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29歳キャバクラ嬢が、ルフィ渡辺に誘われて「愛人」「詐欺の金庫番」になるまでの過程がヤバすぎる《裁判資料入手》

2025年02月07日 22時03分30秒 | 事件と事故



29歳キャバクラ嬢が、ルフィ渡辺に誘われて「愛人」「詐欺の金庫番」になるまでの過程がヤバすぎる《裁判資料入手》

2/11/2023


2/11(土) 8:03配信
47コメント47件

フィリピンにカネを運ぶ

GettyImages


中心的とされる渡辺容疑者には無期か死刑が求刑されるのではないか。計画的で、結果があまりに重大です。一罰百戒ではないが、同種の模倣犯が出ないように厳しい判決を裁判所も認めるでしょう」

 前篇《【独自】ルフィ渡辺の手下として勤務した男が語る「朝8時の朝礼から始まるフィリピン《廃ホテル詐欺現場》恐怖の1日」がヤバすぎる》では、特殊詐欺グループ「ルフィ」のトップ・渡辺優樹容疑者(38歳)の手下としてフィリピンで「かけ子」として動いて逮捕されたX氏の証言を明かした。渡辺容疑者らは、日本で盗ったカネをどうやって回収して、フィリピンへ稼ぎを還流させていたのか? 

  その一端を担っていたのが渡辺容疑者の愛人で、2019年に逮捕された柴田千晶容疑者(32歳)だった。 


「現代ビジネス」は、犯行当時29歳だった柴田の裁判記録などを入手した。渡辺容疑者の愛人になった柴田が、振り込め詐欺のまとめ役として動き、さらには集金役として日本でカネを集めてフィリピンに運んでいた実態がわかった。

  2019年11月28日に逮捕された柴田は、振り込め詐欺により、14もの窃盗容疑で大阪地検から起訴されていた。詐欺の総額は8億4000万円を超える。大阪、奈良、京都など関西から、東京、神奈川、千葉など関東まで広範囲にわたり、受け子の集金役となっていたことがわかる。 

 手口は以下のようなものだった。 

 前篇で明かしたX氏のようなフィリピン側の「かけ子」が標的を見つけると、日本サイドの「受け子」が、その日本の民家を訪れる。 

 警察官だと名乗って訪問し、「印鑑が必要です」「暗証番号を紙に書いて、封筒に入れてください」などと言葉巧みに欺す。

  相手のキャッシュカードを確認するフリをして、その場で「受け子」が持っている別のカードにすり替える。すぐにATMに向かって、現金を引き出す。  

この引き出された現金を集金し、管理する「金庫番」が柴田だった。ときには東京から大阪まで出向き、受け子のリーダー格から1000万円以上を集金していたことが裁判資料からわかる。  


「受け子」たちのリクルート、指導まで

 ここで自称実業家の「コウ」こと渡辺容疑者と男女の仲になった柴田だが、いったんは帰国している。同じ年の4月2日に渡辺容疑者に誘われ、再度マニラに渡航し、現金2000万円を現地で渡している。 

 このとき柴田はすでに「受け子」のリクルート係を担っていた。田中という偽名を用いた柴田は、犯罪グループの必須アイテムであるメッセージアプリ「テレグラム」で、タナカ1(tanaka0146)というIDでアカウントを開設し、「受け子」らに指示を出していた。 

 SNSやテレグラムで、受け子応募者への説明を行ったうえ、スカウト。受け子を運用し、渡辺容疑者ら幹部と連絡をとり、幹部と現場を結ぶ中継役でもあった。大阪府警関係者が語る。 

 「ラウンジやガールズバーなどに勤務して人気もあり、人あしらいがうまい柴田は、渡辺にとってグループのメンバーとしては好都合だった。受け子だけでなく、かけ子や出し子のリクルートもやらせたところ、うまく勧誘できた。

  柴田は受け子に対する指導、とりわけ特にキャッシュカードをすりかえる方法なども教えていた。同時に愛人である渡辺容疑者の指示で、現金の運び屋にもなった。柴田は短期間で、いくつもの業務を兼ねた重要メンバーになっていた」  

2020年10月27日の大阪地裁の判決文にも、こう述べられている。 

 《グループへの関与やリクルート役としての稼働実績、渡辺容疑者と人的関係を基礎として(柴田であれば)受け子らが集めた高額の現金を運搬・保管する回収役を任せることができる》 《渡辺容疑者らは(柴田を)現金の回収役として計算に入れていたと推認される》  

