石橋海中案内☆ガイドマンのLog

神奈川県小田原市のダイビングポイント石橋で日々潜り続けているガイドのブログです。

石橋最新生物事情2024/09/05〜06[…]

2024-09-06 15:26:49 | ダイビング
みなさん、こんにちは。


気が付けば、もう秋ですね。
日も短くなって、風も朝夕と軽やかに心地良さを伝えます。

さて、台風明け一発目であり、久方振りの更新です。
いやぁ、まさかの事態に陥っています。ほんとに……

とりあえず昨日今日の状況を解説しておきます。
それはとりも直さず、『そろそろイケるんじゃないかな?イキたいな』という期待と希望が入り混じった感情の表れ、といったところでもありましょうか。

先ずは海況から。


[海況]

〚透明度〛(ちょっと込み入ってます)
◼手前浅瀬(水深5mまで)  0〜1m
◼沖合深場(水深14〜18m) 0〜2m
◼中層(水深10m前後)  5〜8m
※南エリア端(水底まで) 5〜8m

〚水温〛   26〜28℃

底揺れあり。


昨日よりもかなり透明度は上がったという印象です。南から良い潮が当たり出しているといった感じでしょうか。
回復の兆しともとれます。

ただ現状、中層から水底は全く見えません。
そのまま潜降して、気が付いたら水底といった状況(目の前に水底が現れて初めて悟ります、着底したと)。かつ着底時は要注意です。
水底に身体(或は器材)の一部が触れた途端、泥が巻き上がり、更に視界の確保が困難になります。(そして泥の中に埋もれていきますww)

これが今日までの状況。
中々、笑わせてくれます。

ただ今後の見通しとしては、今南側に到達した潮と、今入るこのウネリで、少しずつ好転していくのではと、希望的観測は抱いています。
あと2〜5日、でしょうか。
夏が完全に終わる前に、通常運転に戻りたいものです。


[生物情報]

ところで、生物情報。
「生物情報なんてあるのか?」と思われるでしょうが、「あります」(STAP細胞ではありませんよw←フルイ)

案の外、生物は海況とは裏腹に相当面白くなっています。
(だから本当に勿体ないし、残念なんです)

動ける範囲がどうしても限られるので、かなり限定的な探索にはなってしまうのですが、生物関連は「かなり良いです」。


魚系
ニシキフウライウオ(♂チビ3㌢New)、タツノイトコ(チビ2㌢New)、ハナミノカサゴ(チビ1㌢New)、クマノミ、ミツボシクロスズメダイ(増)、ガラスハゼ(チビ1.5㌢New)、アライソコケギンポ、コケギンポ、ミナミギンポ()、カンパチ、ワラサ、マアジ、ネンブツダイ(壁)、コンゴウフグ(チビ1.5㌢New)、アオサハギ(チビ/タマシイ1㌢&yg)、アミメハギ(チビ&yg/)など
◆いやぁ、チビちゃんだらけです☆かと思いきや、視界のある中層は中々の魚影で賑わいます☆


甲殻類
アカホシカクレエビ(チビ1㌢New)、カザリイソギンチャクエビ、イソバナカクレエビ()、ウミシダヤドリエビ()、ナガレモエビ(増)、アカスジカクレエビ(New)、クリアクリーナーシュリンプ(New)、コノハガニ(♂♀)、ナマコマルガザミ()など
◆いよいよ甲殻系の季節到来といった感じでしょうか☆アカホシのチビちゃんはマジ ヤバイw☆


ウミウシ
ハナオトメウミウシ()、オトメウミウシ()、ミヤコウミウシ(チビ&yg/増/)、セスジミノウミウシ、ミレニアムマツカサウミウシ(チビ)、不明種(数種/Neww)など
◆各不明種が本当にわからないwそのうち確定していきます、そのうち……☆


ウミウサギ
トラフケボリ()、コボレバケボリ()、ホリキヌヅツミ、ベニキヌヅツミ(チビ増New)、シュスヅツミ(チビ復活?)、アヤメケボリ、トガリアヤメケボリ
◆こちらも色々と復活してきました。良き兆しです☆


生物関連は海況とは全く別次元で、台風の恩恵を受けたといったところでしょうか。
これ程まで色々な生物達が復活しているとは、想定以上でした。

透明度さえ回復してくれば、多分相当楽しめると思います。
これは間違いないと断言出来ます。
(何かしらの祭りが既に始まっているのでは?とすら……)
この海況で、この手応えですからねww

乞うご期待です。

まぁ、最後まで長々と、お付き合い頂きありがとうございました。


なおきxoxo


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