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2時間2万円、“全裸”でポーズ>元地下アイドルが極貧時代の「副業」告白。

2025年07月22日 03時05分39秒 | 女と男のこと
 
 
元地下アイドルが極貧時代の「副業」告白。2時間2万円、“全裸”でポーズ
 
miumiu(海外書き人クラブ)
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2023年01月26日

 
              
 はじめまして。「元地下アイドル」で現在は海外在住歴10年のmiumiuと申します。地下アイドルとして活動しながら副業に精を出す女性は多いですが、かつて地下アイドルとしてライブに出演しながら「ヌードモデル」をやっていた私の経験についてお伝えしたいと思います。  

「セクシー路線」の地下アイドルだった

 
 
  
※写真はイメージです
「地下アイドル」と聞くと、どんな姿を想像するだろうか。たぶん今は「地上派を中心としたテレビなどには出られないけど、ライブ活動を中心にがんばっている女の子たち」なのではないだろうか。「ライブアイドル」と言い換えてもいいかもしれない。
 
 だが、私が活動していた10年前くらいまでは黎明期でまさに玉石混淆。今の「ライブアイドル」同様、清純派かつ正統派でいつかは地上に浮上する可能性がある子たちもいれば、いかにも「地下」らしいタイプもいた。私が属していたのは後者だ。
 
CDのジャケ写。顔と名前はハートマークと黒帯で隠させてもらったが、当時はもちろん顔出しだ
 
 ライブなどのあとに手売りしていた「音楽CD」のジャケット写真は裸同然。  つまり10年前は、「セクシー路線」を売り物にする「地下アイドル」もいたのだ。私はライブなどにも出演していたが、主な仕事はイメージDVDやグラビアサイトの撮影、露出多めの衣装や水着を着てファンとの交流会や撮影会に参加……ときには女子プロレスよりもセクシー系に寄った「キャットファイト」の試合に出場することもあった。 
 
 ただし、嫌々だったわけではない。もともと地下アイドルになった動機が「大好きなサブカル業界をさらに深く知ること」だったので、それも地下アイドルの側面として楽しんでいたからだ。  とはいえ、いかんせん地上のアイドルとは稼げる額が雲泥の差。年中ひもじい思いをしていて、今日食べるご飯にも事欠く暮らしだった。  
 

「極貧生活」でヌードモデルは「おいしい仕事」

 
 そこに救いの手を差し伸べてくれたのが、成年漫画業界関係者の“元カレ”である。彼が私にくれた仕事は「成年漫画家さんたちのヌードモデルになること」だった。
 
「それは手を差し伸べたんじゃなくて地獄につきおとしたんじゃないか?」と思われる人もいるかもしれない。  
 
でも前述のように元来サブカル好きの私は「セクシー路線の地下アイドル」卒業後は「ロマンポルノやVシネ」への転向を望んでいた。ヌードモデルも「脱ぐ仕事」。場数を踏むのに良い機会だ。  
 
こうして私と元カレはヌードクロッキー会兼撮影会の共同主催者として活動することになった。
 

まるで「ツイスターゲーム」

 
  ちなみに私がヌードモデルをしていたのは「クロッキー写生会」で、「デッサン」とは少し異なる。「デッサン」は「しっかり描く」のが目的なのに対して、「クロッキー」はササッと描く「ラフスケッチ」と言っていい。成年漫画家のみなさんが実際にマンガを描く前に、「こういうポーズをすれば女性のカラダはこんなカタチになる」ことを参考として知るためのものだ。
 
 だから「クロッキー」のモデルは一つのポーズも長くて20分。最低30分は同じポーズをしていなければいけない「デッサン」よりもずっと短い。だからラク……かといえばそうでもない。 
 
 なんたって立っているだけとか椅子に座っているだけではなく、腰をひねったり胸をそらしたり。「ツイスターゲーム」の変な格好を20分続けると考えるとその大変さもおわかりいただけるだろう。 
 