渡辺容疑者との強い絆で結ばれていることが前提となり、犯行で重要な役割を果たしたと裁判所は認定し、懲役4年6月の実刑判決を言い渡している。

  求刑は7年と重かったが、一定の減刑がなされたのは被害者に800万円あまりの被害弁償をしたことが理由となっている。前出の大阪府警関係者が明かす。  

「柴田は、渡辺容疑者からトータルで数千万円の利益を受け取っており、それが被害弁償の原資だとみている。 

 一方で、柴田はフィリピンへ少なくとも7回渡航している。毎回、日本から数千万円を持ち出しており、少なくとも3億円から5億円を手渡したことがわかっている。このカネで渡辺容疑者はフィリピンにいる『かけ子』らに給料を払ったうえ、自身のカジノなどの豪遊に使っていた」




「格闘技やってる奴は日本へ戻れ」
GettyImages

 このときの判決では、フィリピンの渡辺容疑者がリーダー格であるという前提でこう述べている。 


 《本件各犯行を敢行した本件払出盗グループは、フィリピンにも拠点を置き、多数の者が関与して、組織的かつ計画的に敢行された犯罪であり、その犯行態様は巧妙である》  《被告人(注・柴田)は、実行行為を行ってはいないものの、二次回収役として、窃取した被害金を上位者らに繋がる者に渡し、本件払出盗グループが犯罪収益を確実に回収することに貢献しており、ピンポイントだが重要な役割を果たしたといえる》 

 記事の前篇で証言した元グループのX氏によれば、「かけ子」のなかには若い女性も複数いたという。また、渡辺容疑者や小島智信容疑者(45歳)にフィリピン人の妻がいたということも聞いたそうだ。


  フィリピンで「かけ子」をやっていたXさんは強制送還され、日本では警視庁からも厳しい取り調べを受けた。ただし、自身の犯行については、

「マニュアルとかが押収されていて、さらっという感じの調べだった」と明かす。 

 警視庁が関心を持っていたのは、今回の事件につながる内容だった。  「暴力団、山口組と渡辺容疑者との関係を知らないかとか、振り込め詐欺だけではなく、強盗など、手荒いことはしていないのかと取り調べを受けました」  

渡辺容疑者と小島容疑者は、指定暴力団・六代目山口組傘下の組と深い関係があったことが柴田らの裁判資料などからわかっている。そして柴田がカネを運んだ先は、フィリピンの渡辺容疑者だけではなく、日本国内の氏名不詳者も含まれているのだ。  


ここを捜査関係者はこう推測する。  

「暴力団にカネが流れていた可能性は十分ある。フィリピンから強制送還された4人から、これから徹底的に事情を聞くポイントは、暴力団とのつながりだ」  実際、殺人までつながってしまった事件は、半ば予期されていたことともいえるが、X氏は、今になってこう振りかえる。  


「覚えているのは、今村容疑者が『ボクシング、柔道、空手とか格闘技やっているヤツがいれば日本へ戻れ。仕事があるぞ』などと言っていたこと。高校時代に柔道部だったという人が手を上げていたように記憶があります。 


 振り返ると、強盗させようとしていたのだと思います。相手にカネがあることがわかっても、途中でかけ子が失敗して怪しまれ、ダメになることが少なくなかった。 

 そういう相手のリストも渡辺容疑者ら『上』に報告されています。それをもとに襲えばカネになると考えていても不思議じゃない。一連の強盗事件はそういう流れで起きたのでしょう」 


 元山口組顧問弁護士で、現在は『山之内幸夫チャンネル』を開設するYouTuberの山之内幸夫氏はこう語る。 

 「ネットを使い、フィリピンから指示を出し、日本で強盗するという実に巧妙な犯罪です。振り込め詐欺を応用して凶悪化した事件ですね。強盗殺人にまでなったので、フィリピンから強制送還された4人は、窃盗だけにはとどまらず、裁判員裁判の対象として裁かれるでしょう。  

中心的とされる渡辺容疑者には無期か死刑が求刑されるのではないか。計画的で、結果があまりに重大です。一罰百戒ではないが、同種の模倣犯が出ないように厳しい判決を裁判所も認めるでしょう」

