東京都アンダー10キッズ交流バレーボール大会

チームの主体が4年生である辰巳ジャンプにとって、今現在の実力をはかるにはうってつけの「アンダー10交流大会」が今日行われました。

会場は品川区立戸越台中学校です。
この戸越台中学校は品川区内でも、老人施設・社会解放施設との併設校としてモデルケースになっている学校です。そのため学校施設も様々な配慮がなされています。今回、私たちにとって本当にありがたかったのは、試合をするための体育館と、食事をするためのランチルームにクーラーが入っていたことです。今日のような猛暑日に、4年生以下の子どもたちがバレーボールの試合をするには、涼しい環境は本当に助かります。
1日中、会場管理をしてくださった戸越台中学校バレーボール部顧問の小林先生と部員の皆様には心から感謝申しあげます。

また、昨年に引き続き、下級生の励みになるようにと大会を企画・運営してくださった、東京都小学生バレーボール連盟指導普及委員会の皆様にも「ありがとうございます」と申し上げます。


辰巳ジャンプの子どもたちは、バレーボール経験値の高いグループで試合をさせていただきました。子どもたちは今日までの1カ月、試合で成果をあげることを目標に練習をしてきましたが、試合の結果は残念なものになりました。しかし、今は試合の結果はどうでもよいと言っておきます。今日の試合に向けて、いったいどれだけの技術アップをすることができたのか。このことが一番重要だと思っています。

そのような観点から、子どもたちをプラス思考で評価しておきます。

まず、何よりも大きいのは、4番さんがセッターとしてやっていける目処が立ったことです。セッターというポジションは打ちやすいトスをあげて当たり前という厳しいポジションなので、試合中に私がほめるようなことはまずありません。そのため、周りで応援している方々から見るとミスが多いなぁと見えるかもしれません。しかしですね、私は大会直後に4番さんにこのように話しました。
「秋の大会では君が正セッターとしてやってもらうことにするよ。」
こうなると、6年生の入ったチームで公式戦を戦う経験を積み、来年、再来年に向けてグングン伸びる可能性が高くなります。

4番さんにセッターを任せることができれば、2番さんをアタッカーとして育てる計画を早送りできます。私の計画では、夏休みがあけたころには、立派なライトアタッカーとして育っていることになっています。


次に大きな成長を見せたのが5番さんです。
センターレシーバーというポジションを与えたのも、急激に伸びる可能性を見出したからです。案の定、1か月前とはまったくちがった姿を見せてくれています。全国大会予選では6番目のサーバーだったのに、今回は3番目を任せられるほど成長したのです。


そして何よりも9番さんの成長は、私の教育方針への自信にもなりました。
2年生に対して、「君はレギュラーだから」という立場を与え、自覚をうながすことで、練習態度は一変しました。私の指導していることを一番忠実に守っているのが9番さんです。声を出してムードを作るし、ボールから逃げずに走ってレシーブするし。サーブが入るようになれば、もしかするとAチームでもレギュラーを取るかもしれません。
他の子たちは危機感を持って練習しないと、9番さんに追い抜かれてしまいます。


アンダー10はもうおしまいです。
明日からは秋の大会に向けてのレギュラー争いとなります。
その条件で一番大事なのは、『練習を休まない』という一点です。

さあ、この夏休み、だれが一番がんばれるでしょうか?
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