久しぶりに読書。
栗田有起「お縫い子テルミー」読了
南の島から歌舞伎町にやってきた15歳の少女テルミーは、「流しのお縫い子」として生きる。女装の歌手シイナちゃんに報われない恋をしながらも今日も一針入魂、依頼主に合った服を作る。
誰かに依存することなく、浮草のように生きるテルミーに好感を持たずにはいられない。少々短い気がする。連作短編集にして欲しいものです。
「ABARE・DAICO」は小学5年生の小松君が主人公。こちらは表題作以上に印象的だった。
ガキんちょは馬鹿だが、かわいいものである。
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