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ケムール人>ウルトラQ 第19話「2020年の挑戦」に登場  1966年 5月8日日曜日 放映

2024年07月17日 00時05分08秒 | いろいろな出来事
『ウルトラQ』に登場するケムール人[編集] 
 
『ウルトラQ』
第19話「2020年の挑戦」に登場。 
1966年 5月8日日曜日放映
 
  • 身長:1.9 - 30メートル[10][11][12][13][2][14][5][6][15]
  • 体重:40キログラム - 1万5千トン[10][11][12][13][2][14][5][6][15]
  • 出身地:ケムール星[10][11][12][2][14][6][15][注釈 3]
2020年のケムール星から1960年代の地球を来訪した異星人。人類の未来の姿であるとも言われるが、定かではない。かつて、Xチャンネル光波で交信した内容を記録したという神田博士の著書『2020年の挑戦』によれば、医学の驚異的な発達により、内臓移植や皮膚の生成を繰り返して500歳という長寿を保てるようになったが、歳月とともに進行する肉体の衰えには勝てず、地球人の若い肉体に着目して地球を来訪したとされている。 
衰えたとはいえ、その身体は地球人を凌駕する運動能力を備えており、本気で走れば自動車ですら追いつけないほどの速度で疾走する。後述の変身能力も持つほか、頭頂部の漏斗状の器官から放出する消去エネルギー源[13][14][注釈 4]と呼ばれるゼリー状の可燃性物体を操り、触れたものを次々と消滅させ、ケムール星へと電送・誘拐する。天野と共に自家用飛行機に乗っていた物語の主人公・万城目淳も、この消去エネルギー源によって、誘拐される。その夜、電話ボックスで、電話をしていた由利子もターゲットとして狙われ、消去エネルギー源を天井から浴びせられそうになるが、宇田川警部によって、助けられる。しかし、警部が目を離したすきに、由利子は遊園地に連れ去られる。ケムール人は、変身能力で万城目に化けて由利子を油断させ、不敵な笑みを浮かべながら正体を現し、逃げる由利子を襲い始める。しかし、駆けつけた警官隊に追い詰められて宇田川警部に銃撃されると巨大化して消去エネルギー源を滴らせながら観覧車などを破壊するが、神田博士の発明品Kミニオードから発せられるXチャンネル光波を東京タワーから照射されると悶絶して倒れ、頭頂部から消去エネルギー源を自身に滴らせながら消滅する。それと同時に、誘拐されていた万城目たちも上空から降りてきた煙にまぎれる形で現れ、生還する。 
だが、消滅後に残った消去エネルギー源の水たまりはまだ人間を消去する機能を有していたため、事件解決後に不用意に水たまりに足をつけた宇田川警部は消去エネルギー源の力で消滅してしまった。 
  • スーツアクター:古谷敏[13][5] 
    • デザイナーの成田亨は、ケムール人とラゴンを演じた古谷のプロポーションに惚れ込み、ウルトラマンのデザインを着想したとされる[6][17]。
  • 脚本は、「映画『美女と液体人間』のようなもの」という円谷一からの要望をもとに、千束北男(飯島敏宏)が自身の愛好する宇宙の要素を加え、宇宙人による消失ものとなった[5][18]。消去エネルギー源の描写は、『美女と液体人間』の液体人間と同じく有機ガラスを用いて撮影された[18]。
  • 等身大時の声には1963年公開の東宝映画『マタンゴ』に登場する怪物マタンゴのものが流用されており[19]、『ウルトラマン』に登場するバルタン星人の声と同一である。数種類あるこの笑い声の音源は、ビクターエンタテインメントから発売されている効果音CDで確認できる。
  • 巨大化時の声には1955年公開の東宝映画『ゴジラの逆襲』に登場した時のゴジラ(アンギラスとの戦闘時)のものが流用されたが、『ウルトラゾーン』以降は等身大時の声に流用された。
  • 両手を大きく振り上げてジャンプするように走るという独特の走法は、飯島敏宏の演技指導によるものである[5]。パトカーの前を走る描写は、パトカーの映像にケムール人を焼きこんでいる[5]。
  • 初代ケムール人のカラー写真は現存しないため、二代目などに流用された顔部以外の体色は不明であったが、デザイン及び着ぐるみに塗装した成田亨がギザギザ模様は鮮やかなブルーだった(ペンキを成田自身が混色したと述べている)と証言したため、フィギュアなどはこの証言に基づいて塗装されている。特撮雑誌『宇宙船』vol.32(1986年10月号)では、成田自身の塗装によるフィギュアが公開された[要ページ番号]。 
    • 2012年の『総天然色ウルトラQ』でも成田が後年描いたケムール人の絵を基に藍色っぽい青に着色されている[10][6]。頭部は『ウルトラマン』の二代目にそのまま使用されていたが、デザイナーの意志の尊重と全体での統一感を持たせるため、目の色以外は異なるものとなった[10][6]。夜間シーンが多いため着色が難しく、テストが繰り返された[10]。
  • 着ぐるみの造形は頭部、グローブ、ブーツを高山良策、ボディを成田と特撮班の美術スタッフが担当した[5][6]。頭部は『ウルトラマン』に登場する二代目やゼットン星人に[20]、胴体は『快獣ブースカ』第11話の人間コング(原始人のような容姿のサーカスの怪力男)に流用されている。
  • 書籍『超人画報』(竹書房)では、アメリカのテレビドラマ『アウター・リミッツ』第1話のグレートアンドロメダ星人の影響を指摘している[21]。
  • 検討されていた第2クールのタイトル「東京大津波(パゴス対ケムール人対ガラモン)」への登場が予定されており、パゴスやガラモンと戦う予定だった[22][18]。
 
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