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天皇陛下 異例のご懸念拝察までにあった菅政権への抵抗120日

2022年08月26日 03時03分20秒 | 皇室のこと
> 実は、長官の会見の2日前、陛下は菅総理からの「内奏」を受けている。


朝敵の面

「天皇陛下は現下の新型コロナウイルス感染症の感染状況を、大変ご心配されておられます。国民の間で不安の声がある中で、ご自身が名誉総裁をお務めになるオリンピック・パラリンピックの開催が感染拡大につながらないか、ご懸念されている、ご心配であると拝察をいたします」 

6・30・2021

【写真あり】日本学士院賞の授賞式に出席された両陛下


 6月24日の定例記者会見でそう発言したのは、宮内庁の西村泰彦長官。長官はさらに「私としましては、陛下が名誉総裁をお務めになるオリンピック・パラリンピックで、感染が拡大するような事態にならないよう組織委員会をはじめ関係機関が連携して感染防止に万全を期していただきたい」と、強い口調で要請したのだ。


 “陛下の懸念”の波紋は国内にとどまらず、海外にまで広がっている。アメリカの有力紙『ワシントン・ポスト』は25日、「東京五輪は天皇の不信任決議を受けた」と報道。

「天皇がこのような重要で物議を醸す話題について発言することは珍しく、天皇の見解は重みを持つ」と伝えている。 宮内庁長官を通じて伝えられた、陛下の強い懸念――。しかし、菅政権はそれを受け止めようとはしなかった。


加藤勝信官房長官、丸川珠代五輪相、そして菅義偉総理大臣は口をそろえて「宮内庁長官ご本人の見解を述べたもの」などと受け流したのだ。


 だが、元宮内庁職員で皇室ジャーナリストの山下晋司さんは「天皇陛下が直接おっしゃったわけではありませんが、陛下のお気持ちであることに疑いはないでしょう」と語る。 


「『拝察』という表現は、天皇や皇族のお気持ちを伝える際に長官などがよく使う手段ではあります。今回も陛下のお言葉として懸念を表明すると問題が大きくなりますので、長官は水面下で政府に懸念を伝えたうえで、あくまで長官自身の考えとして陛下のお気持ちを国民に伝えたかったのでしょう」 ■陛下は五輪への言及を避けられてきた ではなぜ、陛下は“政治への介入”と取られかねないリスクを冒してまで、強いご懸念を表明されたのか――。 実は、長官の会見の2日前、陛下は菅総理からの「内奏」を受けている。内奏とは、天皇に対し国内外の諸情勢を報告すること。象徴天皇制に詳しい名古屋大学大学院准教授の河西秀哉さんは、次のように解説する。

 「有観客でのオリンピック開催が決定され、菅総理の内奏ではその方針を天皇に説明したのでしょう。長官の発言は、政府の姿勢が正式に示されたことを受けての動きではないでしょうか。以前から内々には宮内庁側から政府にさまざまな懸念を伝えていたはずですが、それを政府が聞き入れなかったために、長官が会見ではっきり発言せざるをえなかったのだと思います」 天皇陛下は東京オリンピック・パラリンピック両大会の名誉総裁を務められている。前例に倣えば、開会式に出席して開会宣言をされたり、五輪関係者と面会されたりすることになるお立場だ。


 だが、コロナ禍が深刻化してから、陛下は五輪に関して発言することを控えられてきた。今年2月の誕生日会見でも、医療従事者やコロナ禍の国民生活を案じるお言葉を何度も述べられた一方で、五輪についてはいっさい言及されなかった。 


もともと陛下は大のスポーツ好きで、障害者スポーツにも関心を寄せてこられた。2月の時点ですでに、五輪を応援されてきた陛下が五輪開催への賛同を示せる状況ではなくなっていたのだ。 それから120日あまり――。変異株の国内流入、3度目の緊急事態宣言発出、ワクチン接種の遅れなどで国民の不安は消えなかった。 5月の時点で、五輪の「中止」もしくは「再延期」を求める声は合わせて8割超(朝日新聞の世論調査)。コロナ分科会の尾身茂会長ら専門家有志は、有観客では感染拡大のリスクが高いとして「無観客が望ましい」との提言を行った。

しかし、国民の不安、専門家の提言を無視し、菅政権は“上限1万人”という観客数での開催を決定したのだ


 ■コロナに立ち向かう学者たちにもエールを 

実は西村長官の会見の3日前にも、陛下は五輪を強行する菅政権を諫めるようなお言葉を発信されている。雅子さまと出席された6月21日の日本学士院賞の授賞式で、陛下は次のように述べられたのだ。 

