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粟島.民宿市左エ門に帰省しませんか ℡0254-55-2543

海風が吹き抜ける部屋での昼寝、ババの畑の香気豊かな野菜、釣と素潜りが大好きなオンチャが捕る魚、島の元気をお持ち帰り下さい

1月7日......粟島.釜谷獅子舞

2012年01月07日 | 節の行事

1月7日.....釜谷獅子舞

角付けの前に地区の人を集めて出舞を披露
威勢のよい太鼓で始まった2匹の獅子踊り
軽やかに打ち出される太鼓に合わせて獅子唄を唄うS丸
太鼓に合わせ神妙な表情で三角形の打ち物をならすおんちゃ
踊る2匹の獅子は保存会の若者達
獅子舞のあとに踊る「さっこいさんさがり」は後継者になってほしい中学生も踊る
となりのキヨもしなよく踊ってる..........
みんなで守り伝えてきた獅子舞は地区のシンボリックな特別なものかもしれない
同じ思いでする手作り行事が少なくなった今は特にそう思える
お金が無いよりなによりも人がいなくなるほど怖くて切ないものはない
ここの先祖となるような若者がふえてほしいものだ



やんや々の囃子を受けた保存会の面々は厄年の家から廻り始めた
地区に響くはドコドコ.........とリズミカルな太鼓の音
家の数だけお神酒を受け、廻ってるうちにみんなの酔いも最高潮
 

地区の悪魔払いを終えて、さっこい館へ戻ってきて入り舞となる
しっかりとお神酒で清めた面々はM君の唄にあわせて踊りだした
朝の出舞と違いゆるくおっとりした獅子踊り、笑いと囃子のなか地区の一年が始まった
 



今年初の真鱈味噌汁ヤリイカと寒ブリの刺身がみんなに振舞われた
鱈ヤリイカ寒ブリはどれもこれもみーんな旨かった
ヤリイカは内浦防波堤で釣れる、これからがシーズン

 

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幸せいっぱいの一年でありますように

2011年12月31日 | 節の行事

幸せいっぱいの一年でありますように

畑が生きがいのばば、子供の心を持つとってもユニークなおんちゃ
季節に添うようにいきる二人と一緒に粟島の海山畑であっそびましょ!

沖岩の鯛、磯のたこ、アオリ.......が今年の勝負を楽しみに待っております

山畑ではジャガイモ、お豆........が手助けを待っています

アゴダシ作り、炭酸まんじゅう.......ばばの保存食を一緒につくりませんか

花いっぱいの春山を美味しい物探し散策.....わくわくどきどき歩きをしましょ

今年もばばとおんちゃと時々の居候さんが一緒に楽しみお手伝いします


釜谷地区は椿の飾り


46年ぶりに島で正月を過ごすばばの息子
(彼の学生時代は旧暦正月だった)
釣り三昧のつもりが暮からの高波で未だ竿が出せない
三日までには結果がでそう.....
正月に釣に来たのは彼一人、行ける場所なら何処でもOK



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初積雪......すす払い

2011年12月16日 | 節の行事

今年初の積雪
高い山で260mあまり、麓で霙でも峠にゆけば真っ白の積雪
車道は重い雪をのせた竹トンネルがゆーら々と風に揺れてる
夜9時過ぎ、木々が風に抗う音だろうか裏山がごう々鳴り始めた、海鳴りもしてる
明日になれば弁天岩も雪化粧だろう




神棚のすす払い
今では一つ々のいわれがわからない奉納品
先祖の思いを想像しながらほこりをはらう
寛永通貨は何代前の先祖があげたんだろう
きっと大漁で大儲けした時に神様への感謝に奉納したんだろう
そして暮らしに困らないようしっかり稼げと子孫に伝えているのかもしれない
高砂のじじばばを奉納したのはどんな人だったのかしら
昔の厳しい離島生活、夫婦で力を合わせ、健やかな一生を全うできるよう願っての事だろうか
110年あまり前に家を建てた時に使ったさいづつ
山から伐り出した木で柱と梁を組むときに使った物だ、
家を建てる事がどんなに大変な事だったか、誇らしさが伝わってくるようだ

  

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12月9日...恵比寿様

2011年12月09日 | 節の行事


11月末からの湯治から帰ったばばとおんちゃ
おんちゃは自分で買った竿と餌で上機嫌
荷物を玄関に放って防波堤へ出かけたが釣れたのはメジナばっかし
翌日も早くに起きて防波堤へ、釣れたのはショッカケ一尾
この頃のおんちゃの釣り相手は一羽のワシカモメ
釣りをする一人と油断ならぬ一羽の
絶妙な距離
そ知らぬ体で間合いをつめながらスルリと大事な餌をかっさらい、さっと遠のく
数秒の間でおんちゃが叫ぶ、「ワシカモメのばかやろう、俺の餌をもってくな!」....
一人でも賑やかなおんちゃの防波堤釣りだ