  今後、携帯電話の解析などが進めば、さらに大きな被害が明らかになることだろう。





主要な役割を果たしていた柴田だが、活動期間は意外に短い。2019年3月16日、水商売の友人から「金持ちの実業家がフィリピンにいる」との触れ込みで紹介を受けて、柴田はマニラに向かった。


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罪をすべて他人にかぶせ逃げ切る手口>黒幕「ルフィ」ワルの履歴書 凶悪犯行手口の“原点”は11年前の札幌強盗事件 -

2025年02月07日 03時03分38秒 | 事件と事故



黒幕「ルフィ」ワルの履歴書 凶悪犯行手口の“原点”は11年前の札幌強盗事件 - Yahoo! JAPAN 

>11年前、札幌の強盗事件で逮捕された経験から、罪をすべて他人にかぶせ、逃げ切る手口を学んだのでは

広域連続強盗事件の指示役だった「ルフィ」ら4人は、来週中にもフィリピンから日本に移送される方向だ。これまで「ルフィ」は、どんな犯行を重ねてきたのか。

ワルの原点は札幌にあった。

  ◇  ◇  ◇

 フィリピンの入国管理局が、日本から来た「かけ子」36人をマニラの廃虚ホテルで拘束したのは、2019年11月13日のことだった。

 まんまと摘発を逃れた渡辺優樹容疑者(38)ら「ルフィ」を名乗る特殊詐欺グループの幹部らは、偽名を使ってマニラの高級ホテルに長期滞在。ぜいたく三昧の生活を送りながら、特殊詐欺を繰り返していた。

「寝泊まりしていたのはスイートルームで、ダマし取った現金を日本から運ばせ、カジノで豪遊したり、現地の女性を連れ込んではドンチャン騒ぎをしていた。連日数十万円を使っていた」(地元関係者)

 国際手配されたリーダー格の渡辺容疑者をはじめ、今村磨人(38)、藤田聖也(38)、小島智信(45)ら4容疑者がフィリピン当局に身柄を拘束されたのは21年4月。入管施設に閉じ込められるまで4人は約1年半もの間、優雅な逃亡生活を送っていた。

 警視庁は渡辺容疑者ら4人が全国各地で約2300件、被害総額35億円に上る特殊詐欺事件に関与したとして、逮捕状を取得。4人のうち渡辺、今村、藤田の3容疑者は北海道出身で、同じ1984年生まれだった

「実家が酪農家の渡辺は道東の別海町から札幌に出てきて、大学時代にキャバクラ店の経営を始めたが、うまくいかなかった。新店舗の開業資金を調達するため、11年前、札幌市内の元ホストの自宅に押し入り、現金1000万円と300万円相当の腕時計などを盗んだ。その時の共犯者が、20代前半から行動を共にしていた藤田です。渡辺、藤田の2人と夜の街で親しくなった今村も10代の頃からススキノで働き、風俗店を経営していた」(地元関係者)


 男たちは海を渡り、フィリピンで大がかりな特殊詐欺グループを組織し、次々と凶悪犯罪に手を染めていく。

「大口の特殊詐欺グループは、人手や事務所、通信機器が必要で、人の出入りが激しくても怪しまれず、すぐに逃亡できる海外に拠点を置くケースがほとんどです。これまでも拠点を移しながら、何度も摘発を逃れてきた。渡辺が、現金をフィリピンまで届けさせる『運び屋』を任せていたのが、当時29歳だった自分のオンナです。共通の知り合いである風俗関係者から紹介されたそうです。渡辺はそうやって役割分担をし、本人が直接犯行に関わらない組織をつくり上げてきた」(捜査事情通)


■過去の失敗を教訓にしたのか

 そんな特殊詐欺グループがタタキ(強盗)にシフトしたのは、22年春ごろ。何があったのか。

「一連の特殊詐欺事件で70人以上の実行犯が逮捕され、本人たちも入管施設に拘束され、これ以上、特殊詐欺を続けることが難しくなった。それまでかけ子や受け子を捨て駒にして、その都度、摘発を逃れてきた渡辺らは、それをタタキに応用した。実行役を『闇バイト』として雇い、匿名性の高い『テレグラム』を使えば、アシもつきにくい。スマホ一つあれば簡単にできます。複数の指示役が『ルフィ』を名乗っていたのも、首謀者を明らかにしないためでしょう。11年前、札幌の強盗事件で逮捕された経験から、罪をすべて他人にかぶせ、逃げ切る手口を学んだのでは」(捜査事情通)


