【子どもに読ませたい本の紹介】 凍りの掌・・・シベリア抑留記(おざわ ゆき)

凍りの掌
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小池書院


太平洋戦争の悲劇の中で、学校で学ぶ歴史の勉強の中であまり触れられない史実があります。しかしこの歴史のことは、日本人として忘れてはいけない悲劇のひとつだと私は思っています。それは満州の大地に残されていた人たちが、旧ソビエト連邦の捕虜となり、極寒のシベリアの地で想像もできない苦労をしたことです。今回紹介するマンガは、筆者であるおざわゆきさんのお父さんが経験した「シベリア抑留生活」のことを漫画としてはソフトなタッチで描かれていますが、内容的には心に迫ってくるものがあります。小学生の子どもが読んでもよい一書だと思いましたので紹介しました。ぜひ読んでみてください。

ちばてつやさんの推薦文にはこのようにあります。
「暖かく、やさしいタッチのマンガ表現なのに、そこには『シベリア抑留』という氷点下の地獄図が、深く、リアルに、静かに語られている。日本人が決して忘れてはいけない、暗く悲しい六十六年前の真実。次代を担う若者たちには、何としても読んで貰いたい衝撃の一冊。」


また、シベリア抑留のことについては、山崎豊子さんの「不毛地帯」を読むこともお薦めします。

不毛地帯 (1) (新潮文庫)
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新潮社
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