この季節ならではの美しさ、といえば「深緑」。
春の山の草木が一斉に若芽を吹いて山笑う情景から、葉が生い茂り濃い緑になっていく。
夏に向かうちょうど今頃である。
草木の中でももみじの深緑は、眼に眩しいほど美しい。いわゆる「青もじみ」である。
もみじは枝が流れるように伸び、そこに小さな葉をつける。
葉に切れ込みが深く入るので、さらに鋭い形をつくる。枝葉一体で美しさをかもし出す。
先日、相国寺に参拝した折に、境内に群生するもみじの美しさに目が留まった。
自然光でキラキラする青もみじの輝きが妙に新しいことの始まりを予感させた。
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