めざましい孤軍奮闘ぶりです。
**********
囲碁の国際棋戦「第22回LG杯朝鮮日報棋王戦」の準々決勝が13日、東京・市ヶ谷の日本棋院で行われた。
日本勢で唯一、ベスト8に勝ち上がっていた井山裕太九段(28)は、中国の楊鼎新六段(19)に白番中押し勝ちし、ベスト4に進出した。
井山九段は対局後、「日本開催で周囲の期待を感じていたので、次に進めて良かった。LG杯は1回戦からまずまず自分らしく戦えている。次も精いっぱい打ちたい」と話した。
LG杯の日本開催は、2007年以来2回目。準決勝は15日に行われ、井山九段は中国の柯潔九段と対戦する。
囲碁の国際棋戦「第22回LG杯朝鮮日報棋王戦」の準々決勝が13日、東京・市ケ谷の日本棋院で打たれ、本因坊文裕(もんゆう)(28)=井山裕太九段=が、中国の楊鼎新六段(19)に勝ち、準決勝進出を決めた。準決勝は15日、同棋院であり、現在世界最強とされる中国の柯潔九段(20)と対戦する。
7冠に復帰後、初の国際棋戦に臨んだ文裕は「(5月の)1回戦から自分らしく戦えている」と手応えを語り、柯九段について「最も厳しい相手だが、一番戦いたかった相手でもあり、楽しみ」と意気込んだ。
LG杯の対局が日本で行われるのは、10年ぶり2回目。文裕はこれまで、2013年の準々決勝進出が最高成績だった。今回の本戦トーナメントは日本、中国、韓国、台湾の32人で競い、ベスト4は文裕のほか中国勢3人となった。【最上聡】
囲碁の国際棋戦、第22回LG杯朝鮮日報棋王戦の準々決勝が13日、東京都千代田区の日本棋院で行われ、井山裕太七冠(28)は中国の楊鼎新六段(19)に白番中押し勝ちし、準決勝進出を決めた。
同戦は韓国棋院主管だが、他国の団体に所属する棋士も参加できる国際棋戦。32人によるトーナメントが5月に開幕。井山七冠が2回戦を突破したことで、2007(平成19)年以来となる日本での開催が決まった。
2013(25)年のテレビ囲碁アジア選手権以来の国際棋戦制覇を目指す井山七冠は「慣れた日本での対局なので結果を残したかった。期待が大きいので応えたい」と話した。
15日に行われる準決勝では世界ナンバー1とされる中国の柯潔九段(20)と対局する。もう1組は江維傑九段(26)−謝爾豪五段(19)の中国勢対決。
囲碁の世界戦、井山裕太名人が4強入り 次戦は中国1位
朝日新聞 2017年11月13日18時31分
囲碁の世界戦「第22回LG杯棋王戦」の準々決勝が13日、東京・市ケ谷の日本棋院で打たれ、日本勢で唯一8強に残っていた井山裕太名人=七冠(28)が中国の楊鼎新(ようていしん)六段(19)に勝って4強に進出した。15日の準決勝で世界最強と目される中国の柯潔(かけつ)九段(20)と打つ。決勝は来年2月の予定。
今年5月に韓国であった1、2回戦は日本勢3人のうち井山のみ突破。準々決勝では韓国勢3人が消え、中国勢3人と井山が残った。準決勝で戦う井山と柯はこれまで公式・非公式戦合わせて3局打ち、柯の2勝1敗。井山は「最も厳しい相手であり最も戦いたい相手。今の自分がどれだけやれるか楽しみ」。柯は「日本のナンバーワンと打てることに興奮している。これまでの対戦も内容的に五分五分。いい戦いをしたい」と話した。
世界戦で、井山は2013年に早碁の「テレビアジア選手権」で優勝したが、持ち時間が2~3時間の主要棋戦での優勝経験はない。4強進出は11年の富士通杯以来2度目。日本勢の優勝は05年にLG杯を制した張栩(ちょうう)九段(37)が最後で、以降は中韓など外国勢に占められている。
多年にわたり国内タイトルの過半を占めてきた井山は、世界戦との日程調整がつかず出場機会が少なかったが、今年は国内棋戦の主催各社の協力で世界5棋戦に出場。LG杯のみ勝ち残っている。
LG杯は世界の主要棋戦の一つで、韓国のLGグループをスポンサーに1997年設立。優勝賞金は3億ウォン(約3千万円)。世界戦の中でも歴史が古く、権威ある棋戦の一つ。
**********
実力世界一の柯潔九段との対戦は、現在の世界一決定戦といえるのではないでしょうか。井山七冠には、ぜひとも勝ってもらいたいものです。
それにしても、王座戦・天元戦の隙間に国際棋戦とは、大変なスケジュールです。ファンとしては、七冠が体調不良に陥ることのないよう祈るだけです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます