ビル・ゲイツ、ブルームバーグ市長と嫌煙運動で強力コンビ結成

いやはやスケールの大きな話です。

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ビル・ゲイツ氏とＮＹ市長、禁煙運動に５億ドル(朝日新聞) - goo ニュース

2008年7月24日10時54分

　【ニューヨーク＝真鍋弘樹】屈指の大富豪として知られるマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏とブルームバーグ・ニューヨーク市長は２３日、総額５億ドル（約５４０億円）を投じて世界各国で禁煙運動を進める計画を、同市内で発表した。

　ブルームバーグ市長は過去に寄付した資金を含めて３億７５００万ドルを、ゲイツ氏は１億２５００万ドルを投じ、中国、インド、ロシアや途上国での喫煙規制、メディアなどによる禁煙キャンペーンを援助する。ゲイツ氏は「喫煙が引き起こす疾患は途上国にとって最大の難問の一つ。何百万人もの命を救う方法を私たちは知っている」と語った。

　ゲイツ氏と、経済系情報会社を設立したブルームバーグ市長はともに、世界の長者番付に名を連ねる大資産家。同市長は、市内のバーやレストランを全面禁煙とする施策をとったことで知られる。

たばこ：撲滅のためならブルームバーグ氏２．５億ドル　ビル・ゲイツ氏１．２５億ドル

　◇途上国支援、私財提供
　【ワシントン斉藤信宏】米マイクロソフト（ＭＳ）創業者のビル・ゲイツ氏＝写真左・ロイター＝と大富豪でニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグ氏は２３日、総額３億７５００万ドル（約４０４億円）の私財を投じて、途上国で禁煙推進運動を展開する計画を発表した。

　ゲイツ氏は「緊急対策を講じない限り、今世紀中に最大１０億人がたばこ関連の病気の犠牲になる恐れがある」との危機感から運動推進を決めた。ブルームバーグ氏が２億５０００万ドル、ゲイツ氏が１億２５００万ドルを提供し、中国やインドなど新興国での禁煙、嫌煙運動などを支援するほか、アフリカでの喫煙習慣の拡大防止にも取り組む。

　ブルームバーグ氏は、３０年前までたばこを吸っていたが禁煙後は嫌煙運動に参画、市長として「不健康な習慣」追放に情熱を傾けてきた。０３年には市内のレストランやバーを原則全面禁煙とする条例を施行し、高額のたばこ税も導入した。

　フォーブス誌（電子版）の０８年版世界長者番付によると、ゲイツ氏は資産５８０億ドルを保有する世界３位の大富豪。ブルームバーグ市長も、資産１１５億ドルを持つ世界６５位の大金持ちだ。

毎日新聞　2008年7月25日　東京朝刊

禁煙推進運動に総額４００億円、ＮＹ市長とビル・ゲイツ氏

　【ニューヨーク＝佐々木良寿】米ニューヨークのマイケル・ブルームバーグ市長と米マイクロソフト社のビル・ゲイツ会長は２３日、ニューヨーク市内で記者会見し、世界中に禁煙推進運動を広めるため、総額３億７５００万ドル（約４００億円）を提供すると発表した。

　米国を代表する２人の富豪が私財を投じてタバコ追放に立ち上がったもので、同市長がすでに支出している１億２５００万ドルを加えると、同計画は総額５億ドルとなる。

　２人は、「緊急対策を講じない限り、今世紀中に最大で１０億人が喫煙に起因する病気で死亡する。その３分の２以上は途上国が占める」などとしており、中国やインド、アフリカ諸国を中心に、各国政府や世界保健機関（ＷＨＯ）などと協力して、喫煙率の低下を図る考えだ。

　ニューヨーク市は、０２年にレストランやバー、公共施設、オフィスビルなどを全面禁煙にするとともに、タバコ増税を実施、全米でも最も愛煙家に厳しい都市の一つ。市衛生当局によれば、同市の喫煙人口は同年の２１・６％から１６・９％に減少しているという。

（2008年7月24日20時19分 読売新聞）

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この辺の徹底ぶりは、もてる者の強みとは片付けられない凄みを感じます。日本も中国よりややましな程度の喫煙国。ブルームバーグ市長あたりかたは嫌われているのではないかと思うほどです。

タバコよりも楽しいことが日本にはありそうなのですが。