 悪名高い渡辺容疑者が、地元で「ビッグボス」と評されるわけだ。


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【速報】赤木雅子さん逆転判決で喜び「朝、勝ってくるよ!と言って出てきた」「資料は国民のもの。国の考えだけで出さないというのはやめてほしい、新しい考えを!」と国に求める

2025年02月02日 09時02分05秒 | 事件と事故


【速報】赤木雅子さん逆転判決で喜び「朝、勝ってくるよ!と言って出てきた」「資料は国民のもの。国の考えだけで出さないというのはやめてほしい、新しい考えを!」と国に求める(MBSニュース) - Yahoo!ニュース 




【速報】赤木雅子さん逆転判決で喜び「朝、勝ってくるよ!と言って出てきた」「資料は国民のもの。国の考えだけで出さないというのはやめてほしい、新しい考えを!」と国に求める
1/30(木) 14:43配信


MBSニュース
赤木雅子さん


森友学園をめぐる決裁文書の改ざんを命じられ自殺した男性の妻、赤木雅子さんが、捜査の関連資料を開示するよう求めた裁判。30日午後、2審の大阪高裁は、不開示とした国の決定を取り消すよう命じる判決を出しました。


逆転判決を受けて、雅子さんが取材陣に思いを述べました。
雅子さんは「朝、起きたとき、勝つんじゃないかな、と思って、(俊夫さんに)勝ってくるよ!と言って出てきた。喜んでいると思います」


「資料は出せないものもあると思いますが、国のもの、国民のものだと思うので、国の考えだけで出さないというのはやめてほしい、新しい考えを持ってほしい。資料は本人のものだと思います。」と話しました。


財務省近畿財務局の職員だった赤木俊夫さん(当時54)は2018年、森友学園をめぐる決裁文書の改ざんを命じられたことを苦に自ら命を絶ちました。


妻の雅子さんはどのような指示系統で改ざんを強いられたかを知るため、2021年に財務省や近畿財務局が検察に任意で提出した文書などを開示するよう求めましたが、財務省側は文書が存在するかどうかも明らかにせず開示しませんでした。


雅子さんは、不開示決定を取り消すよう求めて訴えを起こし、おととし9月、大阪地裁は「将来の刑事事件の捜査に支障が及ぶ恐れがある」として訴えを退け、雅子さん側は控訴していました。


判決読み上げの際は、まっすぐ裁判長を見つめて、主文を聞いていた雅子さん。読み上げが終わった後は、涙ぐんで、隣に座る弁護士と握手、法廷内から拍手が沸いていました。







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〈三菱UFJ銀行・10億円窃盗〉貸金庫から10億盗んだ女の正体「見た目はフツーの主婦」「義父は名士で銀行マン」車は古びたファミリーカー、ご近所トラブルも…  

2025年01月28日 00時03分48秒 | 事件と事故


〈三菱UFJ銀行・10億円窃盗〉貸金庫から10億盗んだ女の正体「見た目はフツーの主婦」「義父は名士で銀行マン」車は古びたファミリーカー、ご近所トラブルも…  
1/14(火) 21:22配信




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メガバンクの貸金庫から10億円もの金品を盗んでいた女子行員ついに逮捕――。警視庁捜査2課と練馬署は1月14日、三菱UFJ銀行の貸金庫から多額の金品を盗んだとして東京都練馬区谷原の元行員、今村由香理容疑者(46)=すでに懲戒解雇=を窃盗などの容疑で逮捕した。被害に遭った顧客は60人以上にのぼるとみられ、同行は昨年12月16日に半沢淳一頭取が謝罪会見に追い込まれるなど社会問題化していた。


【画像】「フツーの主婦だった…」今村容疑者が家族と住んでいた一軒家


「見た目は普通の主婦って感じですよ」
今村容疑者は練馬支店に勤務していた昨年9月ごろ、同支店の貸金庫に男性客2人が預けていた金塊約20キロ(約2億6000万円相当)を盗んだ疑いで逮捕された。


同行の内部調査では、今村容疑者は玉川支店に勤務していた2020年ごろから貸金庫に預けられた顧客の金品を盗むことを繰り返しており、被害総額は10億円規模とみられている。


この問題を巡っては同行が昨年11月22日、元行員が貸金庫の資産を窃盗していたという概略を公表、調査を進めたうえで先月、頭取が謝罪会見をするという異例の展開をたどった。