このような試練に世界が直面している今こそ、医学をはじめ自然科学、人文社会科学の学問諸分野の叡智を結集し、世界の人々が互いに力を合わせることにより、この困難な状況を乗り越え、希望に満ちた未来を築いていくことを期待します


感染拡大や医療逼迫のリスクを訴える専門家たちの声に耳を貸すことなく突き進む菅政権の“人命軽視”ぶりに、陛下は警鐘を鳴らされたのではないだろうか。 

国民に寄り添うことを第一に考えてこられた陛下は、ワクチンも国民と同じスケジュールで接種される予定ですので、すでに開会式前に2回の接種を終えることはほぼ不可能となっています

国民のワクチン接種が間に合わないままに五輪を強行開催し、なし崩しに観客数も増やしていく政府の姿勢を強く危惧されたはずです。国民からの不安の声がまったく聞き入れられない以上、自ら動くしかない――。陛下はそう決意を固められ、長官に思いを託したのではないでしょうか」(宮内庁関係者)


 長官を通じた異例の懸念表明は、陛下の「国民を守りたい」という一心からだったのだろう。開会式の予定日まで1カ月を切った。菅政権、そして組織委員会やIOCの感染防止策にはすでにほころびが生じているが、陛下の“懸念”が現実のものとならないといえるのだろうか――。


「女性自身」2021年7月13日号 掲載


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皇位継承を論じる際には、歴史に学ぶ姿勢が何よりも重要である/倉山満

2022年07月10日 06時01分25秒 | 皇室のこと
>皇室において最も重要な原則がある。先例、男系、直系である。この順番を間違えてはならない。皇室とは先例によって出来上がっている世界なのだ。

もし私が有識者会議に呼ばれたら、以下の所見を述べる



4・12・2021

 日本とは何か。皇室を戴く国である。だが、このままでは、悠仁親王殿下が即位される暁には、お支えする宮家は一つもなくなる。心もとない。だから今から考え、備えておくべきである。 

 先月23日、「安定的な皇位継承策を議論する有識者会議」が招集された。「名前からして間違っているではないか?」と思い首相官邸のホームページで確認したが、正式名称は「『天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対する附帯決議』に関する有識者会議」だそうだ。 


 上皇陛下の御譲位の根拠法は皇室典範の一部を改正する特例法だったが、衆参両院は付帯決議で「安定的な皇位継承を検討し、国会に報告するよう」求めた。平成29年の決議だが、ようやく検討が緒についた。 

 今後は皇室の専門家からヒアリングを行うとのことだ。ここで皇位継承に関する議論をする際の、基本的な事実を確認しておく。 

 もし私が有識者会議に呼ばれたら、以下の所見を述べる。 

 そもそもの大前提だが、絶対に子供を産める技術が発明されない限り、皇位の安定継承などありえない。皇位は世襲なのだから、如何なる制度であろうとも、皇族に一人も子供が生まれなければ皇室は終わる。  

古き歴史を紐解けば、第52代嵯峨天皇には50人の子女がいたと伝わるが、第58代光孝天皇の崩御に際しては臣籍降下していた源定省が再び皇族に戻り定省親王となり、践祚して皇統を保守した。宇多天皇である。光孝天皇は嵯峨天皇の孫、その皇子の宇多天皇は曾孫になる。 

 一部に側室制度の復活を望む声もあるようだが、このような先例がある以上、絶対の解決策ではない点には留意されたい。




皇位継承を論じる際には、歴史に学ぶ姿勢が何よりも重要である


 親王が多かったにもかかわらず数代先には継承者不在となった例は江戸時代にもあったが、その時は閑院宮家から光格天皇が即位し、皇統断絶の危機を防いだ。なお、閑院宮家創設は、光格天皇即位の71年前である。時の為政者だった新井白石が皇統断絶の危機に備え、宮家を創設していたので危機を免れた。皇位継承を論じる際には、歴史に学ぶ姿勢が何よりも重要である。 

 皇室において最も重要な原則がある。先例、男系、直系である。この順番を間違えてはならない。皇室とは先例によって出来上がっている世界なのだ。

  先例を顧みる必要が無いとしよう。「選挙天皇制」「公募天皇制」「外国人天皇制」などなど、何をやっても良くなる。先例を軽視無視して皇室を語る論者が多いが、その人たちは「誰もそこまで言っていない」とでも言うのだろうか。そこまで言っていないなら、どこまでの先例ならば守るのか。 

 皇室は、2681年の歴史を積み重ねてきた。晴れの日も雨の日もあった。常に歴史に学び、悪例を避け、嘉例に倣う。どの先例に学ぶのかの議論を重ねて、これまで日本は続いてきたのだ。

