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知ると腑に落ちる「天才科学者は少食が多い」ワケ、アインシュタインやニュートンらの食事情とは?

2023年09月23日 03時03分21秒 | 科学のはなし
知ると腑に落ちる「天才科学者は少食が多い」ワケ、アインシュタインやニュートンらの食事情とは?

8/18/2022

歴史に名を刻む偉人たちはどんな食事をしていたのか。調べてみると、興味深い事実が次々と浮かび上がってきます。その中から、今回はアインシュタイン、ニュートンなど天才科学者たちの食事について、東洋経済オンラインで『近代日本を創造したリアリスト 大久保利通の正体』を連載中の真山知幸氏が解説します。

 【漫画】日本の親が言う「人に迷惑をかけないで」の大弊害 ※本稿は真山氏の新著『偉人メシ伝 「天才」は何を食べて「成功」したのか?』から一部抜粋・再構成したものです

 ■食事の優先順位が低かったアインシュタイン

 「一般相対性理論」や「特殊相対性理論」を着想して、「光量子仮説」の研究でノーベル物理学賞を受賞した、 アルベルト・ アインシュタイン。「あかんべー」をした有名な写真は「天才」のシンボル的な扱いを受けており、アパレルブランドがTシャツを作ったりもしている。 

 当の本人はファッションにまるで関心がなかった。カラーや靴下も着けずに、すり切れたジャケットとスリッパで過ごして、周囲を困惑させていたくらいである。


 「できるだけ気楽にしていたい」  そう考えたアインシュタインの姿は、科学者というよりも、芸術家を思わせるものだったという。そして服装と同様に、食事にもこだわりは見られなかった。  

アインシュタインは学生時代、下宿の近くのレストランで食べることもあったが、パン屋でりんごパイやぶどうパイの一片を買い、自分の部屋で済ませてしまうこともたびたびだった。

  大学教授になってからも食事の優先順位は低く、夕食はいつもソーセージと一切れのパンのみ。昼食もさっさと済ませては、共同研究者で友人のグロスマンに数学的議論をふっかけて、「まだ休みたいのに……」と相手に嫌がられていた。


 おやつの時間も自由気まま。お菓子の包み紙が手元にあれば、そこに計算し始めたという。つねに研究のことしか頭になかったのだ。  ただ、年齢を重ねるに連れて、外食時の油で胃腸の調子を崩すことが重なり、やや食事に気を遣うようになったらしい。友人にこんなふうに忠告している。 

 「どんなに簡単なものでもいいから、家で食事しなさい」  

といっても、自宅での料理にこだわったわけではない。知人の家をたびたび訪ねては、一緒に食事を楽しんでいる。あるとき、知人の家で、用意されたミルク、パン、チーズ、ケーキ、そして、果物をのせた小さなテーブルを見てこう叫んだ。



「こんな素敵な食事と、ヴァイオリン、ベッド、机と椅子のほかに何を望むことがあるだろう!」  このころ、アインシュタインの関心は発見した相対性理論のことばかりで、周囲から騒がれることに心底うんざりしていた。 

 気兼ねなく過ごせる自宅や友人の家で食事をしながら、おもむろに好きなヴァイオリンを弾く。そんな時間が、アインシュタインにとっては、かけがえのないリラックスタイムだったのである。 

■ニュートンとアインシュタインの違い

 アインシュタインと同様に、偉大なる法則を発見したのが、イギリスの科学者アイザック・ニュートンである。ニュートンにまつわる食べ物といえば、リンゴが思い浮かぶが、「リンゴが木から落下するのを見て、万有引力の法則を発見した」という逸話は伝説にすぎず、事実ではない。 


 「孤独は天才の学校である」  そんな言葉を残したニュートンは1人でひたすら研究することを好み、食事は不規則かつ少量だった。「食事は知的活動において、ただ邪魔な時間」とさえみなしていたという。


 もっとも食事だけではなく、研究以外のほぼすべての活動が無意味なものに見えていたらしい。床に就くのも朝の短時間だけで、睡眠時間もろくに取らなかった。 

 休養という概念がないニュートンは、思考を巡らせながら、ひたすら歩き回った。その姿を見た人は、こんな証言をしている。  

「靴のかかとは踏みつぶし、靴下のひもは結ばず、髪はぼさぼさだった」 

 外見に構わなかったところはアインシュタインと似ている。だが、2人には大きな違いがある。アインシュタインは女性好きだった。食欲の分が性欲にあてられたようにさえ思えるくらいだが、ニュートンは性愛にすら関心はなかった。フランスの哲学者ヴォルテールは、こう評している。


 「ニュートンは、長い生涯の間に、情欲を感じたことはないし、人類に共通の意志薄弱とは無縁で、女性との交際もなかった」  

ろくに眠りもせず、食事もせず、人付き合いもせず。それでいて84歳まで長生きしたのは「自分にはやるべきことがある」という信念を持っていたからだろう。ほかのことに関心がなかったのは自然なことのようにも思えてくる。

  ニュートンの生き方はまるで求道者のようだが、ノーベル化学賞と物理学賞を受賞したポーランド出身の化学者マリー・キュリーも負けていない。




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エアコン作った天才って誰なの? 当初の目的は人間のためじゃなかった!?

