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中京、4日間50回の準決勝を制して、全国制覇

2014年09月01日 05時00分45秒 | 時事放談: 国内編

いやあ、中京高校はたいしたものです。50回も戦って、それでも決勝を制する。できることではありません。

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中京、2年ぶり優勝=延長五十回で準決勝制す―高校軟式野球(時事通信) - goo ニュース

2014年8月31日(日)17:15

 第59回全国高校軟式野球選手権大会最終日は31日、兵庫・明石トーカロ球場で行われ、三たび継続試合となった準決勝を延長五十回の末に制した中京(東海・岐阜)が、決勝でも初出場の三浦学苑(南関東・神奈川)を2―0で破り、2年ぶり7度目の優勝を果たした。

 崇徳(西中国・広島)―中京の準決勝は、28日の試合開始から前日まで延長四十五回を終えて0―0。この日、四十六回から再開し、中京は五十回に 後藤が2点二塁打を放つなど3―0で決着をつけた。中京の松井、崇徳の石岡はともに50回を投げ切った。決勝は中京が六回に暴投で先制し、七回に加点。松 井が四回途中から好救援した。

 昨年までの大会最長延長試合は二十五回。準決勝はその倍のイニングを費やし、大幅な記録更新となった。 


中京、死闘10時間 高めた集中力 崇徳の夢も背負いV
朝日新聞 2014年9月1日00時02分

 長い長い激闘を制した勢いで、頂点へ――。31日にあった全国高校軟式野球選手権大会の準決勝継続試合と決勝。延長50回の末、崇徳(そうとく、広島)を破った中京(岐阜)は、2時間半後に臨んだ三浦学苑(神奈川)との決勝も、最後まで集中し、戦い抜いた。

  4日間で計10時間18分に及んだ準決勝の中京(岐阜)―崇徳(広島)戦。延長50回表、中京の後藤敦也主将(3年)のひと振りが試合を決定づけた。無死 満塁で外角直球にうまく合わせ、打球は右翼線へ。2者が生還すると、4300人を収容する内野スタンドから外野席まであふれた観客がどよめいた。

  打たれた崇徳の石岡樹輝弥(じゅきや)投手(3年)は前日までの3日間で617球を投げてきた。中河和也監督は投手を集めて背番号「1」の重松勝実投手 (3年)の起用を提案した。だが、重松投手は「ここまで来たら石岡に投げさせてやって。僕は決勝で投げる」と言った。石岡投手も、「投げ合いを降りたくな いです」と再び志願した。

 体は限界だった。試合後、石岡投手は「肩はぱんぱんに張って、指に力が入らなかった」とうなだれた。それでも 球を低めに集め、この日は49回まで内野安打1本に抑えた。「多くのカメラに囲まれて、最高ですよね。ニュースとかで取り上げられて、やる気になりまし た」と笑顔だった。

 ゲームセットの整列後、石岡投手は中京の松井大河投手(3年)に歩み寄り、「お前、やっぱりすごいなあ」と話しかけた。石岡投手の肩を抱いた松井投手は「絶対優勝するから。決勝はおれらに任せてくれ」。(伊藤喜之)

■松井の気迫、三浦学苑も脱帽

 決勝、4回表。中京は最大のピンチを迎えた。先発し、好投を続けていた伊藤頭成(とうせい)投手(2年)だったが、四死球などで1死二、三塁に。ここで、準決勝の延長50回を投げ抜いた松井大河投手(3年)が登場すると、観客から大きな拍手がわいた。

 「松井は弱音を吐かない。僕たちの方がいつも逆に励まされている感じ」と後藤敦也主将(3年)が言う通り、バックの雰囲気も引き締まった。西山裕基捕手(3年)が、三塁走者のリードが大きいのを見逃さず牽制(けんせい)で刺す。後続も投ゴロに打ち取り、切り抜けた。

 松井投手は準決勝の後、はり治療やマッサージで体をほぐし、2回からブルペンで準備していた。「準決勝は長くてきつい試合だったが、集中力を切らさずに決勝を迎えられた」と振り返った。

  圧巻は8、9回。6人連続で三振に仕留めた。松井投手は4日間で786球を投げた。9回に先頭打者だった三浦学苑の山浦誠史主将(3年)は「あれだけ投げ 続けたのに、疲れを感じさせなかった。丁寧に内と外をついてくる。すごい気迫だった」と脱帽した。(興津洋樹、吉田貴司)


準決勝709球、決勝も救援…「松井を楽に」中京の堅守
朝日新聞 2014年8月31日21時40分

 三浦学苑との決勝。中京は4回、先発の伊藤が連続四死球などで1死二、三塁のピンチを招く。松井がマウンドに向かった。

 本来ならエースの満を持しての登場だろう。が、松井は前日までの準決勝3日間で635球を投げた。この日午前中も74球。体はもう限界に近かった。腰と尻が痛く、腕も張っていた。

