映画「空気人形」観てきました。
また泣かされちまったよ、是枝監督に。
しかも
ARATAとペ・ドゥナが
バイトしてるビデオ店のウィンドウを両側から磨いてるっていう
なんてことはないシーンで
ぐすぐすっと。
スクリーンの景色がね、いちいち魔法がかかってるみたいに
東京ってこんなに美しい街だったんだって
気づかされる。
冒頭で板尾創路が
ゆりかもめ(だと思うんだけど)に乗ってる場面からして
外国映画かと思ったし、
コンビニにさえ情感がただよってる。
(これけっこううちの近所で撮ってるんだぜ)
こういう、美しくてエロティックで滑稽で残酷な物語
かつてフランス映画で
いっぱい観た気がする。
そう、風景は光にあふれていて、ラストの悲劇さえも鮮やかで。
むかしむかし、つきあっていた人が
悲しい結末の映画や小説を観たり読んだりするたびに
憤慨していた。
「どうして悲しいまま終わらせるんだろう。
お話のなかくらい幸せにしてあげればいいのに」って
その言葉はときどき思い出す。
その頃の自分は、なんて答えていいものかわからず
「それはあれだよ、作者の意図としてさ…」なんてことをもごもご言って
でも彼女は不服そうなままで。
この映画をみた今なら
ちょっとは上手くは答えられるかな。
また泣かされちまったよ、是枝監督に。
しかも
ARATAとペ・ドゥナが
バイトしてるビデオ店のウィンドウを両側から磨いてるっていう
なんてことはないシーンで
ぐすぐすっと。
スクリーンの景色がね、いちいち魔法がかかってるみたいに
東京ってこんなに美しい街だったんだって
気づかされる。
冒頭で板尾創路が
ゆりかもめ(だと思うんだけど)に乗ってる場面からして
外国映画かと思ったし、
コンビニにさえ情感がただよってる。
(これけっこううちの近所で撮ってるんだぜ)
こういう、美しくてエロティックで滑稽で残酷な物語
かつてフランス映画で
いっぱい観た気がする。
そう、風景は光にあふれていて、ラストの悲劇さえも鮮やかで。
むかしむかし、つきあっていた人が
悲しい結末の映画や小説を観たり読んだりするたびに
憤慨していた。
「どうして悲しいまま終わらせるんだろう。
お話のなかくらい幸せにしてあげればいいのに」って
その言葉はときどき思い出す。
その頃の自分は、なんて答えていいものかわからず
「それはあれだよ、作者の意図としてさ…」なんてことをもごもご言って
でも彼女は不服そうなままで。
この映画をみた今なら
ちょっとは上手くは答えられるかな。