2023年09月16日 20時03分00秒 | 科学のはなし


2022/08/08(月) 21:01:25.50ID:CAP_USER>>39エアコン作った天才って誰なの? 当初の目的は人間のためじゃなかった!?

2022.08.07 Sunday


 真夏の猛暑においては、もはやエアコンなしで生活することは考えられません。

 エアコンのある時代に生まれて神に感謝… いや、発明した人に感謝したくなります。

 では、夏にも冬にも重宝する「エアコン(AC、air conditioning)」を発明した天才とは、一体誰なのでしょうか?

 身近でありながら意外と知られていない、エアコン誕生の秘密に迫りましょう。


1915年のキャリア(当時39歳) / Credit: ja.wikipedia

目次
  • エアコンを発明した天才とは? 最初の用途は人のためではなかった
エアコンを発明した天才とは? 最初の用途は人のためではなかった
”エアコン第一号機の発明者”として記録されているのは、アメリカのエンジニア、ウィリス・キャリア(Willis Carrier、1876〜1950)です。

キャリアは1876年に、ニューヨークで生を受け、若い頃から時計やミシンの修理など、機械いじりを得意としていました。

1895年にコーネル大学に進学し、1901年に機械工学の学士号を取得。

卒業後は、換気システムの開発を手がける企業「バッファロー・フォージ・カンパニー(Buffalo Forge Company)」に入社し、コーヒー豆や材木を乾燥させるためのヒーターシステムの設計に務めました。
1915年のキャリア(当時39歳) / Credit: ja.wikipedia
そして1902年に、キャリアは技術者として大きな転機を迎えます。

そして1902年に、キャリアは技術者として大きな転機を迎えます。
ブルックリンにあった印刷会社「サケット・ウィルヘルム・リトグラフ&パブリッシング・カンパニー(Sackett-Wilhelms Lithographing & Publishing Company)」から、室内の湿度を抑える機械を作ってほしい、との依頼を受けたのです。

というのも、印刷工場内が高温多湿の状態になると、印刷紙が水分を吸ってしまい、収縮して平滑性が失われ、思うようにインクがプリントできなくなるのです。

そこでキャリアは、この問題を解決するため、ベルト駆動の機械システムを開発しました。

仕組みは以下の通りです。

まず、機械が室内の熱気を取り込み、チリやホコリを取り除くフィルターに通しながら、水のスプレー(噴霧器)をかけます。

処理された空気は、化学物質(冷媒)の入ったコイルパイプに通され、空気中の水分を飛ばして湿度を下げていきます。
あとは、この除湿された空気を工場内に送り出すだけです。


(ちなみに、この機械は化学物質を変えることで「加湿」も可能でした。それゆえ、クーラーではなく、あくまで「エアコン:空気調節器」なのです)
キャリアの画期的な発明は、印刷工場の難題を完璧に解決しました。

ただ、この機械は、他の革命的な発明品の例にもれず、かなり巨大だったようです。

(携帯は当初、ショルダーバッグくらいありましたし、パソコンも大型の本棚と同等のサイズでした)
工場内に設置されたキャリアのエアコンのイメージ図工場内に設置されたキャリアのエアコンのイメージ図 / Credit: Vietnam Investment Review – Carrier celebrates over a century of modern air conditioning(2022)

キャリアの開発した機械は、”世界初のスプレー式空調機器”として認定され、1906年に、これを「Apparatus for Treating Air(空気を取り扱う装置)」と命名して、特許を取得しました。


このように、世界最初のエアコンは、人が涼むためではなく、印刷工場の湿気を取り除くために作られたのです。

ところが、これを工場内に設置してから、非常に面白いことが起こりました。
お昼休憩になると、工場員たちがこぞって機械の近くに集まるようになったのです。

それもそのはず、除湿された空気は冷却されてもいますから、ヒンヤリした空気が蒸し暑い肌に心地よかったのでしょう。
こうして、エアコンは、室内を冷やすクーラーとしても使われるようになりました。

キャリアは、一粒で二度おいしい機械を作り上げたのです。
特許申請時にキャリアが描いたエアコンの模式図特許申請時にキ



キャリアはその後、1914年の第一次大戦を機に、12年勤めた同社を辞め、数名の技術者とともに、新たな会社を設立。

この会社は現在も「キャリア・グローバル・コーポレーション(Carrier Global Corporation)」として存在し、世界150カ国以上でエアコンや冷凍庫の販売を手がけています。