 しかし、ここで中京がその強さの一端を示す。佐藤款への3球目。スクイズを警戒し松井は外へはずす。瞬間、飛び出した三塁走者を捕手の西山は見逃さない。三塁へ送球しアウト。

 松井の球を受け続けた西山には、強い思いがあった。「松井を楽にさせたい。走者が出たら、常にお尻を上げて投げる準備をした」。7回も1死二塁から三盗を好送球で封じた。

 初戦から1047球を投げた松井は1失点のみで大会を終えた。我慢強く投げた右腕は立派だが、投手が頑張っても失点することもある。支えたのは、内外野の堅実な守りだ。失策は4試合79イニングで投手の悪送球の一つだけだった。

 3連覇を狙った昨夏は東海大会で敗退。全員で基本的な捕球姿勢から確認する地道な練習を繰り返した。平中監督は「もっと泥まみれになろうと。こつこつとやってきた」という。

 長い戦いの最後、松井は6者連続三振で締めくくった。「残る体力全部使いました。気持ちだけでした」。助けてくれた仲間に応える力投だった。優勝旗を手にした後藤主将の言葉に実感がこもっていた。「全員でつかみとった重みがありました」(橋本佳奈)


崇徳・石岡、中京苦しめた50回 敗れても「悔いなし」
朝日新聞 2014年8月31日20時16分

 涙はない。崇徳の石岡はすっきりとした表情だった。50回無死満塁、686球目をとらえられた決勝の2点二塁打は「3連続三振を狙ったけれど、そこは中京。悔いはないです」。

 心も体も、この回が限界だったかもしれない。無死一塁からバントをつかむと、間に合わない二塁に体が向く。その送球も高くそれた(記録は犠打野選)。「二塁に走者をやりたくなくて。体も言うことを聞かなくて、手投げになった」

 中京・松井を刺激に、この日も志願して上がったマウンド。「それで負けてしまって。申し訳ない」。でも、これが今大会66イニング目での初自責点だった。167センチ、57キロの細身から繰り出す伸びのある直球は優勝した相手を苦しめた。

 何度も交代を迷った中河監督は、エースと対照的に目が真っ赤。「最後に石岡で負け、今は投げさせてよかったという気持ちが強い」。背番号6は、確かにこの夏の主役だった。(箕田拓太)


第59回全国高校軟式野球:中京・松井投手、好敵手に誓った優勝 崇徳・石岡投手、決勝戦応援
毎日新聞 2014年09月01日 東京朝刊

  4日にわたった第59回全国高校軟式野球選手権大会の準決勝は31日、延長五十回で決着した。3−0で勝った中京(東海・岐阜)のエースは試合後、700 球前後を投げ合った崇徳(西中国・広島)のエースに優勝を誓った。約束通り、中京は決勝で三浦学苑(南関東・神奈川)を2−0で降し、2年ぶりの優勝を決 めた。

 「やっぱりすごいな」。試合後、ホームベースを挟んで整列した両チームの選手が手を取り合う。敗れた崇徳の石岡樹輝弥(じゅきや)投手(3年)が、投げ勝った中京の松井大河投手(同)をたたえた。松井投手はこう返したという。「優勝するから任せておけ」

  兵庫県明石市の明石トーカロ球場で4日間に及んだ熱戦は、五十回表に動いた。先攻の中京が満塁の好機をつかみ、打席に入ったのは後藤敦也主将(3年)だ。 石岡投手の直球を捉えた打球は右翼線を破り2点適時二塁打となる。その裏、松井投手が最後の打者から三振を奪って試合は終わった。709球目だった。

 この試合、石岡投手の肩は限界を迎えていたが、笑顔で689球を投げ切った。後藤選手に打たれた直球にも「あの一球に悔いはない」と言い切り、「松井投手がいたから4日間投げられた」と振り返った。

 約2時間半後の決勝。石岡投手ら崇徳ナインの姿が、中京の三塁側スタンドにあった。準決勝後に「中京を応援しよう」という声が上がったという。松田英司主将(3年)は「こうして一緒に応援できて楽しい。五十回の戦いも、あっという間だった気がする」と声援を送った。

 松井投手は決勝では先発しなかったが、四回途中から再びマウンドに上がって栄冠をつかんだ。「いいライバルと投げ合えた」と石岡投手をたたえ、「長い試合だったが、仲間に支えてもらって心強かった」と優勝を喜んだ。【武内彩、矢澤秀範、梶原遊】

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中京、崇徳、三浦学苑の選手たちは、本当にご苦労様でした。たくさんの感動をもらいました。じっくり身体を休めて、また次の目標に向ってがんばってください。

それにしても、高校生というのはすごいものです。脱帽。


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