12月は行事がめじろおし
9日は恵比寿様、沸かした海水で一年の汚れをおとし
お頭つきの魚を飾り、一年の漁と安全に感謝し、来る年の大漁を祈念する
 

ばばが大事に洗うのは、曽祖父の代に延縄漁で大漁をした船の木片と、鮫縄の針にかかった大きな貝だ
船外機も無い時代、腕のいい漁師だった曾じいちゃんは岩船のおなごしょが見える沖あいまで櫓をこいで漁をした、ひと夏で1500貫目の大漁をしたそうだ

 

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1月の行事......歳祝い..オンチャが主役

2011年01月18日 | 節の行事

 雪の中の獅子舞........おんちゃは歳男...おれが主役だ!   

1月10日、今日はおれが主役と朝早くから張り切るオンチャ
オンチャは歳男、前夜から獅子を迎える座敷の確認をしたりして其のたびに「明日は俺が主役」と何度も々.......、そのうちにばばから「やかましいの」一言
おんちゃも釜谷獅子舞保存会の仲間、当日のおんゃは「次は・・・」と伝える先告げの役目、今年は主役のおんちゃは座敷に座って獅子舞隊を迎え待つ
太鼓と一緒にやってきた獅子舞二頭、神妙に正座してお迎えするオンチャ、景気の良い太鼓にのって、荒々しく舞い踊る獅子、獅子舞の後は面白おかしく囃子をいれながらサッコイ男踊りを賑やかに。

    

オンチャは頭ごと食べられそう、大きな獅子ぱっくんとオンチャの厄を食べてしまった。
主役のおんちゃはみんなにお神酒をついでまわる、みんなはこのつぎは88歳の米寿でおんちゃに注いでもらいたいものとからかう...........
オンチャはとってもユニークだ、彼の人への評価はいたって簡単、意地悪かどうか、そして人を語るときは良い人悪い人の二語だけ。
 
1月17日....小正月....祝いのお品配り

歳祝い..「還暦、.じじになった祝い.」.......嬉しいものだろうか?
オンチャは、お祝いのお品を親戚知人に配り、お祝いの言葉を受け、とっても嬉しそうそうだった
祝ってもらえる喜びを自分の記念日を十分に楽しんでいた。

それにしても還暦って嬉しいものなんだろうか ...できる事なら先送りにし続けたいものだが.....

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謹賀新年.......初詣....八幡様

2011年01月01日 | 節の行事

あけましておめでとうございます
今年も宜しくお願いいたします

初詣は地区の守り神.塩釜六所神社を詣でて、最南端の八幡崎に建つ八幡神社までの一時間余
............ウォーキングをかねて10時に出発、今のところ風の音がしない、磯歩きもしてみよう、運が良ければ美味しい拾い物があるかもしれない。


塩釜六所神社..地区の守り神....地区の人は7日まで毎朝おまいりに通う
     


最南端の八幡岬に繋がる木道を登りきると小さな八幡様の祠がある、先に出かけたS丸達が三畳ほどの祠でお神酒を酌み交わしてた。
おんちゃは刺し網大漁と磯釣大漁を祈願してた。今年がおんちゃの当り年でありますように........
お願いします八幡様......。
   


数え90歳の亀やのばばが登ってきた、このおばばには驚かされる元気な島のばばでも家から歩いて八幡様までやってくるばばはいない、若いもんを助さん格さんよろしく従えてやって来たばばに、おんちゃが一言.....「黄門様おめでとう」
元旦の朝、八幡様への往復路で交わされる新年の挨拶、釜谷地区の一年の始まりだ
 

カムラの磯に下りたおんちゃとキタアカリとM君、タルイカを探すが既に拾われて、あったのは岩を汚した墨の跡だけだった。夕食時に隣からタルイカの切り身のおすそわけがあった。ひろったのは隣のあんにゃだった。
         
   

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12月は祝月

2010年12月10日 | 節の行事
12月は祝月...........ばばはお膳を作り神さまをお招きし感謝申し上げる日々

5日の恵比寿さま.......山崎の海水を汲んできて沸かした桶の中、恵比寿さま  
             御一行は一年のあかを落として、ばばのお膳につく、 
             ばばはおんちゃが釣ってきた尾頭付きの魚でもてなす

9日の大黒さま............山の畑の特別な大根、根が曲がって二股三股に分かれ
             いる大根はたぶん繁栄の象徴、その大根を供えばばの
             豊かな実りを感謝...かな

           
          

12日の山の神さま.......一生に一度だけは願いが叶うという山の神さま、ばば
              は若い頃から一年に一度お参りに出かけ、いつも同じ
                 お願いをするが、ばばになってもまだ叶わないと....
              また同じお願いをしてた...................あたりますように!

