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人為的に記憶を作り出せる道が開けた?

2013年07月26日 06時05分25秒 | 時事放談: 海外編

これは、面白い!映画『シャッター アイランド』(2009)のような状況を人為的に作りうるということです。

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人為的に「誤った記憶」利根川氏ら初の実験成功(読売新聞) - goo ニュース

2013年7月26日(金)03:02

 【ワシントン=中島達雄】脳を刺激して実際と違う誤った記憶(過誤記憶)を作り出すことに、ノーベル賞受賞者の利根川進・米マサチューセッツ工科大教授と理化学研究所のチームがマウスの実験で成功したと、26日付の米サイエンス誌に発表する。

 過誤記憶を人為的に作り出したのは世界で初めて。

 人間はしばしば記憶違いを起こすほか、妄想を抱く病気もある。これらの原因はわかっておらず、今回の成果をきっかけに解明が期待される。

 利根川教授らは、マウスの脳の奥にある「海馬(かいば)」と呼ばれる部分に光を当て、実験を行った。海馬は記憶に関係すると考えられる。マウスの脳細胞には特殊な遺伝子が組み込まれ、光を当てると活性化、直前の記憶が再生されるようになっている。

 このマウスをまず、何もしない安全な部屋に置いた後、形の違う別の部屋に移し、脳に光を当てながら、マウスの嫌いな電気を足に流した。このマウス を安全な部屋に戻すと、外敵に遭った時のように身構え警戒したが、電気を流しただけのマウスを安全な部屋に戻しても、警戒しなかった。

 これは、海馬に光が当たったことで安全な部屋の記憶がよみがえり、マウスが「安全な部屋で電気を受けた」と混同したと考えられる。

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悪用されると嫌ですが、病気の治療になるのなら、これもありかもと思ってしまいます。科学がどこまで「記憶」のメカニズムを明らかにするか。注視することにいたしましょう。

それにしても、これだけ重要な研究を日本人である利根川進教授がなさったというのは嬉しい限り。東大の論文詐欺が話題になっている中、ホッとするニュースです。


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