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早死リスクを高める"絶対に折ってはいけない骨">2人に1人が5年以内に亡くなる

2021年09月09日 19時00分16秒 | 医療のこと
2人に1人が5年以内に亡くなる」早死リスクを高める"絶対に折ってはいけない骨"



健康で長生きするためにはどうすればいいのか。『医者が考案した 骨粗しょう症を防ぐ 1分間骨たたき』(アスコム)を出した整形外科医の中村光伸さんは「転倒による骨折で要介護や寝たきりになる高齢者が多い。健康長寿には丈夫な骨が不可欠だ」という――。

 【図表を見る】骨量が増えるのは20歳まで。40歳からはどんどん落ちる。


 ■自覚症状がほとんどない骨粗しょう症の重大リスク 

 規則正しい生活で若い頃からサイクリングや水泳が趣味、メタボ予防にダイエットにも余念がない。そんな一見健康的に見える人でも、ある恐ろしい病気のリスクが高まっている可能性があります。 

 しかも最近は、長引く外出自粛生活でさらにリスクが高まっているうえに、自覚症状がほとんどないのが怖いところ。特に次のことに当てはまる人は注意が必要なのですが、その怖い病気とはなんでしょうか。 ---------- 

・若い頃から繰り返しダイエットをしている 
・サイクリングや水泳が趣味で、跳んだり走ったりする運動が少ない 
・通勤や移動はもっぱら車 
・デスクワーク中心で外出が少ない 
・日焼け対策で紫外線を浴びないようにしている 
・糖質制限している ----------  


その病気とは、骨がスカスカになってしまう骨粗しょう症です。 

骨粗しょう症は、ちょっとした強度にも耐えられないほど骨がもろくなる病気です。骨粗しょう症は自覚症状がほとんどなく、自分の骨がどんどんもろくなっていることを外見から判断することはできません。 

 ほとんどの人が知らないうちに症状が進行し、転倒して骨折してはじめて気づくことがよくあります。一般的には高齢者や更年期以降の女性に多いとされていますが、若い年代や男性にとっても実は他人事ではありません。 

 例えば辻学園栄養専門学校の調査では、20代女性の6人に1人が50代並みの骨密度しかなく、WHOの定義する「骨量減少者」に該当しました。 

 骨粗しょう症は自覚症状がほとんどない病気で、自分の骨がどんどんもろくなっていることを外見から判断することはできません。あなたやご両親は大丈夫でしょうか? 


 ■「カルシウムだけでは不十分」スポーツ選手でも骨が弱くなりやすい  骨が弱くなる原因の1つは、骨への刺激が少なくなること。  

このことがよくわかるのが、米ミズーリ大学のヒントン博士による調査です。20~50代の男性で、週に6時間以上ランニングする人と、自転車に乗る人とを比較したところ、骨粗しょう症予備軍とされる人の割合がランニングでは19%だったのに対して、自転車に乗る人では63%もいました。


<中略>



■「背骨は要注意」骨折しやすい“4大部位”  

からだのなかで折れやすいところは、次の4大骨折部位です。 

●背中や腰(脊椎椎体) 
●手首(橈骨遠位端) 
●腕の付け根(上腕骨近位端) 
●足の付け根(大腿骨近位部)  

特に、知らないうちに折れてしまう背中や腰、骨折すると大ごとになりやすい足の付け根は要注意です。 

 もっとも多いのが背骨の骨折。背骨の骨折がやっかいなのは、気づかないうちに折れていることです。 

 背骨は、椎骨という小さな骨が積み重なってできています。椎骨の要となるのが椎体という部分です。骨粗しょう症になると、この椎体の内部がスカスカに変質してもろくなり、からだの重みや骨同士がぶつかりあうときの衝撃で押しつぶされて変形してしまいます。 

 知らないうちにグシャっとつぶれる。これが、骨粗しょう症による「椎体圧迫骨折」です。椎体圧迫骨折を起こした人は、その後の5年間の生存率が約80%というデータがあります。約5人に1人は5年以内に亡くなってしまうということです(Tsuboi M.et al,J Bone Joint Surg Br.2007.89.461-466.)。


 ■「2人に1人が5年以内に死亡」太ももの骨折で高まる早死リスク  

背骨の次に多いのが、足の付け根、大腿骨近位部の骨折です。

 先ほど、背骨の骨折の5年生存率は約80%と紹介しましたが、大腿骨の骨折はそれよりも低く約50%。2人に1人は5年以内に亡くなるということです。

  太ももの付け根の骨折も、背骨の骨折と同じように、高齢者にとっては死に至る怪我になります。というのは、太ももの付け根を骨折すると、要介護生活につながるリスクが圧倒的に高くなるからです。 

 大腿骨を骨折すると、治るまで歩けなくなります。長期入院すれば身体機能も衰えるため、骨折部分の完治に加え、骨折前のからだに戻すには相当な時間がかかります。 

 現実的には、骨折前のからだに戻せる人は全体の50%程度といわれています。日本人の死因第1位はがんですが、より骨折が怖いのは骨折が治らず、そのまま寝たきり生活がはじまる恐れがある点にあると言えます。

  さらに寝たきりの状態が続けば、介護費用を払い続けるリスクも高くなります。たった一度の骨折が、貧困生活の入り口になるリスクも十分に考えられるのです。

以下はリンクで>

8/26/2021


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