もちろん、キャリアの作ったエアコンは完全無欠だったわけではありませんし(冷却用の化学物質には有害なものも含まれていた)、のちの時代で、サイズや形状、機能の大幅な改良がなされました。

(冷却用の化学物質も現在は、ハイドロフルオロカーボン:HFCという塩素ガスを含まない、安全なものを使っている)

しかし、キャリアの発明がなければ、エアコンの登場は今よりずっと遅れていたかもしれません。


(以下略、続きはソースでご確認ください)

ナゾロジー 2022.08.07 Sun 




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なぜ日本の論文数は増えないのか? 生成AIが“現状、救世主になれない”理由とは

2023年09月05日 13時03分26秒 | 科学のはなし

なぜ日本の論文数は増えないのか? 生成AIが“現状、救世主になれない”理由とは(1/2 ページ) - ITmedia NEWS 




なぜ日本の論文数は増えないのか? 生成AIが“現状、救世主になれない”理由とは

2023年09月04日 08時00分 公開
[渡辺まりか,ITmedia]


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 科学技術大国日本──今、その足元が揺らいでいる。内閣府「科学技術指導2023」によれば、ここ10年ほどで出された論文数は世界全体で急増しているものの、日本ではほぼ横ばい状態。そのため2000年から2010年までの10年間と比べ、シェアの割合が減り、ランクを1つ落としてしまっている。「Science」や「Nature」といった著名な科学ジャーナル誌での論文数シェアも低い。


 一方、生成AIの出現によって、業務効率化を図る企業や自治体などが増えつつある。教育・研究機関でも同様に恩恵を受けられそうだが「現状、日本の論文数は増えていない」と、研究活動の支援事業を手掛けるカクタス・コミュニケーションズ日本法人(東京都千代田)の代表取締役である湯浅誠さんは話す。


 なぜ日本の論文数は増えないのか。生成AIはその救世主になり得ないのか。日本の教育・研究機関の現状を探る。




カクタス・コミュニケーションズ日本法人代表取締役の湯浅誠さん
なぜ日本の論文数は増えないのか

 過去に掲載した記事「母語が“英語じゃない研究者”のデメリットはどのくらいある? 900人以上の科学者を調査」でも取り上げたように、英語を母語としない研究者が抱える論文執筆上のハンディキャップは大きい。




英語を母語としない人の不利になると推定される点とハンディを数値化
 普段から英語で読んだり書いたり考えたりするわけではないので、語彙や表現の幅が狭い。しかも、日本語だけで複雑な概念を伝えられるため、意識的に努力しない限り、英語に触れる機会は減ってしまう。


 一方、同じように英語を母語としない韓国や中国では、論文数が増えている。韓国の場合、書くことに集中できるよう大学側が論文執筆に当たって必要な費用をサポートする仕組みが整っているし、中国では国を挙げて研究者を呼び戻す政策に多額の費用が投じられている。


 指導面でも状況は異なる。海外では論文執筆で行き詰まっても、専門スタッフのサポートを受けられる窓口があるが、日本にはほとんどない。師事している教授に尋ねたくとも、教授会や学会で留守にしている、あるいは学内の他の業務に忙殺されているため指導を受けるのが難しいのだ。


 若手ほど、執筆する論文の数を増やし、自分の評価につなげる必要があるはずなのに、お金がない、指導を受けられないという“ナイナイ尽くし”で、数を増やせないというのが国内での現状なのだ。


 また、そもそも大学院博士課程の入学者数も減少傾向にある。科学技術指導2023によれば、日本の博士課程入学者数は2003年度がピークであり、以降は数値を減らし続けている。一方、米国では企業の博士号保持者の数が過去10年で1.4倍となっており、研究者の数の差が大きくなりつつある。

テクノロジーは論文執筆の追い風になるか?
 一方、近年さまざまな文章作成・翻訳ツールの性能が向上しており、以前よりも英語になじみやすい環境にはなっている。


 例えば、適切な表現を思い付けないときに便利な「DeepL」「Google翻訳」といった翻訳ツール。また、文章全体のスタイルを整えたい、文法やスペルチェックなどの校正を行いたい、フレーズの言い換え(パラフレーズ)をしたい、など校正に関係したものであれば「Trinka」「QuillBot」「Writefull」なども活用できる。


 カクタス・コミュニケーションズでもAI英文校正・翻訳ツール「Paperpal」を提供している。同社が20年間提供してきた人力校正サービスで培ったノウハウを取り入れて開発したもので、執筆中の内容が外部にもれないよう、サーバ保存されることもないという。




