いのりむし日記

いのりむしの備忘録です。

Nakajima Hisae

写真の表情・仏の謎 パラミタミュージアム

2011-12-12 | 四日市情報

パラミタミュージアム(菰野町)で開催中の、飛鳥園仏像写真展のギャラリートーク「写真の表情・仏の謎」の第1回(12月11日)は、興福寺阿修羅像。
 展覧会では、光、角度、ピントの工夫によって「写真で仏像を描く」ことをめざした小川晴暘と小川光三の作品が紹介されている。仏像を効果的に浮かび上がらせる背景の闇は、黒布などではなく、「無限の黒」。
  ギャラリートークでは、小川光三の阿修羅像が、3つの顔の特徴をギリギリで見せる絶妙の角度で撮られていることなど、写真の魅力を解説。さらに、苦悩とも 悲しみとも思える独特の表情の若い阿修羅像の特質や、その背景について説明。阿修羅像と興福寺西金堂(さいこんどう)の造営は、光明皇后の母橘三千代の死 を供養するものであったこと、そして、その頃、娘の安倍内親王が16歳であったことが指摘された。
 ギャラリートークは、この後、②1月15日中宮寺菩薩半跏像、③1月29日東大寺月光菩薩像、④2月12日大安寺楊柳観音像と続く。

  飛鳥園仏像写真展
   老舗写真展がとらえた大和路の仏たち
       ほとけのまなざしをもとめて 

 

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