が時折発生し、便秘が続いたこともあってシーズネット事務所近くの大黒胃腸科に受診したのが10月5日でした。

 それらの流れを追うと、腸に異常があるのに次の3点がポイントにあったことがわかりました。
 ①特に夜間のへそ周辺の断続的な腹痛
 ②3日以上の便秘で、しかも便が固い。
 ③ガスがたまりやすい(放屁)
 以上の3点に心当りのある方は胃腸科での検査を勧めます。
 ぼくのようにならないためにも・・・。

24日に手術が決まりました

2009年12月17日 | Weblog
 人間には予期せぬ出来事が人生の中で何回か起ることはありますが、それにどう対応するかで、その人の価値が決まってくるように思います。

 本来なら内視鏡で早期胃がんを切除して退院の予定が、大腸に新たなガン細胞が見つかり諸検査を受けていましたが、12月24日に摘出手術をすることに決まりました。
 そのため21日に現在の421号の内科病棟から外科病棟にうつることになりました。

 順調にいけば入院期間は2週間とのことですので、年末年始は病院で迎えることになりそうです。
 どんな年末年始になるのでしようか・・・?
 1/7が退院予定日ですが、しばらくは安静、静養必要とのことですので、仕事は休ませて頂きますが、リハビリの状況で徐々に復帰したいと思います。

 この体験を活かして、さらに成長したいと念願しています。
 年度内の予定は現在キャンセルの連絡をさせて頂いています。
 ただただ、お詫びするばかりです。
 本当に申し訳ありません。

 今日は外出許可を頂いて、仕事の処理をしています。
 17時には入院先の北海道消化器科病院に戻る予定です。



入院が延長になりました

2009年12月15日 | Weblog
 早期胃がんの粘膜も大腸のポリープも内視鏡での切除がうまくゆき、明日は退院と喜んでいたところ、大腸検査で新たな大腸がんが発見され、しかも進行性がんであることがわかりました。

 そのため急きょ主治医の先生と相談した結果、早期の手術が必要とのことで、現在そのための検査を進めています。

 一時はショック状態でしたが、今は治療優先で現状を受け入れつつありますが、年末年始は病院で過ごすことになりそうです。

 そのため年明けに予定していた会議や講演、研修などの講師やシンポジストをキャンセルせざるを得なくなり、担当者から連絡を差し上げると思いますが、ご容赦下さい。

 手術日などが決まれば改めてお知らせします。
 ご迷惑をおわびするばかりです。

 なお、入院先は札幌市東区の北海道消化器科病院、421号室です。

入院途中経過

2009年12月12日 | Weblog
 9日に消化器科病病院に入院して4日目になりますが、入院治療が休息期間ではないことははっきりしてきました。本を読んでも全く集中できません。

・10日の内視鏡による胃粘膜切除手術は成功したようで、翌日の胃カメラでも出血はみられませんでした。2時間の手術は成功裏に終わりました。
 ぼく自身は睡眠薬で何もわかりませんでしたが・・・。

・ただ、その前後2日間は絶食、手術前後は尿には管が入り、ストックをはくことになりました。
 苦痛の2日間でした。

・今日は点滴のみで落ち着いた1日てすが、明日からは再び7日に行う大腸ポリープの切除のための検査食になります。

・食事らしい食事のない1週間になりそうです。
 お寿司が食べたい!

ゆったりした時間

2009年12月09日 | Weblog
 病室の窓外に広がる青空を見ていると師走の雰囲気はありません。
 ペットに横たわっているとゆったりと時間が流れていきます。

 しかし本を読んでいても集中できません。どこか上の空のような・・・。
 明日のことが頭を過るからでしょうか?
 
