
来年のロンドン五輪出場を目指すU-22日本代表が今月末にウズベキスタンに遠征すると発表した。強化試合として26、29日にU-22同国代表と対戦する。当初は29日に日本で試合を行う予定だったが、ウズベキスタン側が東日本大震災の影響などを理由に来日に難色を示したため、急きょアウェーで戦うことになった。
試合日程等は以下のとおりです。
3月26日(土)16:00キックオフ 「パフタコール」スタジアム
3月29日(火)15:00キックオフ 「JAR」スタジアム
いずれも入場自由、入場無料です。



避難所からの声
昨日、死亡届を出しました。役場からは火葬場が満杯なので土葬しますと言われました。葬儀も戒名も無しで病気の家畜の様にみんなまとめて埋められるのだけはいやでした。いろいろ捜して山側の柴田町で24日に火葬出来ることになりました。ぎりぎり間に合いました。
おじじはバスの助手席にシートベルトを締めて乗っていたので直ぐに見つかりましたが、他の人はバスから投げ出された為に未だ見つかっていないそうです。
昨日、死亡届を出しました。役場からは火葬場が満杯なので土葬しますと言われました。葬儀も戒名も無しで病気の家畜の様にみんなまとめて埋められるのだけはいやでした。いろいろ捜して山側の柴田町で24日に火葬出来ることになりました。ぎりぎり間に合いました。
おじじはバスの助手席にシートベルトを締めて乗っていたので直ぐに見つかりましたが、他の人はバスから投げ出された為に未だ見つかっていないそうです。

その後最初のゲレンデを2度ほど滑った。ゲレンデにはもうN井さんもK谷さんもいなかった。みんなを待たせると悪いのでレンタル料金の15,000スムを払ってカフェに戻った。(5,000スム/h)
防寒用に下半身にラップを巻いたTかさ君。皮膚呼吸出来ないのにあれだけ受け身をしたら、足はびしょびしょだろう

カフェでしばし恐怖の体験を語り合った後にスキー場を後にした。
最後に全員で記念撮影

90分でタシケントに着いたが、そのままN井宅に直行し、夕食会が始まった。
怖い思いもしたが、楽しいスキーツアーだった。何よりも1人の怪我人もなく無事に戻れたことが良かった。そして本来の自然の中でするスキーがどういうものかが分かった気がした。
地球の歩き方では『いっしょにスキーはいかが?』とチムガンでのスキーを気軽に紹介しているが、恐らく投稿者はここで滑ったことが無いのだろう。
私ならこのように紹介する。
『命知らずの猛者は山頂から滑走
するがいい。一般人は乗馬
やそりを楽しもう。特にダブルリフトがある方は、ゲレンデではなく、山頂からの景色を楽しむ山頂展望台
ですよ
』





完

歩いて少し傾斜が緩くなるところまで行けば何とかなりそうだ。そこで、みんなでスキー
やボード
を担いで歩きだした。しかし、雪が深すぎで膝上まで雪に埋もれて上手く歩けない。結局、直ぐにスキーを履くことにした。


雪はパウダースノーだがかなり深い。スキー板
を履いていても沈んでいく。傾斜も急だ。狭いところも多い。ターンをしないと崖の下に落ちてしまう。

幸い天気
は良くなって視界は良好なので、前後の仲間の様子を気にしながらゆっくりと滑降していった。

頂上からの景色
意外だったのは看護師のF井隊員。先頭を切ってスノボ
ですいすい降りていく。一方、柔道隊員のTかさ君は最後尾で得意の受け身を何度も繰り返していた。

私は転倒しないように気をつけながらゆっくりとF井隊員の後をつけていった。が、急斜面でスキー板がついに雪に埋まってしまい板が外れてしまった。まずい
板を取りに少し歩いたが、腰まで雪に埋もれてしまう。こんなところではスキー板など装着出来ない。幸い数十メートル先に傾斜が緩くなるところがあったので、そこまで歩くことにした。

ふと、N井さんの顔
が浮かんだ。N井さんもこんな状態だったのだろう。

数十メートルだったが、必死の思いで歩き、なんとかスキー板を装着して再び滑降開始。
途中、何度も後続を待ちながらも転倒しないように気をつけながらゆっくりと降りて行った。気を抜けるところなど全くない。そして気が付いたら傾斜の緩いゲレンデの下までたどり着いていた。氷点下なのに体が熱い。いや、汗だくだ
。

F野隊員やY永隊員も降りてきた。だいぶ遅れてTかさ君の姿も見えてきた。
悪戦苦闘したが、全員無事に降りることが出来た。F野隊員はもう一度滑りたそうだったがとんでもない
。次に無事に戻れる保障はない。

みんなで歩いて隣のゲレンデに戻った。
続く。

スキー
を履いて必死に隣のゲレンデを目指してあぜ道を歩いた。もう少しでたどり着くところで携帯
が鳴った。N井さんだった。良く覚えていないが次の様な会話だったと思う。