  最も重要な先例は皇位の男系継承である。どの男系に直系が継承されていくのかが、皇室の歴史である。  

では、最も大事な原則である男系継承とは何か。初代神武天皇の伝説以来、すべての天皇は父方の先祖が天皇である。つまり、男系継承とは皇室を皇室たらしめる最も重要な原理なのだ。 

 最も血縁が遠い皇位継承は、第25代武烈天皇から第26代継体天皇の先例だ。武烈天皇と継体天皇は第15代応神天皇を共通の祖とする。応神天皇は、二人の高祖父の父である。日本語には「高祖父の父」に当たる言葉はない。「父の父の父の父の父」である。これほど血縁が遠いにも関わらず、男系継承は守られた。西暦507年の出来事と伝わる。1500年前には、男系継承は絶対との伝統が確立していたのだ。

  継体天皇の先例は重要で、「五世の孫」は皇籍を離れることとなる。例外はあるが、皇位を継承する直系に属さない皇族は、五世以内に皇室から離れて臣下(民間人)となるのが原則だ。 

 多くの外国では、血縁さえつながっていれば、未来永劫、王室に残れる。それが争いのもとになってきた。我が国でも、歴史の教訓に学び「五世の孫」の原則が確立されてきた。 

 たとえば、応仁の乱の当事者を挙げておこう。足利・細川・斯波・畠山・山名・一色・赤松・京極・大内の苗字を持つ者の中で、「百済の聖明王の子孫」を自称した大内氏以外の全員が、天皇の由緒正しき男系子孫である。

この人たち全員に皇位継承の資格を認めたらどうなるか。応仁の乱どころではない大混乱で、皇室などとっくに滅んでいただろう。今は皇族が少なすぎるのでわかりにくいが、多すぎても皇位継承は安定しないのだ。

男系継承は女性差別ではない。むしろ逆で、男系継承とは、男性排除の原理なのである


そもそも、なぜ男系継承なのか。女性差別なのではないかとの誤解もあるようだが、まったく逆である。男系継承とは、男性排除の原理なのである。図を見れば一目瞭然だ。平安時代、藤原氏は皇室の外戚として、三百年に渡り権勢を誇った。しかし、皇室に入り込むことは遂にできなかった。藤原氏の女は、天皇の后として皇室に入り、天皇の母となれた。一方で、藤原氏の男は一人の例外もなく皇族にはなれなかった。男系継承の歴史が盾となっていたので、藤原氏は外戚にしかなれなかった。もし男系継承の原則を変えるなら摂関政治などという面倒なことはしなくてよかった。 

 我が国の歴史において、臣下の男が生きて皇族となった例は一例もない。唯一の例外が、死後に法皇の尊号を贈られた足利義満だけである。義満は皇位を窺ったとされるが、もし男系継承の原則が無ければ、内親王と結婚し、子供を天皇にすればよかった。五世の孫の原則が無ければ、義満自身が清和天皇の男系子孫として天皇になれた。 

 先例は、皇室を時の権力者から守る盾なのだ。

  一部には、女性天皇制度を導入して「愛子天皇」を実現したいともくろむ者がいる。女帝は八方十代の先例があるが、悠仁親王がおわすのに何のために? 秋篠宮家に直系が移るのを阻止したいのか? いまさら古代の争乱や南北朝の動乱を再現したいのか。 

 政府は先例に学び歴史を守り、国民に理解が得られる結論を導き出してほしい。 

 菅内閣は初めて「旧皇族の皇籍復帰」を論点に入れたが、画期的だ。




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眞子さま 金銭トラブルに積極介入の衝撃「皇室の信頼崩れる」

2022年06月03日 03時07分51秒 | 皇室のこと

私はもう400万円の返金は求めていません。解決金を仮に提示されたとしても、受け取るつもりはありません》 


4/21/2021

【写真あり】目を見開いた様子の佳代さん 小室圭さんの母・佳代さんの元婚約者が“解決金”を拒否――。


『週刊現代』(4月24日号)に掲載されたインタビューで、はっきりと宣言したのだ。 4月8日、長い沈黙を破り約4万字に及ぶ「説明文書」を公表した小室さん。文書中では《早期解決と引き換えに借金でなかったものが借金であったことにされてしまう》と、かたくなに解決金という手段をとらず、話し合いにこだわった理由が綴られていた。 しかし、この文書からわずか4日後、180度の方針転換が発表された。小室さんが“解決金”を支払う意向であることが代理人から明かされたのだ。 解決金の額については最大409万円を想定していたという。これは、佳代さんが元婚約者から返金を求められていた金額と同じだ。 だが、この大幅譲歩にも元婚約者からの返事はNOだった。皇室担当記者はため息を漏らす。


