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コロナ定期接種、7000円に 24年度、65歳以上高齢者ら >もう、いいですかね?

2024年03月15日 15時25分42秒 | 感染症のこと 新型コロナウイルス

もう、だれもやらなくなりますね?

コロナ定期接種、7000円に 24年度、65歳以上高齢者ら(共同通信) - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/c5c741d99749d954449894dcf96541c21fb6d186





コロナ定期接種、7000円に 24年度、65歳以上高齢者ら
3/15(金) 12:13配信







共同通信
新型コロナワクチンの接種の様子=2023年12月、東京都内


 65歳以上の高齢者らを対象に2024年度から始まる新型コロナウイルスワクチンの定期接種を巡り、厚生労働省は15日、自己負担額が7千円程度になるよう費用を助成すると発表した。厚労省は「負担が急激に増えないように検討した」と理由を説明。定期接種の対象者は3600万人程度と想定し、対象外の人は原則自費で打つ任意接種となる。



 厚労省によると、各メーカーから非公開で聴取した希望価格を基に、ワクチン代を「1万1600円程度」と算出。医療者の手技料を含む接種費用は「1万5300円程度」とし、超過分の8300円を市町村に支給する。


 新型コロナワクチンは3月末まで「特例臨時接種」として無料で打てるが、4月以降は65歳以上の高齢者らを対象に年1回秋冬に打つ定期接種となり、自己負担が生じることになっていた。


 日本では21年2月に新型コロナワクチンの接種が始まった。首相官邸によると、今月12日公表時点の累計接種回数は約4億3500万回。23年秋以降の接種率は22.3%となっている。



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健康な子ども必要なし>WHO、コロナワクチン接種勧告を修正

2024年03月06日 03時03分42秒 | 感染症のこと 新型コロナウイルス


WHO、コロナワクチン接種勧告を修正 健康な子ども必要なし(ロイター) - Yahoo!ニュース 



WHO、コロナワクチン接種勧告を修正 健康な子ども必要なし
3/29(水) 1:28配信
331コメント331件

世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に関する勧告を修正した。パンデミック(世界的大流行)の新たな段階に合わせた措置で、健康な子どもや青年は必ずしも接種する必要はないが、リスクの高いグループは前回のワクチン接種から6─12カ月後に追加接種(ブースター接種)を受けるよう提案した。(2023年 ロイター/Denis Balibouse)


[28日 ロイター] -     
世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に関する勧告を修正した。パンデミック(世界的大流行)の新たな段階に合わせた措置で、健康な子どもや青年は必ずしも接種する必要はないが、リスクの高いグループは前回のワクチン接種から6─12カ月後に追加接種(ブースター接種)を受けるよう提案した。

 【動画】鳥インフルエンザ、ヒトへの感染リスクを正しく警戒するには 

今回の勧告は、コロナによる感染やワクチン接種の広がりに伴い世界的に高水準の集団免疫が存在することを考慮した上で、コロナ感染による深刻な症状や死亡などの脅威にさらされている人々へのワクチン接種に注力することが目的と指摘。高齢者や重大なリスクをかかえる若年層などリスクの高いグループに対しては年齢や免疫不全の状態などに基づいて前回のワクチン接種から6─12月カ月後に追加接種するよう推奨した。 

一方、健康な子どもや青年はワクチン接種の「優先度が低い」とし、このようなグループへの接種を推奨する前に疾病負担などを考慮するよう各国に要請。コロナワクチンおよびブースターワクチンはあらゆる年齢層にとって安全だが、勧告では費用対効果などの要因も考慮したという。 

 今回の勧告は現在の状況と世界の免疫レベルを反映しているが、毎年の追加接種が必要かどうかに関する長期的なガイダンスとみなすべきではないとした。

 さらにコロナワクチンを2回接種したあとに追加接種を受けた「中程度のリスク」を抱える人々は追加でワクチンを接種してもそのメリットはわずかであるため繰り返しの接種は推奨されないとした。




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コロナで命を落とした4000人を分析して分かった、リスクの高い「持病と既往症」

2024年03月01日 03時03分58秒 | 感染症のこと 新型コロナウイルス

志村けんさんは肺気腫

写真:現代ビジネス


1・29・2021

 糖尿病と高脂血症、そして高血圧。昨年12月27日にコロナで命を落とした羽田雄一郎参院議員にはこれだけの「持病」があったという。


 【一覧表】コロナで重症化しやすい持病リスト!  

