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タバコと縁を切ったら、収入が上がる

2013年07月20日 07時23分59秒 | 離煙ニュース: 科学編

アメリカの連銀が、面白い調査結果を発表しています。記録しておきましょう。   

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禁煙に成功した人、喫煙者や非喫煙者よりも報酬高い=調査
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 2013年 7月 19日 19:56 JST
By    KHADEEJA SAFDAR


 以前に喫煙をしていて今は吸っていない人々の賃金は、喫煙者や、一度もたばこを吸ったことのない人々よりも高いことが新たな調査で明らかになった。

 米アトランタ地区連銀の経済学者2人は、1992年から2011年の間のTobacco Use Supplementから米国勢調査局の人口動態調査に至る統計を使用し、1年以上禁煙している人々の賃金は現在喫煙している人々や一度もたばこを吸ったことのない人々よりも高いことを突き止めた。この統計では、現在たばこを吸わない人々(一度もたばこを吸ったことのない人と以前の喫煙者を含む)の時給は、以前の喫煙者の時給の約95%であることが示されている。

 一方、喫煙者たちは職場でそれほど報酬を得ていないことも分かった。彼らの賃金はたばこを吸わない人の賃金の80%程度だった。エコノミストのジュリー・L・ホッチキス氏とM・メリンダ・ピッツ氏は、たとえ1日に1本でも、喫煙者とたばこを吸わない人の間の賃金格差が生じていると記している。ピッツ氏は「喫煙により、労働市場でのあなたの人的資源としての価値が損なわれる」と指摘した。

 たばこを吸うことで生産性が下がるから喫煙者たちの賃金は低いのだろうか。ホッチキス氏とピッツ氏はその証拠を見出せなかった。2人のエコノミストは賃金と喫煙の度合いをテストし、たばこを吸う頻度は賃金にそれほど影響を与えないことが分かった。ピッツ氏は「生産性が喫煙により影響を受けるのであれば、より多くたばこを吸う人々の賃金の差は一段と大きいだろうという考え方だ。この仮説に対する裏付けは見つからなかった」と述べた。

 喫煙をする人としない人の学歴などの特徴に加え、喫煙に対する雇用主の許容度といった測りしれない要因の違いが、主に賃金格差をけん引していると結論付けた。

 2人はまた、教育水準が最大の要因だと指摘した。たばこを吸わない人々は、喫煙者と比較して、より高い教育を受けていて、配偶者が喫煙する可能性も低く、たばこの価格がより高い州に住んでいるという傾向がある。

 調査結果では、以前たばこを吸っていた人の特性が、喫煙者や一度もたばこを吸ったことのない人々との比較で、労働市場で一段と高い報酬をもたらしていると示唆している。ピッツ氏は「常習的な行為を止めるには特別な努力が必要だ。そのために、一度も吸わなかった人よりも見返りは大きい」との見方を示した。さらに、「粘り強さや忍耐、また、禁煙を可能にしたあらゆる特性が、雇用主にとって価値があるのだと思う」と述べた。

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本当にそうでしょうねえ。当英語塾INDECはタバコと縁を切る離煙運動を10年前から行っているのですが、離煙に成功した会員の多くが高給をもらえるようになっています。例外は、この貧乏英語塾長ぐらいなものでしょう。トホホホホホ。

ともあれ、喫煙という悪習から抜け出すには相当な覚悟と努力が必要です。スモーカーが離煙できる頑張りをもっていれば、それを仕事に使えても当然です。スモーカーの皆さんには、離煙してしっかりと稼ぎましょうと訴えたいものです。離煙生活は、本当に素晴らしいものですから。

なお、ここで論及されているエコノミスト2人の論文は、次のサイトで読めます。

  http://www.frbatlanta.org/documents/pubs/wp/wp1303.pdf

 


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