 手術のあとは2日間点滴のみ、とか・・・。
 しばらくブログもお休みかも・・・。

  

入院準備

2009年12月08日 | Weblog
 自分の人生で過去の入院経験と言えば上田市に住んでいた頃の腰痛が原因で数か月、札幌に来てからは眼科で目に穴が開いているのが見つかって網膜剥離になる可能性があると言われ、1週間ほど入院した経験がありますが、内科系では始めてです。

 数冊の本、携帯ラジオ、そしてネットブックなど入院必需品の他に時間を有効に使うための準備も整えましたが、正直経験が殆どないため戸惑い気味なのが本音です。

 日中シーズネットの事務所に顔出しをしましたが、一応溜まっている仕事は処理をしましたので、心おきなく病院に迎えそうです。

 明日以降のイベントについてキャンセルさせて頂いた機関には申し訳なく思いますが・・・。
 ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。

東川町に行ってきました

2009年12月07日 | Weblog
 入院前の最後の講演で、多分年内最後の講演となる東川町社会福祉協議会主催の生活・介護支援サポーター養成講座の講師として旭川市に隣接する東川町を往復して来ました。

 ひとり暮らしの方々のコミュニケーション、見守り、声かけなどを担うサポーターづくりが国の事業としてスタートしていますが、東川町もそのモデル地域として選定され、取り組んでおられます。
 今日は地域住民だけではなく地元の専門学校の学生たちも交えて70名程度の参加者になりました。

 これからの地域づくりの基本になる活動だけに、地域福祉を担う社会福祉協議会として是非成功して頂きたいものです。



入院の保証人

2009年12月06日 | Weblog
 ボツボツ入院の準備をしなくちゃ、と思いながら病院の案内書を見ていて、保証人のことで困りました。

 連帯保証人がひとり必要になりますが、同居世帯以外の独立して生計を営んでいる人が要件になっています。
 どこの病院もそのようですが・・・。
 ぼくは北海道に親戚はひとりもいませんので考えた末、京都の弟に電話をして依頼しましたが、もし身寄りがなかったり、家族がいても外国その他遠くに行っておられたり、また親戚などがおられても頼める状況になかったら、この保証人をどう確保されるのか、気になりました。

 シーズネットの中でもひとり暮らしの方が入院される場合、保証人をどうするか、という課題が時々出てきます。

 人間関係だけでは難しいかも知れませんが、後見人制度のような仕組みではなく、もっと簡易な方法が工夫できないものでしょうか。

目標を持った人間の強み

2009年12月05日 | Weblog
 北広島市芸術文化ホールで開催された「北広島市活性化シンポジウム」にシンポジストのひとりとして参加して来ました。

 その前段でプロスキーヤーの三浦雄一郎氏の講演を聴く機会に恵まれました。昨年75歳で二度目のエベレスト登頂に成功した方ですが、今度は80歳で挑戦したいとの強い意欲を持たれており、そのすさまじいばかりの意欲的な生き方に深い感銘を受けました。

 65歳の時に70歳でエベレスト登頂を目指したときは札幌市郊外の藻岩山さえ登れなかったとのこと・・・。
 高齢社会における老後を豊かに生きる大きなヒントを頂いた気がします。

 シンポジストが終わった後北広島市在住のシーズネットの会員さん4名がぼくを待って下さり、電車を待つ短い時間でしたがコーヒーを飲みながら歓談することができました。
 嬉しい一時でした。

札幌市内で一番高齢化率が高い地区

2009年12月05日 | Weblog
 昨日午後札幌市厚別区にある青葉地区で開催された「青葉会館40年ありがとう企画・楽しく学ぶ青葉福まち講座」に招かれて行ってきました。

 丁度我が国が高度経済成長期に入り、地方では石炭の廃止閉山が相次いで札幌市の人口が急増した昭和40年代前半は、この青葉地区は活発な地域だったようです。
 そして現在高齢化率は35%と高齢社会におけるモデル地域となって、どう再生するかが問われています。

 地域福祉を基本にして地域住民同士の連帯感を高めることの大切さをゴミの有料化を契機にして一部高齢世帯で起こっている「家の中にゴミを溜めはじめている」という課題を寸劇で提起し、みんなで考える研修会でした。

 120名と予定の倍近い地域の人々が集まり、活気のある、前向きな研修会でした。