まだ53歳で働き盛り。そんな人が熱を出してからわずか3日で亡くなってしまったのは、持病のせいだったに違いない。

  昨年5月にコロナに感染して亡くなった力士、勝武士も糖尿病患者だった。28歳という若さでも、持病があればコロナで命を落とすのだ。 

 コロナで死ぬ危険が高いのは、治療中の持病がある人だけではない。  

昨年3月、志村けんさんがコロナで亡くなった衝撃を忘れられない人も多いだろう。70歳だった志村さんの場合、事務所は「基本的に通院するような持病はない」と発表していた。  

だが、志村さんはもともと一日60本を吸うヘビースモーカーで、過去に肺気腫を患っていたようだ。最近は禁煙し治療もしていなかったが、一度壊れた肺は元には戻らない。肺気腫は、コロナによる肺炎が急激に悪化する要因となった。  

つまり過去にかかった病気、すなわち「既往症」がある人もまた、コロナで死ぬリスクが高いのである。 

 有名人だけではない。日本国内ではすでにコロナによって4000人を超える人が亡くなった。 

 旅立っていった人々が残した膨大な情報から学べることは多い。具体的にどんな病気や既往症を持っている人が、コロナで死ぬ可能性が高いのか。そしてどのような人が、コロナに特に注意すべきなのか。最新の統計データでようやくわかった真実を見ていこう。  日本では国立国際医療研究センターが中心となって、コロナ患者の情報を収集したデータベースが作成されている。研究参加施設は844にのぼり、登録された症例は2万件を超える。 

 無数にあるデータのなかで着目すべきは「死亡因子」についてのデータだ。ここを見れば、コロナ重症で入院した患者について、それぞれの持病ごとの死亡率が分かる。

  コロナに感染し、命を落とす危険度が最も高い持病は何か。堂々のトップとなってしまったのは腎機能障害だ。重症者のうちの実に44%(25人中11人)が死亡している。 

 「人工透析の患者さんは免疫機能が低下しています。ウイルスが入ってきた場合、そのまま増殖し重症肺炎となってしまうのです」(浜松医療センターの医師・矢野邦夫氏)  意外な結果となったのは、この後の順位だ。 

 次に亡くなる割合が高いのは心疾患を抱えるコロナ患者となった。重症者121人中49人が死亡した(40・5%)。 

 そしてその次の3位は脳血管障害で、こちらは重症者114人中45人が死亡している(39・5%)。 

 一方、慢性肺疾患の人は、102人中31人が死亡してはいるものの、割合にすれば30・4%に留まっている。

なぜ肺より心臓か

Photo by iStock

 コロナは肺の病気であるにもかかわらず、なんと、心臓や脳の血管の持病がある人のほうが命を落としやすいというデータが出たのだ。

  いったいなぜなのか。東邦大学医学部名誉教授の東丸貴信氏が答える。  「新型コロナ感染症は、単なる上気道炎や肺炎ではないからです。コロナの正体は、毛細血管を含む全身の血管に障害を引き起こす『血管病』なのです」  最新の研究によれば、新型コロナは肺から血管に侵入し、血管の内側の細胞(内皮細胞)を攻撃することが判明している。

  内皮細胞は血が固まるのを防ぐ役割を果たしている。そのため、コロナによって破壊されると、血管中に血液の塊ができ始めてしまう。これが「血栓」だ。そこに追い打ちをかけるように、コロナによって「サイトカインストーム」という現象が引き起こされる。 

