早碁日本一を決める阿含・桐山杯第24期全日本早碁オープン戦(毎日新聞社など後援、阿含宗特別協賛)の決勝が7日、京都市山科区の阿含宗釈迦山大菩提(ぼだい)寺で打たれ、六浦雄太三段(18)高尾紳路名人(40)に210手で白番中押し勝ちし、初優勝を飾った。

 六浦は名古屋市出身、羽根泰正九段門下。2014年4月に入段、日本棋院中部総本部所属で、この優勝で規定により8日付で七段に昇段する。18歳5カ月での全棋士参加棋戦優勝は、05年の同棋戦の本因坊文裕(もんゆう)=井山裕太九段=(当時16歳4カ月)、今年の竜星戦の芝野虎丸七段(当時17歳8カ月)に次ぐ、3番目の年少記録だ。【最上聡】

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高尾紳路名人に勝っての優勝ですから、これは価値があります。三段から七段へのビッグジャンプもお見事。たいしたものです。

囲碁界には、続々と新星が現れています。AIを通じた勉強の効果が出ているようです。六浦七段の優勝も、そういう勉強の成果ではないでしょうか。

六浦七段には、人間棋士とはもちろん、AIにも勝てるようなスケールの大きな棋士になってくれることを期待します。今後の活躍が、大いに楽しみです。