左側の灰色の浮きドックは川崎重工神戸工場のNO2ドック後ろの黒いドックはNO3ドックですが、左側の兵庫埠頭にもドック
が係留されています。
これはフローティングドックです。ドックの上で防波堤や海岸の埋立てに使う大きなケーソンを作ってドックを沈めてケーソン
をタグボートで曳航して沈めます。神戸港で大きな工事が始まるのでしょうか。
浮きドックの方にお聞きすると明日台船を乗せるそうです。
浮きドックが沈んでいます。
そして台船が曳かれて来ました。曳航するのは光宝丸ですが相手が大きすぎます。全出力で船尾が左右に振れています。
ドックの間に挟まれているのが。クレーン台船です。新神戸ドックのホームページでは
クレーン台船 全長 80m 幅 18m 高脚走行クレーン 10トン となっています。
グーグルマップの航空写真では左の長方形になります。新神戸ドックでは海上工場の移動や新しい浮きドックの到着などリ大改
造が進んでおり航空写真と現状が異なります。後日ブログにまとめる予定です。
西出町付近は江戸時代、千石船の造船場がありました。新神戸ドック・鹿瀬造船の2社が小型船の修理を行っています。
小説キャナルタウン 11 新兵庫運河物語 6 西出町浮ドック群(2017.7.14)をご覧ください。
そのまま浮きドックの中に進みます。
台船と浮きドックがぶつからないようにクッションを下します。
光宝丸が浮きドックを通り抜けました。
後ろのブレーキ役は第五よし丸です。親分のよし丸はこの日も監督だけでしょうか。いや、台船が岸壁に近ずきすぎたときは身
を挺して中に入りました。
真中から見ると、せいこう5000の中にクレーン台船、その向こうに川崎重工神戸工場NO3ドックのしんかい6500の母
船よこすかとなります。
せいこう5000 (株)TESのホームページから
5000トン積み浮きドック 全長 50m 幅 34m 渠内幅 34m
船体を沈めて乗せる台船には深田サルベージのオーシャンシールⅡ(全長141m 24000トン積み)がありますがフロー
ティングドックを転用するのは凄いアイデアです。クレーンを備えていますので効率的に多用途に利用できます。
クレーンの走行用レールと車輪です。
ロープで固定して浮き上がります。
浮き上がった台船です。後ろには航行を安定さすヒレ?があり前には波切のための傾斜がありますのでこのまま曳航できると思
うのですが
問題はこの穴でしょう。海面付近はちゃんと修理してありますが、上部は穴だらけ、一部はアルミテープが張ってあります。こ
れではこの入り江からに出るだけで危なそうです。
銘板がありました。 10TON 製造年月 昭和58年5月 (株)山岸鉄工所
15TONを10TONに書き直している様にも思えます。老朽化により変更されたのかもしれません。
明石海峡
せいこう5000がやって来ました。タグボートは山陽丸です。
山陽丸 総トン数 279トン 全長 38m 4200馬力 江田島海運
台船の形状がよくわかります。
せんこう5000を所有する株式会社TESは港湾荷役設備解体・船舶解体(他に建物解体・建設・物流等)の会社です。
せんこう5000は廃船や巨大な構造物の運搬に特化した台船です。クレーン台船は広島で解体されます。
長期間にわたる神戸港での活躍に感謝します。新しい鋼鉄に生まれ変わっての活躍を期待します。
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