今村容疑者は貸金庫の予備鍵を保管するキャビネットの管理責任者を務めており、無断で鍵を開けては犯行を繰り返していたとみられる。


半沢頭取はこの中で「本人への調査で『投資などに流用した』という供述を得ています。ただ、なぜここまでの犯行に手を染め、これだけ多くのお客様から資金を窃取するような行為にまで至ったか、十分な動機の解明ができていない状況です。今後さらに、警察の捜査の中で明確になっていくと思います」と述べ、捜査の行方が注目されていた。


メガバンクの信用を完膚なきまでに失墜させた10億窃盗女は、どんな生活をしていたのか。


自宅は練馬区の一角で、周囲には畑や古くからの民家もまだ多く残るエリアにある木造二階建て住宅。今村容疑者はここで夫や義父とともに生活をしていた。


玄関先には庭木の手入れに使う脚立や植木バサミなどが無造作に置かれ、駐車場に停めた車も車検を幾度となくくぐり抜けてきたと思われる、古びたファミリーカーだ。


自宅からうかがわれるのは、「10億円」とはあまりにも不釣り合いな、派手さの微塵も感じられない生活ぶりだった。


近くに住む女性はこう証言した。


「今村さんは会えばハキハキと挨拶もしますし、明るい方ですが、近所づきあいという意味ではほとんどないです。家にはご主人とそのお父さんとで暮らしていますよ。子どもさんの姿は見たことがありませんが、直接聞いたわけではないので詳しいことはわかりません。


こちらに嫁いで来られてもう10年以上は経っていると思いますけどね。そもそもご主人のお母様がこのあたりの農家で土地を持っていたこともあり、裕福なご家庭だとは思います。ご主人のお父さんも昔は銀行に勤めていたので、お金持ちの御一家という印象ですね」


夫の母親が亡くなって以降、今村家は裏手の畑を駐車場にして月極で貸し出すようになったという。女性が続けた。


「私もその駐車場を借りているのですが、先月末の12月30日に駐車料金1万4000円を持参したときは、今村さんが対応してくれました。普段はお義父さんが対応してくれるんだけど、その時は不在だったのかもしれませんね。


彼女に会ったのはこの時が最後ですけど、変わった様子もなく『ありがとうございます。来年もよろしくお願いしますね』と言っていました。今村さん自身は派手な生活をしているという印象はありませんし、見た目も普通の方で、少しぽっちゃりした『主婦』って感じの雰囲気の方ですよ」

「由香理は会えないって言っている」
一方、近くに住む男性の印象はかなり異なるものだった。


「今村由香理さんでしたら、目つきが険しくて気性も荒いというイメージがあります。というのも数年前、近所の方とトラブルになっていたことがありまして。原因などは知らないのですが、夜に女性が怒鳴る声がするので確かめてみたら、今村さんだったんです。それも誰かと対面して怒鳴っているわけではなく、一方的に家の中にいる人に向けて怒声を放っていたんですよ。その姿が印象に残っているので、気が強く、激しい方という印象がありますね。


お義父さんに関しては、昔から住んでいる方で町内会長を務めたりしていたこともありましたし、土地持ちという話を聞いたことがありましたので、名士というか、裕福な一家なのだろうとは思っていました」


しばらくして、今村容疑者の自宅の勝手口から、義父がゴミを出すために出てきた。今村容疑者に会って話を聞きたいと告げると、義父はこう困ったような表情を浮かべた。


「由香理なら普段は銀行で仕事しているんだが、今日は休みで家にいるよ。話をしたい? うーん、どうなんだろうな。息子は今日は仕事に行ってないから家にはいるが、熱で寝込んでいるよ。息子は銀行員じゃない、普通の会社員だ。俺? 俺は昔は第一勧銀に勤めていたけど……」


――由香理さんから最近何かあったと聞いてませんか?


