初めて網揚げ船に乗せてもらった
ベタ凪、波を切り空気を切って走る船、遮るものは何もない
途中、渡船帰りの長幸丸と行き違う
着いた現場は立島沖、近くの仏崎沖では定置網の型入れ作業する船が塊のように見えた
じゃまにならず安全と思える場所に陣どって、空気を震わせて回る揚網機をじっと見る
昨夕判断は的中か..ワクワク感で揚がってくる網を見守る
目的の獲物はメバル、来るか?..来い!
海中から巻き揚げられる網、スル々と揚がってきた魚.は..メバル、子鯛、アイナメ、カワハギ....
凪いでいたら海は最高だね、果てしない広がりこの開放感、地面にいては味わえないこの感覚
少しだけど沖岩で釣りする人の心象が見えた気がした
乗せてくれたS丸に感謝でした
今年二人目の居候さんが一週間の滞在予定でやってきた
早速、我が家のドタバタ空騒ぎにおつきあい
結婚披露宴出席のワクワクで前日からアドレナリン出っ放しのおんちゃ
13日、五時前から起きだしてばばに声をかけ
眠たいばばの不機嫌パンチをくらって、ウロウロサワサワ時間待ち..........
起きてきたみんなに手伝ってもらってお着替え
居候さんにネクタイを結んでもらい、その横でお針子ばばが長い袖をを詰める
おんちゃは立ち山から来たのか、されるがままにたちんぼう
ハンカチ、お祝い持って「いってくるよ」とおんちゃ....
出て行くおんちゃをばばが追っかける「おんちゃ頭が寒いから帽子被っていけ」....
二階で騒ぎを聞いていたゲストさん「魚釣りの帽子じゃホテルに入れないよ」...
おんちゃのお出かけをみんなで応援空騒ぎ、それは々賑やかで大笑いの朝でした
最終便で帰ってきたおんちゃ開口一番
花嫁先導の大役を果たしたと,てれながらも嬉しそうに話した
それは予期せぬサプライズだったらしい
コチコチに緊張しながら花嫁さんの腕をとって歩いたおんちゃ
それはそれは至福の時だったと思う
心優しい花嫁は村の保健師さん、新婦の友人としておんちゃを招待してくれた
その広き心に乾杯!
居候さんはばばの畑でジャガイモの土寄せの手伝い、仮払い機での草刈
町育ちの彼、今までした事など無かったのだろうが
若いって素晴らしい、なんでも苦もなくこなしてしまう
今日は久しぶりに網を入れた、明日の朝は網にかかった魚外しをする予定
......できるかしら、本人は楽しみにしているが.....
五月二日は粟島開きの初日
平日の事もありお客様は200名ほど
粟島ソングに合わせて可愛くはねるちびっ子ダンス
それに続く小中総勢11名の子供達が踊る島っ子ソウラン
たんすの隅で眠っていた大漁旗を親達がハッピに仕立て
大漁旗をまとった子達が力強く網を引く島っ子ソウラン
今年初はご当地ユルキャラ鯛の島から鯛坊君
信州のタイガーマスクとカシャっと一枚
5月2日に通い続けて5年、セレモニーで当った魚は三回
確立は3/5、初日はお客さんが少ないせいか当りやすい?...5月2日はねらい目かも
今年も当っちゃいました、三回目の当りは桜色の真鯛...
2k~5kの真鯛、大ぶり、
なんと12kのタコまで登場
このタコが当ったお客さんに少し同情
こんな大きなタコでは持て余すのでは...どうやって茹でるんだろう、
あのタコ足を切り分けるのは一苦労だ...他人事ながら心配してしまった
屋台のお勧めは..山椒味噌おにぎりとワカメ入り島ジャガコロッケ...これは美味しい
桶の中の水.....のような海
今朝の浜はブリが大漁だった
釜谷荷捌き所では一回で運びきれず2回に分けて運んでいた
ここ数日はおかずがブリ、脂が足りないブリを美味しく食べるには.....
知人から頂いた潮麹に漬け込んだブリカマは旨みが出てとても美味しかった
醗酵させて美味しくさせる作戦はいいかもしれない
浜では磯魚真鯛等...種類多くあがっている
日没間際、岩から戻ってきた釣り人
汗ばむ一日だっったが、水温はまだ低くそう、13度くらい
釣果は如何に..?
とろりとした海面を染め上げる見事な夕陽、
明日の早朝渡船の相談だろうか、夕陽の中わかるのはシルエットだけ...
ここ二日ほどで山桜はしっかり目が覚めたようです
山菜も何もかもがいっせいにスイッチが入ったような按配の島の海山
今が見ごろ食べごろ歩き時です
釜夜地区のお祭りで始まった三連休
八日の夜宮は裏山急傾斜の石段を揺らぐ竹灯篭に誘われ
闇夜に吸い込まれるように結界を越えて、黒い影となって地区の老若男女が登って行く
登りきった一点、雑木林を背に橙の光に浮かび上がる神社、....
釜谷大祭は神楽が中心、九日本祭りには面を被った神主が舞をまう
地区の人はそれを「面を舞う」という
舞が佳境に入ると腹から押し出すような大声でいっせいに囃し立てる
腹からの大声は氏神さまに伝わったのかもしれない
春山散策からジャガイモ堀アゴダシ作り磯遊びと粟島大好きのぷくさん三人娘
磯遊びに山畑にと大忙し
長女のMさんは山の畑でばばのお手伝い
ばばの畑はしっかりと秋模様、小豆に大豆が葉っぱを落として収穫されるのを待っている
ばばがやり掛けてた小豆の鞘もぎをしっかりと片付けてくれ、ばばは大喜び
次女と三女は早朝にはアオリイカ釣、昼は蛸捕り
同調20cmの大型アオリを釣あげ、あまりのドキドキ大興奮にしばし休息
......朝食が遅くなってしまった
三連休の恒例になった、釣果を持ち寄ってのワッパ煮昼ごはん
釣果はおんちゃのアブラッコ、O谷.S丸の小ナベ....他の者は無し.