2時間2万円で「撮影可」

 
 そして美術大学とか美術サークルで行われる「ヌードモデルデッサン会」との最大の違いは「撮影可」である点だ。クロッキーはデッサンよりも短いとはいえ、それなりに時間がかかる。だが成人漫画家のみなさんは一回の集まりで様々なポーズを知りたがる。で、結局撮影のほうがてっとり早いということになったのである。  
 
ちなみにこのクロッキー撮影会は1回につき2時間の開催時間で、ギャラは即金日払いで2万円。共同主催者の元カレがいくらもらっていたのか私は知らない。  
 
 この「成人漫画家向けのクロッキー会兼撮影会」とは別に、
 
「普通の絵画教室でヌードモデル」もやった。仕事をもらうには「美術モデルエージェント」というところに登録する。ギャランティーはクロッキー撮影会と同じく2時間2万円だったが、日払いではなく2ヶ月後振込なのが貧乏暮らしの地下アイドルにはつらいところだった。 
 
 だが自分で集客したりスタジオの手配などをする必要はなく、その点はラクだった。
 

どこまで脱ぐのか? 危険じゃないのか?

 
   さて「ヌードモデル」をしていると書くと、読者のみなさんもあれこれ気になることがあるだろう。その素朴な疑問にお答えしよう。 
 
 まずは「どこまで脱ぐのか?」。ヌードモデルは基本的には「全裸」の「スッポンポン」。映像でも画像でもモザイクが入る場所もモロ出しだ。 
 
 だとしたら「それって危なくないの?」と思う方々もいると思う。だが成年漫画家さんたちはプロの集団だった。短い時間でメチャクチャ真剣に描く。もはや私のことなど単純に描写する対象物としての目線しか持ち合わせていなかった。 
 
 それは一般の生徒さんたちを集めた「絵画教室」でも同じ。大真面目に鉛筆を走らせる人たちしかいなかった。それでも男性の生徒は恥ずかしがったり遠慮したりして控えめにヌードモデルを見てくるけれど、女性生徒は食い入るように凝視してくるのが意外と言えば意外かもしれない。 
 

“下積み”の人たちから密かに人気の副業

 
 相手の鼻息が荒くなってきて「もしかしたらヤバいかも」と思わされることがあったのは、むしろ地下アイドル活動中での素人相手の撮影会だった。
 
「モロ」よりも「チラリズム」のほうが興奮するのか? それとも単に対象を見る視線の違いなのかはわからない。  
 
それから「ヌードモデルとして呼ばれたのに、デッサンもせずにただ裸を眺めているだけ」といった妙なお客さんにも遭ったことはない。  
 
つまり一般的な美術関係のヌードモデルは、主催者からセクハラや「お手つき」をされる心配がまったくない安全な現場だった。だから下積み時代の劇団員や女性ミュージシャンや同人作家などのサブカル系女子には密かに人気の副業だった。 
 
 
 いくら裸になるとは言ったって「本番」どころか「性的サービス」は一切なかった。下手に夜の仕事をするよりよっぽどストレスなく過ごすことができる。もちろんそういうお店での収入と比べたら本当に微々たるものだったが。
 
 
 
 
 
 
 
              

「見られて快感」はないのか?

 
 
   逆に「見られて興奮しちゃうことはないのか?」と思われる方もいるだろうが、こればかりは一般論では答えられない。なぜなら私は普段から自宅やヌーディストビーチで普通に「くつろぐため」に脱いでいる「裸族」だからだ。むしろヌードは一番お気に入りの「普段着」なのだ。 
 
 ヌードで外出すると風邪を引いたり警察に捕まったりするから仕方なく服を着ているだけにすぎない。ヌードモデルの仕事は、外出先で合法的に服を脱いでお金をもらえるという趣味と実益の手段だった。 
 
 以上、結論としてはこうなる。「絵画ヌードモデル」の現場は、みなさんの想像に反して健全で平和だ。 
 
 <文/miumiu(海外書き人クラブ)>miumiu(海外書き人クラブ)ベトナム7年、オーストリア2年の在住歴を経て、現在はバックパッカー活動中のフリーライター。世界100ヵ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」会員
 
 
 
 
 
 
 
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