「俺は本当に何も聞いてないんだ」


――由香理さんも体調崩されてるんですか? 少しだけでもお話しできませんか。


「由香理は元気だよ。うーん、ちょっと聞いてくるか? わかった。ちょっと待ってて」


しばらくして義父が再び勝手口から顔を出したが、こう言ったきり引きこもってしまった。


「悪いけど由香理に確認したら『会えない』って言ってる。俺は何もわからねえから悪いな」


今村容疑者が10億円分もの窃盗を働いた動機や手口、使途などは警視庁の調べで徐々に明らかになるはずだ。


もし半沢頭取が会見で言及したように、投資の穴埋めに流用していたとすれば、「倍返し」と「土下座」がセットでも顧客や利用者の信頼回復には到底追いつかないだろう。


※「集英社オンライン」では、今回の事件について、情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(旧Twitter)まで情報をお寄せください。
メールアドレス:
shueisha.online.news@gmail.com


X(旧Twitter)
@shuon_news 


取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班


撮影/村上庄吾







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〈伊豆大島・ラウンジ嬢死体遺棄事件も発生〉経験者が語る “リゾートバイト”トラブルの実態「ワンナイトや不倫も多発していて…」

2025年01月27日 23時03分59秒 | 事件と事故




〈伊豆大島・ラウンジ嬢死体遺棄事件も発生〉経験者が語る “リゾートバイト”トラブルの実態「ワンナイトや不倫も多発していて…」
1/25(土) 11:02配信




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集英社オンライン
被害者の高瀬静香さんと、事件現場


昨年10月23日に伊豆大島の海岸で若い女性の遺体の一部とみられる骨が見つかり、死体損壊・遺棄の容疑で畳店経営・柳瀬宗達容疑者(45)が1月24日に逮捕された事件。遺体は容疑者の元交際相手である飲食店アルバイト・高瀬静香(37)さんで、警視庁は死亡の経緯について調べている。札幌市出身の高瀬さんはリゾートバイトで各地を転々とする中で、客の柳瀬容疑者と交際関係に発展し、事件に至ったとみられる。そこで今回は「リゾートバイト」の知られざる実態について、経験者たちから話を聞いた。


〈画像〉唐揚げを持ってドヤ顔する柳瀬容疑者と、亡くなった高瀬さん


彼氏ができて島に移住する女性やお客さんと結婚する女性も
被害者が伊豆大島でのリゾートバイト中に客だった柳瀬容疑者と知り合い、交際関係に発展したことが発端とみられる今回の死体損壊・遺棄事件。


被害者の高瀬さんは島に来た理由として、「海が好きだから」と話していたという。


リゾート気分を味わいながら現地で短期間働く「リゾートバイト」は近年、若者を中心に人気だが、その実態はどのようなものなのか。


2024年4月21日に公開された記事にて、リゾートバイトで石垣島に滞在中、海でシュノーケリングをして漂流した経験を語ってくれた串貴代加さん(35)は、当時のことをこう語った。


「21歳のときにラウンジ嬢として7ヶ月間、石垣島でリゾートバイトをしていました。時給はたしか1300円くらい。店では18歳から30代前半くらいの女の子が働いていて、特に大学生くらいの子が一番多かったです。短期の子がほとんどで、1ヶ月勤めたら長いほうでした。


旅行気分で開放的になるのか、お客さんとワンナイトする子や不倫関係になる子もいましたね。でも、入れ替わりが激しい職場なので、みんなわりとさっぱりとしていて、人間関係がこじれることはなかったです。


内地(沖縄県の人が沖縄県以外の都道府県を総称して呼ぶ言葉)のラウンジみたいにスーツで来るお客さんはいなくて、Tシャツにビーサンといったラフな格好のお客さんが多かったです。


観光客は今ほど多くなくて、店には地元の方もよく来ていました。お客さんとの距離が近く、プライベートでも一緒に海へ行ったり、ご飯に連れて行ってもらったり、お客さんが所有するペンションのパーティーに招かれたりもしました」


客との距離が近い分、トラブルなどは起きないのか。串さんは次のように明かした。


「お客さんと付き合っている女の子も何人かいましたが、痴情のもつれや金銭トラブル、今で言うパパ活やロマンス詐欺のような話は聞いたことないです。


ただ、島で彼氏ができて移住する女性やお客さんと結婚する女性は多かったですよ。


もし自分がこういった事件に巻き込まれていたらと思うと怖いですね。リゾートバイトだと全国からいろんな人が集まるし、一つの島でもいろんな店があるので。


私はたまたま勤務した店とタイミングがよかったから、危険な目に遭わなかったんだと思います」

「ワンナイト狙いの客にホテルにしょっちゅう誘われた」
次に、沖縄本島のキャバクラでリゾートバイトをした経験があるという女性(23)に話を聞くと、その激務ぶりについて次のように話した。


