いのりむし日記

いのりむしの備忘録です。

Nakajima Hisae

熊沢誠さんの“映画にみる女性と労働”

2011-12-10 | 四日市情報

 四日市市男女共同参画センターの企画さんかくカレッジ2011。
 キム・ミレ『外泊』も併せて上映された。

 熊沢さんのお話は、『外泊』の背景として、韓国の女性労働の特質などの説明の後、映画に観る女性の(と)労働のポイントを解説。
 そもそも映画の主要なテーマとして「労働」は希少で名作は少ないこと、特に女性、とりわけ日本では少ないと指摘。その理由として、女性の存在意義(アイデンティティ)、存在場所、幸福と不幸の決定要因が仕事・職場ではなく、プライヴェートな愛にあると想定されていると説明した上で、とはいえ、労働はいつもスクリーンの背景に沈殿し、労働のありかたは登場人物たちの人生、生活、性格の全体をしたたかに規定しているとした。
 取り上げられた映画は、『ノーマ・レイ』『9時から5時まで』『ワーキング・ガール』『スタンド・アップ』『フラガール』『女工哀歌』『孤高のメス』『川の底からこんにちわ』

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