11月23日(祝)は大多喜城下・二十八市です。
地元大多喜にこだわった内容のイベントのが盛りだくさん。
そのひとつ、陶芸教室「ひぐらし工房の木村先生」をご紹介します。
陶芸に興味のある方も、この機会に二十八市で体験してみてね。
大多喜の土焼けた!
工夫重ね器完成ブランド化へ奮闘地元の陶芸家
3月9日に横田さんからいただいたコメントです。更に掲示板に祈・大河さんも紹介してくださいました。
良い意味でのマニアックな陶芸家さんも居られるとは意外です。「千葉の土では器は焼けない」という定説があったそうで、扱いが難しかったのを5~6年もかけて売り物になるものに仕上げたそうです。(by 横田)
大多喜町上原の陶芸家木村武清さん(58)
1986年に大多喜で工房を構える。 自前の窯を持とうと秩父や奥多摩などを歩き、TVで見た古民家に惹かれたそう。(by 祈・大河)
ブランド名:大田喜焼(おだきやき=大多喜の古名から)
昨年、町商工会から「ふるさと産品推奨品」に認定。
大多喜の土で焼いた器はココア色に近く、火に強い。
電話 0470(82)3006
http://www.otaki.or.jp/furusato/higurashi.html
また、3月1日の読売新聞では↓のように掲載されていました。
大多喜町上原の陶芸家木村武清さん(58)が、地元の土だけで焼いた器をブランド化させようと奮闘している。大多喜の古名から「大田喜焼」と名付け、昨年、町商工会から「ふるさと産品推奨品」に認定された。 陶芸家の間では「千葉県の土は焼き物には不向きだ」といわれる。高温で焼くとチョコレートのように溶け、表面もがさついてしまうという。
木村さんは1986年に大多喜で工房を構え、しばらくは喜多方(福島)や美濃(岐阜)の土で焼き物を作っていた。しかし10年ほど前、工房の前の道路工事現場を眺めていて、夕日に当たって光る粘土を見つけた。「焼けそうだ」と直感した。試してみると、大当たりだった。
器を焼く場合、一般的に1230度で10~12時間かけるが、木村さんは1280度で18時間かける。木村さんにとって陶芸とは「器を作るというより、土を焼く、ということ」。高温・長時間の焼きに耐えられる土と向き合い、土そのものの性質にふれることが、醍醐(だいご)味だという。「大多喜で見つけた土は、確かに粘土としてはきめが粗く質は悪い。でも、火に強い」。素朴で力強い質感が魅力だ。
しかし、ろくろで繊細な形を作ると、焼き上げる間に変形して穴が開いてしまうなど、いろいろ課題もあり、「売り物になるレベルまで持って行くのに5~6年かかった」。
大多喜の土で焼いた器は、ココア色に近い。今では町内の陶芸家仲間にこの土を分け、作り方を伝授している。「千葉の土では器は焼けない、という“定説”を覆したい」
木村さんは東京生まれの市川市育ち。大学卒業後、出版社に勤めたが、半年ほどで退社。妻が通う陶芸教室で一緒に焼き物を作ったところ、先生にほめられ、34歳でこの世界に飛び込んだ。「本郷焼」で知られる福島県会津美里町(当時は会津本郷町)の窯元で2年間、修業に励んだ。
自分の窯を持とうと、奥多摩や秩父を歩いた末、テレビで見た古民家にひかれ、大多喜にやってきた。
(2009年3月1日 読売新聞)
同 時 開 催
道の駅 たけゆらの里・おおたき 13周年記念 感謝祭
11月23日(祝) 9:00~(小雨決行)
餅つき、祭り寿し即売 1000円以上購入すると抽選会に参加できます!
お天気なら大多喜駅前の観光本陣で自転車を借りて行かれるといいですよ。