 免疫細胞はウイルスを攻撃する際に「サイトカイン」と呼ばれるたんぱく質を分泌する。このサイトカインには他の免疫細胞を活性化する効果があるが、過剰に生産されると免疫細胞が暴走し、正常な細胞まで破壊してしまう。 

 サイトカインは血流に乗って他の臓器にも移動し、全身で血液凝固作用を高める。毛細血管から大動脈などの太い血管まで、身体中のあちこちで血栓ができていくことになるのだ。

  東北大学加齢医学研究所教授の堀内久徳氏が厚労省の研究班や日本血栓止血学会・動脈硬化学会の合同チームのメンバーとして行った調査でも、コロナが血栓を作ることが裏付けられている。全国399の病院にアンケートをして、約6000人分の患者データを解析した。  

「結果、60人に1人に当たる105人が血栓症を発症していました。人工呼吸器や人工心肺装置ECMO(エクモ)で治療中の重症患者に絞れば、なんと約13・2%が血栓症でした」(堀内氏)  では、血栓ができると何が起きるのか。大阪大学人間科学研究科未来共創センター招へい教授の石蔵文信氏が語る。 

 「足の血管で血栓が詰まれば、赤く腫れる程度の症状で済みます。しかし、脳の血管が詰まれば脳梗塞、心臓の血管が詰まれば心筋梗塞が発生することになります」

  心疾患や脳血管障害の治療中の人は、血栓ができやすくなっているので注意が必要だ。また、過去に心筋梗塞や脳梗塞を起こしたことがある人も、血管が傷んでいることに変わりはない。血栓ができやすく、血管も詰まりやすいため、コロナの死亡リスクが高い。 

 コロナにかかると危険な持病4位につけたのは、慢性肺疾患だ。

ウイルスはまず上気道(鼻・口・咽頭)で増殖し、血管に侵入して下気道(気管・気管支・肺)へと攻め込む。そのため喘息の人は重症化リスクが1・5倍になるというデータもある。だが、より深刻なのは肺気腫だと前出の堀内氏は語る。

  「肺気腫の人は、コロナの死亡率が3倍近くに上がるというデータもあります。吸い込んだ空気を取り込む組織である肺胞が破壊されているため、肺炎に罹ると必要最小限の酸素も取り込めなくなるためです」 

 慢性肺疾患と同率で4位に入ったのが、がんである。データでは、重症者79人中24人が亡くなっている(30・4%)。抗がん剤を使うと骨髄の機能が低下し、白血球の数が減少する。そのため免疫機能が低下し、コロナが重症化しやすくなると考えられる。 

 ただし、がん治療をしているからといって、必ずしもコロナの死亡リスクが高まるとは限らない。 

 昨年4月に女優の岡江久美子さんが亡くなった際、2月半ばまで乳がんの放射線治療をしていたことが、死亡リスクを高めたと報じられた。 

 だが、日本放射線腫瘍学会が「一般的な放射線治療では免疫力が大きく低下することはほとんどない」と反論している。がん治療中の人は、自分の治療法でどれくらいコロナのリスクがあるのか、医師に尋ねておくといいだろう。  重症者299人中77人が死亡(25・8%)しているのが、糖尿病だ。前出の矢野氏は語る。 

 「血糖値が高くなると、白血球の機能が低下し免疫の働きも落ちます。糖尿病の人はウイルスに感染しやすいうえに、体内で増殖するウイルスに抵抗しきれずに、重症化するリスクが高いのです」 

 糖尿病患者のコロナ重症化リスクは、通常の約2・3倍となっている(米CDCの調査より、以下同)。 

 続いて重症者39人中10人が死亡(25・6%)した肝疾患が7位となった。がんや糖尿病の人であれば、普段医者から「免疫力が低下するので、感染症に注意するように」と忠告を受けている。 

 しかし肝疾患は、自分でも気づかないうちに病気が進行しているケースが多い。肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、肝疾患(肝機能障害や肝硬変など)が始まっていても、まったく症状が出ないこともざらだからだ。前出の石蔵氏は語る。 

