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日米首脳会談をふりかえる

2009年02月26日 07時58分19秒 | 時事放談: 海外編
日米首脳会談が終わりました。麻生総理としては、その場で「外交の麻生」と胸を張りたかったのでしょうが、実態は真逆の様子。そもそも、ホワイトハウスに呼ばれたといってもこの扱いじゃ、日本国民もため息をつきます。

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米の日本厚遇に「?」 昼食会なし、異例の会談のみ(産経新聞) - goo ニュース

2009年2月24日(火)16:35

 【ワシントン=有元隆志】米ホワイトハウス当局者は23日、オバマ大統領と麻生太郎首相との24日の会談について、約1時間の会談にとどまり昼食会はないと説明した。大統領が24日夜に就任後初の議会演説を控えているとはいえ、ワシントンで行われる近年の日米首脳会談で食事をともにしないのは珍しい。

 オバマ大統領が1月に就任してから、ホワイトハウスに外国首脳を招くのは麻生首相が初めてで、米側の同盟国日本への配慮とみられている。ただ、昼食なしの会談について元米政府当局者は「支持率が低いとはいえ、急に首相を招待した割にはそっけない」と政権側の対応を批判した。

 ギブズ大統領報道官が20日の記者会見で、今週の主な予定を発表したときも、麻生首相訪問への言及はなかった。首相は昼食時、有識者らと懇談する。

 麻生首相同様、支持率が低迷していた森喜朗元首相が2001年3月に訪米したときも、ブッシュ前大統領と昼食をはさんで約2時間会談した。最近の日米会談では米側が食事で米国産牛肉を出して、日本に輸入再開を暗に求めるのが定番となっていた。

 過去の記録をみると、首脳会談だけにとどまったのは2001年9月の小泉純一郎元首相の訪米。このときは9月11日の米中枢同時テロ発生後という特別な事情があった。元首相は同年6月にはワシントン近郊の大統領山荘キャンプデービッドでブッシュ前大統領と会談したほか、06年6月にはホワイトハウスでの晩餐(ばんさん)会に続き、翌日は前大統領と人気歌手エルビス・プレスリーの自宅(テネシー州メンフィス)を訪問した。

 07年4月に訪米した安倍晋三元首相もホワイトハウスでの夕食会の後、翌日にキャンプデービッドで会談した。07年11月に訪米した福田康夫前首相もホワイトハウスでの会談に続き昼食をともにした。

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東京から行ったのに、食事ももてなしてもらえない。やれやれ。

さらに、気になったのが、記者取材の間オバマから“Prime Minister”と呼びかけられても“Prime Minister Aso”と名前を言ってもらえるシーンがほとんど見られなかったこと。テレビ局の編集のせいだと信じたいところです。

もっと驚かされたのは、首脳会談が終わって麻生総理が大統領の腕を取ってカメラに背を向けて何事か話すシーン。総理が何をしゃべったのかは聞き取れませんでしたが、大統領の声ははっきり。記憶が正しければ、次の英語。

  “When will you go back?”

迎えた側が客の日程もご存知じゃない。こんなに会談の相手からなめられたら、吉田茂翁ならテーブルを蹴飛ばしますぞ。

さらに、英語も言うほど上手くありません。日本人で英語をしゃべる人によくありがちな、やや早口で細部と語尾をごまかしてしゃべる話し方を総理はします。だから、何を言わんとしているのかよく分からないのです。

実際、こんな報道も。

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得意のはずが…麻生さんの英語、米側「聞き取れない」(読売新聞) - goo ニュース

2009年2月25日(水)20:12

 麻生首相は24日の日米首脳会談の冒頭、オバマ大統領と英語で会話を交わした。日米同盟強化を呼びかけた大統領に、首相は「数多くの課題がある。日米が共同で取り組まなければならない」などと応じた。外務省によると、首相はその後は日本語を使って会談した。

 しかし、ホワイトハウスがその後、発表した公式の発言録には、「取り組まなければならない」というくだりはなく、代わりに「聞き取れない」と書かれていた。

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 ホワイトハウスの発言録で、作成担当者が聞き取れずにそう表記されるのは、珍しいことではない。実際、前日の大統領と議会関係者との会合の発言録でも、下院議員の複数の発言が同様の扱いになった。

 国会などで漢字の読み間違いが多い首相も、英会話は得意と自負している。今回、「聞き取れない」とされた原因は不明だが、最高の場面で披露した「英語力」に、けちがついた格好となった。(ワシントン 小川聡)

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立派な通訳が隣にいるのですから、相手国に媚びるような下手な英語を使うよりも堂々と正しい母国語を使って官僚通訳を使いこなしてもらいたかった。まあ、正しい日本語の方がもっと難しいのかもしれませんが。

「外交の麻生」の看板も、大いに怪しくなりました。

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