愛犬ムクとコロ

ムクは、蒸かしたサツマイモが好物だった。
コロは、早朝散歩を楽しんでいた。
その早朝散歩で元気をもらってきた私。

H29年「良寛さんと仙桂さん」

2017年08月17日 | よもやま話





 良寛さんの史跡訪ねてきました。


 出雲崎の良寛記念館を見学、
 ここでは、
 良寛さんの簡単な生い立ちなどを
 見ることが出来た。






 記念館の展望台から見る景観は
 素晴らしい。

 日本海と佐渡ヶ島、それに弥彦山、
 遠くに能登半島が望め、
 新潟景勝100選にも選ばれています。










 良寛さん生誕の地、
 生家・橘屋(出雲崎の名主)跡に建つ
 良寛堂。












 良寛さんが生活していた五合庵。











 
 漢詩 〔仙桂和尚〕

 「仙桂和尚真道者     
 黙作言朴客        
 三十年在国仙会     
 不参禅不読経      
 不道宗文一句      
 作園菜供養大衆      
 当我見之不見      
 遇之不遇         
 吁呼今倣之不可得   
 仙桂和尚者真道者」


 漢詩は、
 読み慣れてないと読みずらいですね。



 (詩の口語訳を見ると)

 「仙桂和尚は
 真に仏道を修行した人である。

 顔かたちは古風で 
 言葉は飾り気のない人であった。

 三十年間、国仙和尚の寺にいたが、
 坐禅をもせず、 お経も読まない、
 また宗門の教えの一句すら口にせず、
 ただ 畑で野菜を作り、
 他の修行衆に食べさせるだけだった。

 当時、自分はこの仙桂和尚を見ながら、
 その心を理解することが 
 できなかった。

 会っていながら、
 その心に会っていなかった。

 あぁ 今 見習おうとしても 
 できないことである。

 本当に仙桂和尚は
 真に仏道を得た人であった。」

 と言う詩です。



 良寛さんが 五合庵に来て、
 禅宗・円通寺、国仙和尚のもとで
 一緒に修行した「仙桂和尚」を
 思い出して作った詩です。



 良寛さんは、
 備中玉島(岡山県倉敷市) 
 禅宗・円通寺
 国仙和尚の29番目の弟子。

 仙桂和尚が、26番目の弟子だから
 良寛さんは、
 仙桂和尚の弟弟子になる。

 円通寺で修行していた頃の良寛さんは、
 仙桂和尚のことを、
 変わり者と思っていたようだ。

 仙桂和尚は、修行僧の身で、
 座禅に精進しない、
 お経を読まない、
 宗文の一句も口にしない、
 ひたすら、野菜ばかり作っている。

 このような、
 仙桂和尚の修行を
 理解できなかったようです。

 この詩から 親しみある 
 「人間良寛」を感じ、

 この詩は、
 私の心に残っている詩の一つです。

 いままでの 私の人生にあわせてみると、

 私にも、
 昔の仕事仲間や知人に
 
 私の仙桂さんが、
 いたんではないかと思う ‥‥ 。















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