 「肝臓には大食細胞(マクロファージ)と呼ばれる免疫細胞があり、身体に入ってきたウイルスなどを処理しています。また、免疫をコントロールする『司令塔』となるT細胞も肝臓にある。つまり肝臓は『免疫の要』であり、機能が低下しているとコロナも重症化しやすいのです」  肝臓には、食物から吸収したアミノ酸をたんぱく質に変える「工場」としての役割もある。肝臓病を患っている人がコロナに感染すると、身体に必要なたんぱく質を十分に作れなくなって体力が低下し、重症化する可能性も指摘されている。

  8位には高血圧(19・5%)、9位には高脂血症(16・1%)が入った。どちらもいわゆる「生活習慣病」で、動脈硬化により血管の壁が脆くなり、血栓ができやすくなってしまっている。

  こうした人がコロナに感染すると、突然症状が悪化して短時間で亡くなる「エコノミークラス症候群」を発症しやすい。 

 「正式名称は『肺血栓塞栓症』といい、下肢の深い静脈にできた血栓が肺に飛んで詰まり、呼吸や血液循環が途絶える病気です。

  欧米ではICUに入院した人の3~4割がこの病気だったという報告もあります。羽田雄一郎参院議員も容体の急変からたった15分で亡くなっており、肺血栓塞栓症だったと考えられます」(前出・東丸氏)  

肥満の人は、83人中8人死亡(9・6%)で、ほかの持病ほど死亡率は高くない。持病がない人でも重症者の8%が亡くなっていることを考えても、過剰に心配する必要はない。 

 ただし肥満の場合、重症化するリスクが高いことは明らかになっている。「脂肪で肺が圧迫され、肺炎になり人工呼吸器をつけても肺が膨らまない」(前出・石蔵氏)という理由もあるようだ。

  BMI30(160cmで約77kg、170cmで約87kg)以上の人は、重症化リスクが健康な人の3倍となる。さらにBMI40(160cmで約103kg、170cmで約116kg)以上では、重症化リスクがなんと4・5倍に上昇する。


「高血圧×喘息」が怖い

Photo by iStock

 とはいえ、コロナが怖いからと無理なダイエットをすれば、免疫力が低下してかえって感染リスクが上昇しかねない。感染者数が急増したことで家にいる時間が長くなっているかもしれないが、体重を増やさないことから心がけたい。  ここまで見てきた持病・既往症のある人は、コロナへの注意を怠ってはいけない。しかしこれから、さらに恐ろしい事実をお伝えしなければならない。  

複数の持病を抱えている人は、それだけで重症化リスクが高まることが分かっているのだ。米CDCの報告によると、2つ以上の基礎疾患を持っていると無疾患の人の4・5倍、3つ以上で5倍も入院リスクが高くなる。 

 たとえば高血圧の人は重症化リスクが健康な人の2倍となるが、さらに喘息も抱えていれば重症化リスクが4・5倍に上がってしまう。 

 その理由は、身体の中で不具合が複数起きると、連鎖するように症状が悪化していくからだ。  

コロナで重症化、死亡したAさん(60代・男性)の症例を元に見ていこう。Aさんには、2年前に心筋梗塞で倒れて病院に運ばれた経験があるほか、尿酸値も高く慢性腎臓病を抱えていた。 

 Aさんは38℃台の熱を出し、意識が朦朧とするなか病院に運ばれた。およそ30分間にわたり人工呼吸器を装着したが、そのまま命を落とすこととなった。

  このとき、Aさんの体内では「症状の連鎖」が起きていたと考えられる。  「心筋梗塞があるため、コロナによる肺炎で呼吸不全と心不全を起こし、全身で酸素と血流が不足する状態になりました。持病を抱えていた腎臓はいわば『血の塊』のような臓器で、血流がないと腎不全状態に陥ります。

