福島千里選手の笑顔に、気分は最高

いいですねえ、この笑顔！だれもが幸せな気分になるはずです。

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陸上
福島２２秒８８…円熟の２８歳、リオへ…日本選手権
毎日新聞2016年6月26日　22時17分（最終更新　6月27日　00時52分）

女子２００日本新、６連覇

　陸上のリオデジャネイロ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権最終日は２６日、名古屋市のパロマ瑞穂スタジアムで行われ、女子２００メートルで福島千里（北海道ハイテクＡＣ）が２２秒８８の日本新記録を樹立し、６年連続７度目の優勝。自らが２０１０年にマークした従来の日本記録を０秒０１塗り替えた。福島は１００メートルに続く２種目制覇となり、両種目でリオ五輪代表に決まった。男子２００メートルは飯塚翔太（ミズノ）が日本歴代２位で派遣設定記録（２０秒２８）を上回る２０秒１１で優勝し、２大会連続の五輪出場を決めた。

　男女５０００メートルは、それぞれ参加標準記録を持つ大迫傑（ナイキ・オレゴンプロジェクト）と尾西（おにし）美咲（積水化学）が優勝し、代表内定。大迫は１万メートルとの２冠を達成した。男子１１０メートル障害は矢沢航（デサント）が制し初の五輪代表。男子走り高跳びは、衛藤昂（ＡＧＦ）が参加標準記録に届く２メートル２９に成功して優勝、初めての五輪切符を手にした。女子４００メートル障害は久保倉里美（新潟アルビレックス）が優勝し、代表入りを決めた。

　男女５０００メートルは、それぞれ参加標準記録を持つ大迫傑（ナイキ・オレゴンプロジェクト）と尾西美咲（積水化学）が優勝し、代表内定。大迫は１万メートルとの２冠を達成した。男子１１０メートル障害は矢沢航（デサント）が制し初の五輪代表。男子走り高跳びは、衛藤昂（ＡＧＦ）が参加標準記録に届く２メートル２９に成功して優勝、初めての五輪切符を手にした。女子４００メートル障害は久保倉里美（新潟アルビレックス）が優勝し、代表入りを決めた。

圧巻の走り「うれしい、心から思える」

　電光掲示板に記録が表示されると、両手を広げて大歓声を浴びた。自らの日本記録を６年ぶりに０．０１秒更新した福島は「うれしいなって。久しぶりに心から思える」。１００メートルと合わせ６年連続２冠を会心の走りで達成し、３度目の五輪出場に花を添えた。

　圧巻の走りだった。スタート直後からぐいぐい加速して抜け出すと、好記録の予感に会場がどよめく。直線に入ってからも勢いは衰えず、フィニッシュラインを駆け抜けた。

　五輪を見据えて数年がかりで照準を合わせていた。連続片足跳びや、小さなハードルを２０台以上並べて越える練習など、その時々で何が必要かを自ら考えて調整。春先は所属先の中村宏之監督が「練習でも大幅な自己ベストが出ている。びっくりさせたい」と言うほど絶好調だった。だが、４月の織田記念陸上をけいれんで途中棄権すると、その後のレースも回避が続いた。

　「もちろん不安もあった。焦りもないわけじゃなかった。でも周りの人が誰も焦らず、いつも通り信じて見守ってくれたから」。今月上旬の欧州でのレースを経て、日本選手権にぴたりと照準を合わせてくるあたりはさすがだ。

　日本女子短距離の第一人者は２７日で２８歳。「このレースをいいきっかけにして五輪では過去最高の納得できるレースができればいい」。円熟期を迎え、リオの舞台に堂々と乗り込む。【大島祥平】

◇陸上のリオ五輪代表選考基準◇

　個人種目の代表枠は最大各３。（１）リオ五輪で８位入賞が期待できる水準として日本陸連が定めた派遣設定記録の到達者で、日本選手権８位以内の最上位者（２）国際陸連が定めた参加標準記録の到達者で、日本選手権優勝−−のどちらかの条件を満たせば代表に内定する。

　さらに、（１）派遣設定記録到達者が日本選手権８位以内（最上位者除く）（２）参加標準記録到達者が同３位以内（優勝者除く）（３）参加標準記録到達者で、今春開催の日本グランプリシリーズ（神戸、広島、和歌山、静岡）かゴールデングランプリ川崎で日本勢トップに入った選手が日本選手権に出場（男女５０００メートル、１万メートルは８位入賞）−−の順で選考対象となる。

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たった100分の1秒ですが、それを更新するのが難しいのです。それを成し遂げて、このすばらしい笑顔を見せてくれる。福島選手の笑顔を見たら、それだけでうれしくなります。

とはいえ、この記録でオリンピックの舞台で闘うのは大変なはず。それでも、笑顔で走り切ってくれたらと思います。観ている日本人はそれだけで幸せになるのですから。

がんばれ、福島千里選手！