 「この“金銭トラブル”は、そもそもこんな一大事になるような問題ではなかったはずです。元婚約者の善意に甘え、たった1年2カ月で409万円もの金銭を受け取っていた時点で、小室さん母子の感覚には首をひねらざるをえません。それでも、金銭トラブルが報道されてすぐに元婚約者に連絡を取り、話し合いを始め、感謝とお詫びを伝えていれば早期に解決できたはずです。 しかし実際には、小室さんは話し合いも経緯の公表もすることなく、アメリカ留学へ旅立ちました。しかも、この最悪の選択の裏には“眞子さまのご意向”があったと明らかになりました」 4月9日、秋篠宮家の側近である加治隆治皇嗣職大夫は、金銭トラブルについて「報道が出たときから眞子さまが小室さんの相談に乗ってきた」、そして小室さんの対応方針は「眞子さまの意向が大きかった」と、記者会見で話したのだ。 眞子さまが金銭トラブルに積極的に介入……。

この事実に記者たちも愕然としたという。 皇室の歴史に詳しい静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんは、この問題をきっかけに「皇室への敬愛」が失われることを危惧しているという。

 「今までは、小室さんの“非常識さ”や“エゴイズム”が皇室を巻き込んでいるという構図でしたが、皇嗣職大夫の発言によって、小室さんの言動の背景に眞子さまの後押しがあったことが知れわたってしまいました。小室さんに向けられていた不信感は、いまや眞子さまにも向かっています。 さらに、今後の対応によっては秋篠宮家、そして皇室全体へ不信感が広がる可能性もあります。このまま結婚を進めてしまえば、昭和、平成と長い時間をかけて築き上げた皇室と国民の信頼関係は崩れ、国民の敬愛の念は失われてしまうでしょう」



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天皇陛下が眞子さま結婚問題に言及 「裁可」を覆すに等しい内容か

2022年04月27日 00時06分55秒 | 皇室のこと
《眞子内親王の結婚については(中略)、多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております》 

3年もの間、「沈黙」を貫き続けられた天皇皇后両陛下。だが、その日、陛下が初めて「問題」に触れられ、大きな波紋を呼んでいる。

 【写真6枚】頬を寄せ合い、チェキで自撮りされる眞子さまと佳子さま。微笑む表情がお美しい

 令和皇室全体を揺るがす最大の問題──秋篠宮家長女の眞子さまのご結婚についてだ。2017年の婚約内定当初こそ、雅子さまは誕生日文書で《心からのお幸せをお祈りしております》と言及されたが、ご結婚問題が「国民の関心事」となってから一変された。

 「両陛下はこれまで公の場では眞子さまのご結婚や小室圭さんについて言及されてきませんでした。あくまで他家のプライベートな事柄であり、ご発言が眞子さまにとってプレッシャーになりかねないと案じられたのでしょう。特に雅子さまは、私的な場でも頑ななまでに触れられないといいます」(皇室関係者)  

2・25・2021

だが、沈黙を貫くには“傷口”が広がりすぎた。陛下はご自身のお誕生日というタイミングで、ついにご結婚問題に言及された。いや、せざるを得ない状況だった。 

「その内容は、ご結婚に重大な懸念を持たれていることがわかる手厳しいもの。陛下は事前に秋篠宮ご夫妻だけでなく、上皇ご夫妻にも内容を伝えられたでしょうから、相当な危機感とご覚悟の上での発言だったと思います」(宮内庁関係者) 

 異例ともいえる陛下の開口。その内幕を辿ると、眞子さまに向けられた「祈り」の思いが浮かび上がった──。


結婚の「裁可」を覆されたに等しい

《眞子内親王の結婚については、国民の間で様々な意見があることは私も承知しております。このことについては、眞子内親王が、ご両親とよく話し合い、秋篠宮が言ったように、多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております》 

 2月19日、お誕生日を前にした記者会見の場で、陛下はそう述べられた。そのおことばの持つ意味は、あまりにも重い。

 「公式の場でここまで踏み込んだ発言をされたことに、眞子さまへの“最後通告”とも取れる強いご意思を感じました。まずは両親の言うことに耳を傾けなさい──そんな眞子さまへのメッセージが込められていると読み取れます」(前出・宮内庁関係者) 

 そもそも、陛下がお誕生日に他家のプライベートに関して触れられること自体、異例のことだ。たとえ質問されても、「私的な事柄なので、発言は控える」などと、言及を避けることもできたはずだ。だが、陛下が言及せざるを得ない状況をつくられたのは、ほかでもない、眞子さまご本人だった。