釣って嬉しい、ワッパ煮を作って楽しい、食べて幸せ、三重丸の満足なはずでした
来年は三重丸で頑張りましょう!
宇宙エレベーター?ぽっかりと空いた大きな月光リング、お月様が落ちてきそう
かぐや姫ははるか昔にお引越しをしたらしい、青白き月光が冴え々と地上に降り注ぐ
かぐやは如何に...主のいないお月様はさみしそう..
葉陰の鈴虫の音が凛とした青白き世界に染み渡る
快晴の一日、帰省中の家族と遊歩道を散歩
葛に占拠された遊歩道の山、葛は花盛り、空気まで甘い
見下ろす立島とエゾの浜は海中の石が数えられるほどの透明度
週末の天気予報は良し、磯釣りは期待がもてそう
11日の日曜日はS丸は大漁、おんちゃは努力漁だった
石鯛が良く釣れてる
12日、朝から中の来島で2.6k1.5kの真鯛を釣り上げ
タモを持たないおんちゃの釣りはどうやってあげるんだろう
今夜は涼やかな虫の音が凪の闇に渡ってゆく、あの暑さは何だったか........
お盆の最盛期に屋内で熱中症になってしまい戦線離脱のばば、熱い々と流れる汗に負けないように水ばっかし飲んでた、体の塩気が足りなくなったのが原因らしい、ばばの体調も涼しさと一緒に戻り、早速に山の畑へ白菜の種蒔きに出かけてた。
おんちゃは昨夜に真鯛1.5k一枚と今夜石鯛1k一枚を釣ってきた
昼には地元の子供達と一緒にTVの釣取材を受けていた
地区の子供達はおんちゃと遊びながら釣を素潜りを習得する
天草とったりモズクの在り処を知ったりと夏の海をおもいっきり楽しむ
そうして幾夏も過ごし、大物を釣りあげるようになって、おんちゃ学校を卒業してゆく
子供達が釣り上げた鯛を横目に、「みんな俺が教えたのにみんな俺が教えたのに.....」といじけてしまうおんちゃ.....
今年の夏は東北方面のちびっ子ちゃんが多かった、お陽さまと仲良しのちびちゃんたち、パパママはお疲れ様でした
ばばの曾孫もやってきた、海水浴に花火にと楽しい々粟島だったらしく、「帰らない、ずーとここにいる」とがんばったけど.....楽しい事には終わりがあることを知った事でしょう
ばばの七夕おはぎ
家族も少なくなり、おはぎも少なめ..のはずなのだが、今年も食べきれないほどのおはぎを作ってくれた
大家族だったときは一升も炊いた餅米、それを減らして五合まではきたが、そこからはすくなくできないばば、娘に小言を言われながらも、七夕に来られたお客さんに喜んで食べていただいた
お帰りになる方には「船のなかでたべれや」と持たせ、夕食時には「あんこの好きな人は?」とお出しし、ばばの七夕おはぎは今年もきれいになくなった
ばばのおはぎは握りこぶし大の大きさ、ショウミダ畑で育てた小豆で作った餡子に包まれたそれは二個目も手が出る美味しさです
それにしてもでかい..大谷さんは今夜の夕食はいらないだった
ばばの痩せ馬..痩せ馬に託された今年の願い
今年の七夕丸は朝4時半から始まった港内清掃「洪水で対岸の川から流された木等が島の磯一帯に流れ着いた」のあとに、地区の人が萱を持ち寄り、村人足で完成した
夕方4時過ぎ、各家の痩せ馬が色紙の衣装を着て、おこわにおはぎにパンにと食べ物をさげてもらい、七夕丸に吊るされた
七夕丸はみんなの災厄を流し、願いごとを見えない力へと届ける
15日以上雨無し、畑は雨乞い状態、..オデラ畑の夏野菜は皮を厚くして雨が来るのをじっと待っている。
朝早く、ばばはオデラ畑へかわいいトマト胡瓜ナスたちに水遣りに通う
ショウミダ畑のスイカ.メロンは青空から甘味をもらって、今年は特別に甘い...それでも日照り続きはスイカは日焼させ一部模様が消えてしまった
連日の快晴で夕陽は最後の一条の光さえ鮮明に映る....釜谷漁港から見えた夕陽
陽が落ちた後は、夜空からこぼれ落ちるような夏の星々.......
果てしない闇の中、いくせんもの星々を見つめていると、銀河の片隅、地球星の一部として瞬時を生きてる我が身を実感する......そんな感覚を体験できます。
8日以来の快晴猛暑、動くと汗ぐっしょりの日中の暑さ、それに比して夜になると裏山からおりてくる風は涼しく、今日などは窓を閉め切ってしまうほどの冷気だ、おかげで夜はぐっすりと眠れる....初秋の気候のよう
連日、おひさまにカンカンと炙られた海は早々と海遊びに最適水温、朝に出かけた街育ちの皆様、夕方には気の毒なくらいに真っ赤に焼いた手足で戻ってくる、夫々の手には潜って捕まえたタコや石鯛がさがっている....獲物は夕食の一品にしたりお持ち帰り用に冷凍したりだ、皆さん時を忘れて遊んでいる
台風の影響だろうか、そよそよそよぐ大気中に雲を染めて落ちようとしてる夕陽、分厚い絨毯のような雲