  腎臓が機能不全に陥ると、血管内の水分や塩分が排出できなくなります。その結果、心臓や肺にさらに大きな負担がかかり、心不全が悪化してしまったと考えられるのです」(前出・東丸氏)  持病や既往症を抱えている人がコロナで命を落とさずに済むために、できることはないのか。前出の堀内氏が答える。 

 「糖尿病の人は血糖値をコントロールし、高血圧の人は降圧剤を正しく飲み続けることです。心疾患や脳血管障害の予防で血液を固まりにくくする薬を飲んでいる人も、主治医と相談の上、飲み続けて欲しいと思います」  

コロナの危険度は人によって異なる。自分がどれくらい注意すべきかを頭に入れ、自分の持病の治療自体も、疎かにしないようにしたい。 

 『週刊現代』2021年1月23日号より



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心臓が溶ける!」「ゼリーのような血栓」……医師たちが「きいた」ワクチン死した壮絶遺体の声

2024年02月23日 00時03分14秒 | 感染症のこと 新型コロナウイルス


「心臓が溶ける!」「ゼリーのような血栓」……医師たちが「きいた」ワクチン死した壮絶遺体の声



2/7(火) 7:03配信
124コメント124件

ゼリーのような血栓

Photo by iStock

 厚生労働省はワクチンの副反応疑い死の人数を1966人に更新した。接種が原因で発症したとみられる異常な症状で命を落とす患者たち。経験したことのない事態に医師や看護師は声をあげ始めた。 

大阪医科薬科大学法医学教室の鈴木廣一名誉教授は、大阪府警から解剖を依頼された遺体にメスを入れ、思わず目を見張った。

府内に住む61歳(当時)の男性、Aさんである。  

心臓と肺をつなぐ太い動脈を切り離したときのことだった。血管から流れ出てきたのは、ドロリとした血の塊―血栓だ。男性の肺動脈には、コーヒーゼリーのような赤茶色の血栓がびっしりと詰まっていた。  

「明らかな肺動脈血栓塞栓症でした」(鈴木氏) 

 脚などでできた血栓が血流に乗って肺の血管内に集まり、塞いでしまう疾患のことだ。 

 血栓は、そのほとんどが足首から膝にかけて走る静脈でできる。そのため鈴木氏はまず、左脚の静脈を調べた。だが、血栓はどこにも見当たらない。続けて右脚を調べると、静脈にぎっしりと血栓が詰まっていた。

  おそらく死の直前、Aさんの両脚の血管には、どちらも血栓が生じていた。何かのきっかけで左脚の血栓がはがれ、肺動脈を塞いで、彼を死に至らしめたのだろう―。解剖の結果、鈴木氏はそう推測した。 

 Aさんは'21年8月5日、ファイザー社製ワクチンの接種を受けた。それから5日後の8月10日、妻に胸の苦しさを訴え、接種を受けた医院に向かおうと自転車に乗った直後、うめきながら倒れたとう。救命救急センターに運ばれたがすでに心肺停止状態で、間もなく死亡が確認された。


原因が明確化されない死

Photo by gettyimages

 実は、Aさんは7日の時点で家族に胸の違和感を訴えていた。 

 「その時、すでに脚の血管から小さな血栓がはがれ、肺の血管に詰まり始めていたと考えられます。そして自転車を漕いだ際、左脚の静脈の大きい血栓がはがれて一気に肺の動脈に流れ込み、塞栓状態なった。膝裏辺りの血管で生じる血栓は、直径1cm近くになることもあるのです」(鈴木氏

 Aさんは毎朝の散歩を日課にしており、大きな血栓が生じる可能性は低かった。原因として考えられるのは、ワクチンを接種したことだけだ。 

 鈴木氏はAさんの死亡検案書にこう記した。

  〈死因は肺動脈血栓塞栓症と心筋炎〉
ワクチンとの因果関係あり〉 

 本誌は前号で、ワクチン接種後の「副反応疑い死」でかけがえのない肉親を亡くした複数の遺族の証言を報じ、大きな反響を得た。中には「作り話ではないか」といった心ない反応もあったが、今回の記事も含め、遺族や当事者への取材に基づいていることを改めて強調しておきたい。