「大学生の頃、夏休みに2週間だけリゾートバイトをしたことがあります。時給4000円で往復の飛行機代は自腹でした。


繫忙期の8月だったので、特に土日はお客さんがかなりたくさんいました。客層は飲み方がきれいじゃない人が多く、たくさん飲むよう煽られたり、一気(飲み)させられたりしましたね。2週間ほぼ毎日二日酔いできつかったです。


旅行先でのワンナイト狙いの客からアフターで宿泊先のホテルに来るよう誘われることなんてしょっちゅうありましたが、もちろん全て断りました。風俗行けよって思いましたね。


米軍の軍人さんや外国人観光客が来ることもあって、英語で接客しなきゃいけないのも大変でした。でも、外国人はたまにチップくれることもあって、日本人よりも紳士的なお客さんが多かったです。


リゾートバイトで来た子の中には、軍人さんとワンナイトを繰り返している子や、好かれたくて必死に英語を勉強している子もいました」


また、この女性によれば、店員同士の関係性は「アットホーム」とはかけ離れたものだったという。


「もともとリゾートバイトで来たけど、5年以上働いている“お局”的な子もいて、態度が威圧的でめっちゃ怖かったです。みんなどうせすぐいなくなるってわかっているから、挨拶しても無視するんですよ。


沖縄と聞くと、アットホームな感じをイメージしていたんですが、店の中の人間関係は全然よくなかったです」


今回の伊豆大島での事件について聞いたところ、「自分の身は自分で守る」ことが大切だと話した。


「こういった事件を聞くとなおさら、『もう二度と行きたくない』と思いますね。私もそうだったんですけど、『どうせリゾートバイトをするならたくさん稼ぎたい』と安易に夜職に手を出してしまう女の子も多いと思います。


普通の大学生が友達と一緒に旅行感覚でバイトしに来るケースも多いです。


沖縄の歓楽街は世界中からいろんな人が集まる場所なので、自分の身は自分で守らないと、今回のような事件に巻き込まれてしまうリスクがあると改めて感じました」


Gが出るボロアパート暮らしを強いられる子も…
一方、島の住民側はどう見ているのだろうか。現在も宮古島のバーで勤務する男性(28)は、リゾートバイトの実態について次のように話した。


「宮古島は毎年7月から9月の繁忙期に大勢の観光客が来ます。その時期になるとリゾートバイトや夏だけの観光ビジネスをしに来る人たちが急激に増え、どの飲食店もすごい人で溢れかえります。


夏はホテルや観光施設、居酒屋などでリゾートバイトをする人も多いけど、冬はキャバクラ以外でバイトをできる場所はほとんどないです。


だから、リゾートバイトで来てる子だけじゃなく、移住者も夜職をやってる人が多い。宮古島はただでさえ働き口が少ないし、年々物価が上昇していて、夜職しないと生活が厳しい人がたくさんいます。


リゾートバイトの寮は店によってかなり当たり外れがあるみたいで、中にはゴキブリが出るボロアパート暮らしを強いられる子もいるみたいですね」


この男性はさらに、移住者の実情についても話してくれた。


「地元の人は就職や進学を機に(沖縄)本島や内地に引っ越す人が多いんですよ。だから、移住者やリゾートバイトで来た子同士で付き合うパターンがほとんどです。


島内のコミュニティーは狭いから、誰と誰が付き合ってるとか、そういう噂はすぐに広まります。常に監視下にいるような状態なので、あんまり悪さはできないですよ(笑)。


移住者は内地で借金して逃げてきた人とか訳アリの人が多いんです。だからか、夜の店の従業員が店のお金を盗むトラブルはよくあるんですけど、それもすぐに誰がやったかバレるパターンがほとんどです」


最後に今回の事件について聞くと、次のように警鐘を鳴らした。


「“島”と聞くと、平和でのどかなイメージかもしれませんが、こっちで観光ビジネスや夜の店をしている人は内地から来た人がかなり多いんですよ。


だから、危険度で言ったら東京の歓楽街と変わらないです。リゾートバイトに限らず、夜の業界はこういったトラブルが多いと思うので、自分も気を付けなければならないなと思いました」


離島の若年人口の減少による過疎化、人手不足といった問題も潜んでいる「リゾートバイト」だが、滞在先で楽しみながら働けるという大きな魅力があるのも事実だ。


このような大きな事件やトラブルが今後、起こらないことを願うばかりだ。


取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班












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