2月15日。
満月の夜、クシナガラ郊外の沙羅双樹に横たわり
臨終迎えたお釈迦様の命日である。
お釈迦さんが亡くなったことを
「涅槃(ねはん)」という。
釈迦像を本尊とする寺院では涅槃図を掲げ、
お釈迦様の遺徳を偲ぶ法要
「涅槃会(ねはんえ)」が随所で行われている。
昨日、大阪府池田市にある佛日寺では、
コロナ禍の非常事態宣言発令による自粛で
三密をさけるため簡略化し開催された。
まず涅槃図を前に手を合わせ、
涅槃図に描かれている、
沙羅双樹に囲まれ横たわるお釈迦様と、
護法善神、菩薩、そして数多くの動物などとの
関りについて解説いただいた。
涅槃図は、お釈迦様と繋がりをもつ
すべての生きとし生ける人や動物が
お釈迦様に寄り添い悲しんでいる姿が描かれている。
そこにはそれぞれのお釈迦様とのストーリーが秘められているようだ。
佛日寺のこの涅槃図は、
平成30年に修復されたものである。
高さ3.8m、幅3.2mあり、
池田市にあるものでは最大級の大きさのものである。
江戸時代に佛日寺に寄贈された貴重な涅槃図。
左右には紺地に金泥で文字が書かれ、
他に類を見ない大変珍しいものである。
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