N井さん 『転んで、板が外れて、歩いて板を取りに行ったけど、雪が深くて歩けなくなった。助けてー
』

私 『(助けに行きたい気持ちはあるけど)実は今隣のゲレンデに向かっていて直ぐには助けに行けないんですよ。ゲレンデの上まで行っちゃったんですか?仮に助けに行っても同じように歩けなくなるだけですよ。たぶん。なんとか自力で頑張ってください。どうしても駄目な場合は、(そり遊びをしている)Kおりさんに電話して、スノーモービルでの救助を依頼してください。 』
N井さん 『.....
。 分かりました ...。 なんとか...します......。(しょんぼり)... 』

雪に埋まったN井さんの光景が浮かんで気の毒に思った。さっきまで同じところを滑っていたので状況は想像できた。難しい方のあぜ道を選んでしまったのだろう。可哀そうだが、今の状況ではどうすることも出来ない。でも、様子を見に行こうかな...等と考えていたところ、前を歩いていたK谷さんが下り坂のところでこけた。そして、立ち上がろうとしてもがいているが、なかなか立ち上がれない。雪が深く柔らかいので踏ん張れないのだろう。未だ立ち上がれない。未だ。未だ。
やっと立ち上がった

すると今度はF野さんがこけた。そしてなかなか立ち上がられない。
私は用心深く坂道を滑り降り、こけることもなく無事に隣のゲレンデに着いた。
結局、転んで立ち上がるのに体力を使い果たしたK谷さんはここでリタイアし、命知らずの5人がリフトで山頂まで行くことになった。
4,000スムを支払いリフトに乗った。こちらのダブルリフトは速度は遅いが座れるので楽だ。景色も良くなってきた。
ふとゲレンデを覗いたがスキーをしている人はいない。リフトに乗っている人はいるのにおかしいナー
、と思っていたら、下りのリフトに乗ってたくさんの人が降りてくる。どうやら、ほとんどの人は山頂の景色を楽しむためにリフトに乗っている様だ。

上から見るゲレンデ?には数本のスキーの跡はあるが、ほとんど新雪状態で踏み固められたところもない。少し不安になったが、もう後戻りできない。
チャレンジャーの5人。山頂付近にて。
リフトを降り、暫くは展望台からの景色を楽しんだ。そして、いよいよスキーとスノボで滑走だ。しかし、上の写真の展望台から下は崖の様になっており、三浦雄一郎(プロスキーヤー)でもためらう様な、危険な斜面だ。
試練が始まった。
次回に続く。

引率してくれたJICAのOディールさんによるとゲレンデの上の方は傾斜が急な上に狭く、かなり難しいとのこと。そこでリフトの中間地点でリフトから手を離し傾斜の緩いゲレンデを滑った。が、傾斜が緩すぎる。そり遊びをするには丁度良いかもしれないが、スキーで滑るには物足りない。2度ほど滑ったが物足りなすぎるので上まで行くことにした。途中で降りても、上まで行っても2000スムなのだし。
スキー&スノボチームの面々
リフトの中間地点から急に傾斜がきつくなる。そしてリフトを握る手もきつくなる。疲労が限界に達したころに終点に着いた。
リフトの終点でのスナップ。一緒に滑ったY永隊員とF野隊員。2人ともチャレンジャーだ
リフトを降りてあたりを見回したが、ゲレンデらしきものは無い。新雪に細いあぜ道の様にスキーの跡が残っているだけだ。あぜ道以外のところは崖に落ちる危険があり滑ることが出来ない。
どのルートで降りるか迷ったが、一番太い(といっても1mくらい)あぜ道を選んだ。
狭すぎてターンなど出来ないので、ボーゲンでブレーキをかけながらあぜ道を下って行った。スピードを出し過ぎると曲がれなくなり、崖や雪の壁に突っ込んでしまう。最初は先がどうなっているか分からず怖々だったが、慣れてくると楽しい。中間の緩いゲレンデまでたどり着いた時にはプチ達成感で気持ちが良かった。
その後、もう一度滑ったところで、隣のゲレンデが気になってきた。
隣のゲレンデはリフトも座るタイプだし、より頂上付近まで登ることが出来る。景色もよさそうだ。他の面々も同じことを考えている様だ。
善は急げでスノボチームはスノーモービルで、スキーチームは歩いて隣のゲレンデに移動した。試練が待っているとも知らず...
次回に続く。

ボランティア仲間とソ連時代に保養地だったチムガンに行った。
タシケントから車で北東に約2時間で一面銀世界
のチムガンのスキー場に着いた。
タシケントから車で北東に約2時間で一面銀世界

馬
やバギー、スノーモービルに乗ることも出来る。

普段着のままで来たが、さすがに寒いのでこの売店で手袋を買った。
写真がリフト。ワイヤーの先に逆T字の棒が着いており、それを股に挟むか腕で抱えて引っ張ってもらうタイプ。
私はうまく股に挟むことが出来なかったので、水上スキーの様に両手で棒をつかんで引っ張ってもらった。疲れて途中で手を離してしまうと、ワイヤーは上に巻き上げられていき、2度とつかむことは出来ない。
このあと予想もしなかった試練が待っていたが、続きは今度。
ウズベクのスキーはなめたらあかん
