初優勝おめでとう!!! アンダー10大会

東京第4支部の皆様のご配慮で出場させていただいたアンダー10大会で、矢口タートルズは目標としていた優勝を勝ち取りました。
保護者の皆さん、これが小学生バレーボールの中毒性です。ものすごくワクワクしませんでしたか?ドキドキしませんでしたか?
プレーしている技術は、ひとつひとつ未熟な技なのだけれども、今日、子供たちは心に決めたある理由で、「絶対に優勝しなくてはならない」と、必死にチャレンジをしてくれました。その健気な姿を目の前で見せられたら、大人は感動するしかありませんよね。私が自分の本業以上に小学生バレー監督をライフワークにしている理由が、今日の試合の子供たちの姿にあります。
帰りのイノッチ車の中でも、4年生の子供たちは試合をふりかえり、お互いにたたえ合っていましたよ。

準決勝 矢口 2{21-18、21-17}0 UJチーム
決 勝 矢口 1{21-23、21-8}1 AOチーム

選手の皆さん、保護者の皆さん、本当におめでとうございます。小学生時代にどのような大会でも「優勝」という結果を出したことは、子供たちの一生の記憶に残ります。あの時、みんなで頑張ったから優勝できたという「思い」が人生の宝となります。そんなキラキラの心の宝物を手にした子供たちに、各家庭で、ぜひご褒美をお願いしますね。おいしいご馳走とかいかがでしょうか。子供の大好きなお料理を振舞ってあげてくださいませ。私自身も何かの時にと用意していた「ボジョレーヌーボー」の栓を抜きました。

それにしてもすごかったですね。レギュラーだけでなく、出場した10人全員が力を発揮してくれました。このようなことはめったにありません。身長が低く、スパイクでの得点はあまり期待していないチーム。だからこそ、サーブでしっかり点を取り、レシーブの穴のない、みんなで走り回ってボールを落とさないチーム作りをしてきましたが、これほどまでにうまくいくとは思いませんでした。小学生バレー監督業を30年もしてきた私ですが、その中でも、控えを含めて選手全員が活躍してくれた大会は少ないのです。今日の大会は、監督冥利に尽きる子供たちの試合ぶりでした。

みんなが殊勲賞なのですが、あえて最高殊勲選手を決めるとしたら、3年生のT.Aさんですね。AOチームとの第1セット、8-16で負けていたところから、連続でサーブを決めて、18-16と逆転できました。残念ながらこのセットは21-23で取られましたが、2点差にまで迫ったことで、みんなに勇気を与え、第2セットの21-8という大差の勝利につながりました。T.Aさんのサーブは見た目は普通のサーブなのですが、不思議なことにいつもたくさん点が入りますね。どうしてでしょうね。なによりもミスしないことが素晴らしいことです。今日のサーブは成功率100%、得点率90%、エース率70%と、飛びぬけていました。

さて、東京都小学生バレーボール連盟のジンクスで、アンダー10大会で結果を出したチームは、その後も東京都の上位をねらえるチームになることが多いのです。矢口タートルズはどうでしょうか。身長が低いだけに、かなりの工夫が必要にはなります。頭の良いバレーボールスタイルを作り上げる必要があります。試合する相手からしたら、「この小さな矢口のようなチームにどうして点を取れないのだろう???」と不思議に思わせるような、ぜったいにボールを落とさないチームを作り、反対に相手コートには、ポトリポトリとボールが落ちてしまう。そんなうまい試合ぶりができるチームにするしかないかなと思います。

【サーブの個人成績 上位3名】
(得点率)
1位 T.A 90%
2位 N.A 81.8%
3位 I.H 61.5%

(エース率)
1位 T.A 70%
2位 T.H 50%
3位 N.A 45.5%

(成功率)
1位 T.A 100%
2位 N.A 90.9%
3位 M.A 85%
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