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ヒルネボウ

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『冬のソナタ』を読む 「記憶の欠片(ピース)」(上p7~p31) 3 指輪とレコード

2022-01-28 22:19:47 | 評論

    『冬のソナタ』を読む

      「記憶の欠片(ピース)」(上p7~p31)

3 指輪とレコード

 

記憶には、本物と偽物がある。

指輪には、本物と偽物がある。

 

 <ついに二人はお互いの指に同じ指輪をはめることができた。予行演習のときのように。

(上p25)>

 

この「指輪」は偽物だ。だから、このときも「予行演習」に終わる。

 

<チェリンが歩んで来てユジンの手を握った。一瞬、ユジンはチェリンの手から得体の知れない敵意を感じた。

(上p25)>

 

チェリンは皮肉なキャラだ。「敵意」が好意と同じ結果になる。彼女は悪魔のような天使だ。

 

<ユジンはチェリンの笑みが気になった。しかも、自分がよくかけていた「初めて」という曲をジンスクがかけると、なおさら落ち着きをなくしてしまった。その曲は、ジュンサンがユジンにプレゼントしたレコードだったのだ。

(上p25)>

 

「初めて」のレコード。

「初めて」の記憶。

 

<そのとき、ノックがした。

(上p26)>

 

本物の指輪が届いた? 

(終)