貧乏英語塾長、市ヶ谷の日本棋院で開かれた大盤解説会まで出かけたんです。
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囲碁の井山裕太名人・七冠(28)が日本勢として13年ぶりの世界メジャー制覇をめざす「第22回LG杯棋王戦」決勝三番勝負の第2局が7日、東京・市ケ谷の日本棋院で打たれ、井山は中国の謝爾豪(しゃじごう)五段(19)に309手までで白番半目勝ちし、シリーズ1勝1敗のタイに追いついた。優勝を決する最終第3局は8日、同じく日本棋院で打たれる。
終局後、井山名人は「中盤、相手に正しく打たれたらダメだったと思うが、そこでなんとか粘り強く打てたのが結果としていい方にいった」と話し、「最終局まで来られてよかった。これまで通り自分の納得のいく碁が打てればと思います」と抱負を語った。
敗れた謝五段は「形勢はいいと思っていた。負けたのが信じられない。なぜ負けたのか分からない。中盤に問題があったのかもしれない。井山さんは計算が強い。後半も粘り強かった」と話した。
日本勢は1980年代まで世界の頂点に君臨したが、90年代から韓国、次いで中国に追い抜かれた。メジャー制覇は2005年の張栩(ちょうう)九段(38)のLG杯を最後に途切れ、12年からは4強にも入れない低迷期が続いている。国内では前人未到の七大タイトル全冠を保持する無敵の井山に、日本復活の期待がかけられている。(大出公二、村上耕司)
【囲碁】井山裕太七冠が逆転勝利でタイに 8日国際棋戦LG杯最終局へ
囲碁の第22回LG杯朝鮮日報棋王戦の決勝三番勝負第2局が7日、東京都千代田区の日本棋院で行われ、井山裕太十段(28)が309手までで、中国の謝爾豪(しゃ・じごう)五段(19)に白番半目勝ちし、対戦成績を1勝1敗のタイに持ち込んだ。最終第3局は8日に行われる。
先の展開を読むのが早く、テンポよく打つ謝五段のペースで進んだこの日の対局は、中盤まで井山十段にとって苦しい状況だった。それぞれに3時間ある考慮時間を使い切った井山十段は、1手40秒以内の着手が求められるなか、冷静に対処。井山十段の好手に、謝五段も判断ミスを犯して形勢は逆転。最も小さい「半目」差で、井山十段が勝利を手にした。
井山十段は「序盤に(形勢を)悪くして、もう無理だろうというところまで追い込まれたが、粘り強く打っていくうちにチャンスをみつけた。(優勝を)期待されているのは実感するが、意識しすぎないよう普段通り打つだけ。明日も打てることをうれしく思う」と話した。
先に2勝したほうが優勝する今回の三番勝負。国内七大タイトルを独占する井山十段は、主要な国際棋戦の初優勝をかけて、8日の第3局に臨む。
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