13日はすす払い

15日は水神さま..........井戸の蓋の上に供えられていた新米のご飯と蝋燭の灯
              夏、井戸に吊るされた冷ご飯スイカの冷たさ、井戸の
              神さまだと思っていた子供時代、            
              ほんの半世紀前まで生活の場のそこここに神さまはい
              た

17日は船魂さま..........港までお膳をもっていってかざしてくる、今は玄関先で

28日の餅つき................祭ってある神さまの数だけお飾り餅を作り、来る年の 
              お供えの準備をし、大晦日を待つ

命を繋いでくれる八百万の自然の神さまと一緒に在る島のばば達、ばば達が最後の一息まで島での生活が続く事を神さまにお願いしよう   
                 
           
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彼岸の中日......彼岸荒れの中ばばは地蔵堂へ

2010年03月21日 | 節の行事

                  

...........彼岸荒れのなかばばはカイモチ(ぼたもち)を持って地蔵堂へ..................
お彼岸中日の朝、カイモチ作りはばばのお仕事、起きてきたらでっかいカイモチがドーンと食卓に、ばばのカイモチはお店のぼたもちの3倍はある、一個食べたらお腹にギチっとくる............でも目が欲しがる、またまた朝からばばと二人で特大カイモチを2個づつ食べてしまった.....口直しに昨日ばばが採って来たシンノコ(笹の子)と初ワカメ、越冬してあまくなったメークインの味噌汁を.....春始めに皆が楽しみにしている味................。.
...シンノコの細く小さな身はシャキシャキの食感と濃厚なダシがたっぷりと詰っている。
                                

              

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八幡神社のお祭り............初卯

2010年03月06日 | 節の行事

初卯の定番料理.........初春の香りでいっぱい.......
三月初めの卯の日......初卯は八幡神社のお祭り、前日より初卯の準備、ばばは裏山からアサズキ、葉ワサビ、芽吹いたばかりの三つ葉、笹の葉を採ってきていた............................................................。..
アサズキは目にも沁みるようなシャッキとした香り、それをばばの味噌をつけて食べて、残りは岩海苔とイカと合わせてぬた和えに。
葉ワサビは濃いめの味噌汁を沸騰させ、火を落とし直後に洗った葉ワサビを入れ、さっとひっくり返ししっかりと蓋をしておき、冷めたら頂く、スッゴク辛くて味噌とワサビの素朴な濃いめの旨味、食感はシャキシャキ........鼻が危ない程カライ!
三つ葉はおひたしで、足し算も引き算もしないで素のままで、その香りは手にも移り隠せない、土から数センチ顔を出したばかりの柔らかいそれは無垢な初春の味かしら..........、あららら....カメラするのを忘れて食べてしまった......後の祭りでした...。

お面をつけ舞う神主、息もきれんばかりにはやす参拝者

   

 神楽は終わり、お供物のおこわ、お神酒を頂き、 しばし歓談 

 

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さいの神.........

2010年01月27日 | 節の行事

        

岩船停まりの粟島丸が朝早く到着、最近は不定期航行が多い、離れ島に住む者にとって足の確保は命に繋がる、時々の悪条件の中、船を出そうとする不断の努力にはいつも感謝.................そんな時化の合間のちょっと空が一休みをした午前に、塞の神が行われた。
1月は祈りとともに暮らしていたように思える、神様は信じる数だけいらしゃるらしい、湧き出る水、畑の土、豊漁を約束する海等々、季節の中に身をおき、自然と繋がった生活をばば達はしてきた、どうしょうも無い時ばば達は祈ってきた、自然は.自分より上として、はかりしれないものとして.............。
お正月、弥陀の正月、獅子舞、初神楽、そして塞の神、ひとつ終わる事に春が一歩々と近づく、節の行事は一区切り。凪げば明日は真鱈漁が解禁.......島は少しずつ忙しく、賑やかになる。


さいの神の炎で焼いたイカや餅を食べると一年丈夫でいられると言われている
昔は燃やすのではなく、古いお札は家の天井裏にしまい、魔よけの十二月十三月のタラの木と杉の木は神社の裏においてきた

                 

 

 

 

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