AI英文校正・翻訳ツール「Paperpal」の利用画面
 もともと、人力校正サービスを使っていたあさひ病院リハビリテーション科の竹中裕人さんはPaperpalを使った感想として「以前は1年に1本書けるかどうかというペースだったが、今では1カ月ほどで論文が形になるようになった」と使い勝手を話す。


 「書いた論文はリジェクトされることもあるが、数は質を生む。AIの力を借りてたくさんの論文出すことが可能になったため、自分は質を上げる努力をしていきたい」(竹中さん)




あさひ病院リハビリテーション科の竹中裕人さん
求められる、使い手側のリテラシー

 2022年以降、ここにさらに生成AIも参戦。米OpenAIのAIチャット「ChatGPT」を筆頭に、その能力の高さを社会に知らしめている。一部企業や自治体では、生成AIを業務に取り入れて効率化を図っているが、大学や研究機関ではそのような動きは活発ではなく、論文数が急激に上がる……などということは日本では起きてはいないという。


 論文のアウトプット数が横ばいの理由について、湯浅さんは「大学や研究機関側が生成AIの利用を禁止/奨励しているということではなく、様子見という状態だからだ」と話す。


アンケート「現在のAIツールの最大の課題」に対する回答(カクタス・コミュニケーションズ提供)

 「主要コンテンツとなる部分を箇条書きにしたものを生成AIで文書化すれば、それは生成AIにオーサーシップを与えてしまうことになる。しかし、科学ジャーナル誌側では生成AIを共著者に含めることを許していない。世に出ていない研究結果や固有名詞をChatGPTに投げた結果、別の人へのレスポンスに“既知の情報”として利用される可能性もある。そのため、論文執筆中の研究者の判断で、まとまった情報を入れないようにしている。使い方に気を使っているというのが現状」(湯浅さん)


 生成AIの登場により、仕事効率は上がったが、新たな課題も生まれている。しかし、それぞれに特化したAIをうまく使い分ければ、できることは格段に多くなる。湯浅さんは「(生成AIの出現によって)これまで英語で論文を書こうと考えなかった人にもチャレンジしてもらえるようになるのでは?」と期待する。


 論文執筆を支援するさまざまなテクノロジーが登場している現在。そのメリットとデメリットを把握し、使い分けることで非ネイティブの研究者であっても、その研究の成果を世の中に発表しやすくなってきたのだ。


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「東京大学」「京都大学」「東北大学」の3校に絞られる>「国際卓越研究大学」認定候補

2023年07月07日 13時03分05秒 | 科学のはなし

最終的に1~2校だそうですが、
東大、京大、または、東大、東北大になるんでしょうねw


「国際卓越研究大学」認定候補が「東京大学」、「京都大学」、「東北大学」の3校に絞られる 文科省(日テレNEWS) - Yahoo!ニュース 


国際卓越研究大学」認定候補が「東京大学」、「京都大学」、「東北大学」の3校に絞られる 文科省
6/27(火) 0:18配信
58コメント58件

日テレNEWS
世界トップレベルの研究を目指し国から助成が出る「国際卓越研究大学」の認定に向けて、候補が3大学に絞られたことがわかりました。

 世界トップレベルの研究力などが期待される「国際卓越研究大学」=卓越大の認定に向けては、全国の10大学から申請があり、これまで文部科学省の有識者会議により審査が進められてきました。 関係者によりますと面接などを経て候補の大学が「東京大学」、「京都大学」、「東北大学」の3校に絞られたことがわかりました。 

今後、現地視察なども行い今年の秋ごろをめどに候補を1,2校に絞る予定で、認定されると、国の10兆円規模の「大学ファンド」の運用益から年間数百億円の助成を最長25年受けることができ、研究分野での国際競争力の強化を目指すことになります。

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9000万年前に南極点付近が温帯雨林だったことを示す証拠>Nature, 2020年4月2日

2023年04月20日 03時03分09秒 | 科学のはなし
Cover Story:正反対の南極環境:9000万年前に南極点付近が温帯雨林だったことを示す証拠

2020年4月2日 Nature 580, 7801


表紙は、約9000万年前に西南極大陸に存在した温帯雨林の想像図である。

白亜紀の中頃は、過去1億4000万年間で最も温暖だった時期であり、そうした高い気温において極域に氷が存在し得たかどうかについて盛んに議論されている。今回J Klagesたちは、西南極大陸棚から得られた堆積シーケンスの分析結果を報告し、チューロニアン期からサントニアン期(9200万〜8300万年前)の西南極大陸に温帯雨林に似た生態系が存在したことを示している。この堆積物コアの特徴は、さまざまな花粉や胞子を含む泥岩基質に埋め込まれた、長さ3 mの化石化した根のネットワークである。この森林の気候を再構築するモデルからは、当時の南極大陸には氷がなく、大気中の二酸化炭素濃度が1120~1680 ppmと、現在の407 ppmよりずっと高かったことが示唆されている。



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