東山植物園の鉄骨・総ガラス張の温室で知られる名古屋の北川組(明治5年創業・名古屋)は、戦前、東海地方の軍施設の建設にも多く関わった。
四日市でも第2海軍燃料廠の関連施設建設のため四日市出張所を開設し、1940年から1941年にかけて、沿岸部の塩浜地区と日永地区の丘陵部に、「囚人作房・重油倉庫1棟500坪(12棟延べ6,000坪)日永地区将校会議所・同茶室、塩浜地区工員宿舎(1棟2戸)50棟、下士官宿舎15棟、日永地区工員宿舎250棟(1棟2戸)、高等官舎50棟、工員独身寮2棟共同浴場2ヶ所、廠長宿舎、会計部長官宿舎」等を建設したという。
また、1944年、同じく日永に戦闘機「秋水」の燃料である過酸化水素水の工場(1階鉄筋コンクリート2階木造1,215㎡2棟)や備蓄用トンネルを建設したのも北川組だった。
同社のHPから、日永の山中に建設された重油仮倉庫や工員宿舎、共同浴場の航空写真を見ることができる。
http://www.kitagawa-gumi.co.jp/achievements/item2.php?eid=00041&category=4
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