  今なお国は、ワクチンと「副反応疑い死」の因果関係を一件も認めていない。その一方で、不審な死を遂げる人は後を絶たない。そうした現実に違和感と怒り、悲しみを抱いているのは遺族だけではない。現場で死にゆく人を目の当たりにする医師や看護師も同様だ。今回は、そうした医療者の肉声をお伝えしよう。



心筋の細胞が溶ける

Photo by gettyimages

 前出の鈴木氏は、この2年でワクチン接種後に死亡した遺体の解剖を3例経験した。Aさんと同じく、血栓が原因で亡くなったと見られるのが72歳(当時)のB子さんだ。彼女は2回目のワクチン接種の3日後に死亡した。解剖の結果、明らかになった死因はやはり肺動脈血栓塞栓症だった。

  自宅で胸が苦しくなったB子さんは、家族に支えられてトイレに連れて行ってもらう途中で倒れ、亡くなったという。

  「解剖しても、当初は肺動脈に血栓は見当たらず、その他にも異常は見られませんでした。しかし肺を丁寧に観察すると、気管支と並んで縦に走る肺の動脈の広範囲が、血栓で塞がっていたのです」(鈴木氏)  

さらに心臓を調べると、血管が激しい炎症を起こしていたこともわかった。心筋炎を起こす寸前の状態でもあったのだ。

 1月20日、厚生労働省は定例の副反応検討部会を開き、ワクチン接種後の「副反応疑い」の症例を更新した。オミクロン株対応型のワクチンでも、AさんやB子さんのように血栓症や心疾患を起こした人、それにより亡くなった人が新たに複数報告されている。  

現在、国に届け出があった「副反応疑い」の死者は1966人。

しかし、たとえ肉親がワクチン接種直後に亡くなっても、すべての遺族がその因果関係を疑うわけではない。診察する医師も気づかず、原因不明の突然死として片づけてしまう。つまり現在明るみに出ている事例は、氷山の一角にすぎないのだ。


突然命を落とす

Photo by gettyimages

 医療裁判を扱い、「副反応疑い死」の遺族救済にも取り組む弁護士の青山雅幸氏は、ワクチン接種後に死亡した人々の死因や死亡時期を調べて、ある共通点に気が付いた。 

 「心疾患が原因で亡くなった方々に目立つのは、接種後5日以内に亡くなるケースです解剖やAIによる画像診断では、特に異常が見当たらないのに、心臓が原因の突然死で自宅で命を落としている。彼らの多くは既往症や受診歴がなく、30代以下の人も目立ちます。健康だった若者が、心臓が止まって治療をする間もなく突然死するなんて、普通は考えづらい」 

 また女性の場合、接種直後に脳や内臓からの出血で亡くなるケースが多いとも青山氏は言う。脳溢血、くも膜下出血、肺からの出血などが少なからず報告されているのだ。  

コレステロールの薬の副作用で骨格筋が溶ける『横紋筋融解症』も目立ちます。同様に心臓の筋肉の細胞も急激に溶けることがあります。その結果、心筋梗塞や心不全、致死性の不整脈が生じて、突然死を招く人がいると考えられます」(長尾クリニック名誉院長の長尾和宏氏) 

 前述した厚労省が報告したワクチン接種後の死亡事例にも、この症状で亡くなったケースが複数記されている。 

 昨年11月20日に5回目の接種を受けた79歳女性は、3日後の23日に死亡した。死因は横紋筋融解症のほか、敗血症や多臓器不全も見られたという。

12月5日に5回目接種を受けた79歳の女性も、翌日にやはり横紋筋融解症を起こして亡くなっている。記録によると接種直後から悪寒があり、未明に嘔吐して救急搬送されたが、同日正午に死亡した。  

さらに医師たちが不審を抱いているのが、異常な高熱で亡くなる人が多発していることだ。 

 「週刊現代」2023年2月4日号より  様々な症状を紹介した【後編】『謎の「肺炎」「老衰」「高熱」…ワクチン接種後1~2ヵ月で突然死する高齢者たち』に続く。
週刊現代(講談社)




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日本人はいつまで「マスクと手洗い」の自助努力でコロナと戦うのか?

2024年02月14日 03時03分37秒 | 感染症のこと 新型コロナウイルス
日本人はいつまで「マスクと手洗い」の
自助努力でコロナと戦うのか?

【橘玲の日々刻々

022/02/21(月)



日本ではオミクロン株の感染拡大が続いていますが、ひと足早く感染が始まったヨーロッパでは大きく2つの対応がなされています。

ひとつはワクチン接種義務化の流れで、オーストリアでは18歳以上で未接種だと最高3600ユーロ(約46万円)の罰金が科せられ、
フランスも16歳以上の未接種者がレストランや映画館、長距離交通などを利用できない「実質義務化」に踏み切りました。

イタリアは50歳以上、ギリシアは60歳以上の高齢者の接種を義務化しており、ドイツも全成人への接種義務化を議会で審議しています。

もうひとつはコロナ規制撤廃の流れで、イギリスがマスク着用義務などの規制をほぼ撤廃し、ノルウェー、デンマーク、アイスランドなどの北欧諸国が続きました。
オミクロン株は重症化率が低く、集中治療室の逼迫が見られないことなどから、国民の行動を過度に制限する必要はないというのが理由です。

これらの国はワクチンの3回目接種率も高く、感染者を含めれば、ほぼ「集団免疫」を獲得したという判断もあるようです。

マクロン仏大統領がワクチン接種の実質義務化をコロナ規制撤廃の条件としたように、この2つは両立可能です。
ワクチン接種で感染・重症化するひとが減れば医療は圧迫されず、経済活動に負担をかけずにすみます。

しかしこれは、逆にいうと、ワクチンを接種しない者が一定数いると市民生活が脅かされるということです。

「ワクチンを接種しない自由」と「市民社会の自由」が対立し、後者を重視する国民が多数派だからこそ、
各地で激しい抗議デモが起きてもマクロンは強気を貫けるのでしょう。

コロナ規制を撤廃したデンマークは、いち早く「コロナパス」のアプリを導入し、ワクチン接種済みか、
コロナ検査で陰性であることを提示しないとカフェやレストラン、図書館などを利用できないようにしていました。

これが可能になったのは、日本のマイナンバーにあたる「CPR(社会保障)番号」によって
あらゆる行政手続きがオンライン管理されているからで、接種履歴や検査結果は自動的に医療ポータルに表示されます。

コロナ禍の所得保障ではイギリスが、従業員の給与を企業が支払日ごとにオンラインで歳入庁に報告する「即時情報(RTI)」システムを活用して、
所得が減った個人をリアルタイムで把握、自ら支援要請しなくても給付金請求の案内メールを送っていました。

それに対して日本は、マイナンバー制度はあるものの、「コロナパス」もできなければ給付金の支給にもまったく役に立たず、平井卓也前デジタル改革相が「デジタル敗戦」を認める有様です。


これまでリベラルなメディアや知識人は、「ワクチンを打つか打たないかは個人の権利」 「個人情報を国家に渡せばファシズムになる」と主張してきました。
しかし、このひとたちが憧れる欧州のリベラリズムは、市民社会の自由を守るために個人の権利を制限し、個人情報を国家が管理することで、国民の生命と生活を守る功利主義的な政策を行なっています。

日本人はいつまで、「マスクと手洗い」の自助努力でコロナと戦おうとするのでしょうか。


橘 玲(たちばな あきら)

 作家。2002年、金融小説『マネーロンダリング』(幻冬舎文庫)でデビュー。『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(幻冬舎)が30万部の大ヒット。 


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