いま、日本の囲碁界は若手が大活躍中です。その中でも、一力遼七段は、今年本因坊戦に挑戦した伊田篤史八段と並んだ有望株なんです。
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一力七段、囲碁新人王に 17歳3カ月 史上最年少
朝日新聞 2014年9月30日16時19分
囲碁の第39期新人王戦決勝三番勝負は9月25日、第3局で一力遼七段が志田達哉七段に黒番中押し勝ちし、2勝1敗で優勝した。17歳3カ月で史上最年少の新人王。11日の第1局は一力の黒番半目勝ち、17日の第2局は志田が黒番中押し勝ちしていた。
一力は今年3月に史上最年少で棋聖戦リーグ入り。5月には新設されたグロービス杯世界囲碁U―20で優勝するなど、若手の中で群を抜く活躍をしている。
新人王戦の現在の出場規定は六段以下かつ25歳以下で、一度優勝したら参加できない。第39期開催中に七段に昇った両者は今期がラストチャンスだった。
一力七段が囲碁最年少新人王獲得
河北新報 2014年09月26日金曜日
囲碁の第39期新人王戦決勝3番勝負の第3局が25日、名古屋市の日本棋院中部総本部で打たれ、仙台市出身の一力遼七段(17)が志田達哉七段(23)に145手で黒番中押し勝ちした。通算成績を2勝1敗とし、17歳3カ月の史上最年少で新人王を獲得した。
一力七段は上辺に黒模様を築き、そこに打ち込んできた志田七段の白石を厳しく攻め立て、序盤でリードを奪った。中盤、一力七段は下辺の白模様に深く踏み込んだ黒石を巧みに捨てながら地をまとめ、押し切った。
新人王戦の最年少優勝記録は、第8期で依田紀基五段(当時)が樹立した17歳5カ月。一力七段は31年ぶりに記録を更新した。
一力七段は宋光復九段門下。2010年にプロ棋士になり、ことし3月、16歳9カ月の史上最年少で棋聖戦リーグに入った。5月には20歳以下の国際棋戦「第1回グロービス杯世界囲碁」で初代の優勝者になっている。
<勝ってホッとした/一力遼七段の話>
少し打ちやすいかと思っていたが、まとめるのが難しい碁だった。勝ってホッとしている。次は一般棋戦でも頑張りたい。
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このまますくすく伸びて、井山裕太六冠を脅かすとともに、世界戦で中国・韓国の棋士たちを打ち破れるようになってもらいたいものです。応援します。
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