 眞子さまは昨年11月、ご結婚に関する「お気持ち」を記された文書を発表された。そこでは、《天皇皇后両陛下と上皇上皇后両陛下にご報告を申し上げ》たこと、そして、両陛下が《私の気持ちを尊重して静かにお見守りくださっている》ことが記された。続く12月には宮内庁のトップである西村泰彦長官が小室家側の「説明責任」について言及。その2つのことで、眞子さまのご結婚は、プライベートの範疇を超え、皇室全体の課題となった。 


「それだけの問題ですから、陛下には“自分が言及しないわけにはいかない”という思いもおありだったのでしょう。 

 もともと関係者の間では、 もし言及されるにしても、“意思を尊重したい”“見守っていきたい”といった、眞子さまの文書に応える形で、ある意味、あたりさわりのない発言をされるというのが大方の見方でした。ですが、まさかここまで踏み込んだ発言をされるとは……」(皇室ジャーナリスト)


  関係者を驚かせるほど、差し迫った発言をされた陛下。前出の皇室ジャーナリストは次のようにつなげる。 

「眞子さまのご結婚を認める『裁可』をされたのは、当時の天皇である上皇陛下です。天皇が認めることで初めて、内親王の婚約内定は成立するものなのです。天皇陛下は裁可をされたご本人ではないとはいえ、“もう一度両親とよく話し合って”と取れる発言をされた。それは、裁可を根本から覆すに等しい、非常に厳しい注文ではないでしょうか」 

 眞子さまはこの言葉をどのように受け止められたのだろうか。 


※女性セブン2021年3月11日号




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人を利用する」一家が皇室と関わりを持つ疑問 「押し通した方が勝ち」という風潮の是非

2022年04月21日 15時03分28秒 | 皇室のこと

秋篠宮さまのお誕生日会見では、ついに長女・眞子さまと小室圭さんとの婚姻を受け入れるとご発言。この会見を漫画家・コラムニストの辛酸なめ子氏はどう見たか。    *** 

【写真】「秋篠宮さま」の背中にギュッとしがみつく「眞子さま」 仲睦まじい姿が印象的


 若いお二人の結びつきは強く、自分たちの思いを実現させたい一心で突き進んでいる。一方で周りの人たちは“根負け”してしまったかのように見えます。  父親たるもの娘には弱い。こと長女となればより優しくなる。事実、秋篠宮さまと眞子さまは、一緒に手をつなぎ散歩する写真があるほど仲睦まじかった。関係性が良好だった時は典型的な仲良し親子。そんな長女のお願いとなれば、最終的には聞き入れないといけないという、秋篠宮さまの苦渋の表情が見てとれました。 

12・15・2020

 それほどまでして結婚したいのであれば認めるけど、家同士の付き合いはちょっと遠慮したい。そんな意味合いを込めて「結婚と婚約は別」と、折り合いをつけられたのかなと思います。 

 また小室さん母子をサポートしてきた佳代さんの元婚約者の男性も、感謝されるどころか、小室さん一家に雇われた弁護士によって追い詰められてきた。  何も悪いことはしていないのに、未だに一定数、元婚約者の男性を攻撃する人たちが世間にはいて、“お前のせいでお二人は結婚できない”とか、“お金が欲しいだけなんだろう”と誹謗中傷される。

  去年あたりからは体調を崩していると聞きましたし、住み慣れたマンションや愛車を手放した上、老後の蓄えまでも失った。お気の毒以外の何物でもありません。 

 そんな状況に心身共に疲れ果ててしまった元婚約者の男性が、「週刊現代」の記事にあるように400万円の返済は求めないと折れることで、「借金問題」は解決。そして眞子さまと圭さんの結婚が実現すれば、ご本人たちは幸せかもしれません。 

 ただ、今回のように“押し通すほうが勝ち”という風潮が広まれば、世間にとってはあまりよい影響を及ぼさない気がしてなりません。“私”を押し通した生き方でロイヤルファミリーと縁を持つ立場にまで昇りつめる。そんな一家が本当に皇室と関わりをもっていいのか甚だ疑問が残ります。 

 今のニッポンはコロナで右往左往の状況。月日が経つうちに小室家のやってきた行いも忘れ去られるかもしれませんが、人を利用しても望みのモノを手に入れる生き方を善しとする。そんな世の中にはなって欲しくないと切に思うのです。 漫画家・コラムニスト 辛酸なめ子 「週刊新潮」2020年12月10日号 掲載


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