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シュワルツェネッガー知事「スペイン語TVを消せ」

2007年06月17日 10時38分26秒 | 英語学習法
趣味がボディビルディングのゴウ先生(いま現在、わが肉体は見事に崩れておりますが)、尊敬するロール・モデルのひとりにアーノルド・シュワルツェネッガー知事がいます。

オーストリアからアメリカに渡ってきて、ボディビルディングの世界で都合6回の世界一になり、俳優として大成功を収め、政治家としてもカリフォルニア州知事として活躍する氏を称えずにはいられません。

そんな知事のガンバリズムがいま現在波紋を広げているようです。

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「スペイン語放送見るな」 中南米系メディア シュワ知事発言に反発(産経新聞) - goo ニュース

2007年6月16日(土)15:40

 【ロサンゼルス=松尾理也】「英語を習得したいなら、スペイン語のテレビを消すべきだ」。カリフォルニア州のシュワルツェネッガー知事が中南米系のメディアの前でこんな発言をしたことから、その是非が論議を呼んでいる。

 AP通信によると、知事は13日、サンノゼで開かれたスペイン語メディアの団体による全国大会で、英語の習得について聞かれた際、「スペイン語のテレビを消すべきだ。あなた方は英語を学ばなければならない」と述べた。

 さらに、「こうした発言が問題を招きかねないことは承知している。しかし、私がこの国にやってきたとき、(母語である)ドイツ語をしゃべる機会はほとんどなかった」とオーストリアから移住した自身の体験を踏まえ、英語習得の重要性を力説した。

 これに対し、会場にいあわせた全米中南米系メディア同盟のノガレス会長は「非常識な発言」と反発。シュワルツェネッガー知事は、移民として苦労した過去を忘れてしまっていると非難した。一方、他のジャーナリスト団体からは「われわれの大多数は、知事に賛成するだろう」との声も上がった。

 自らも英語に強いなまりを残す知事は、これまでも英語教育の強化をたびたび提唱してきたことで知られている。

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知事の英語は、訛りこそ強いものの、実に正確な英語です。カリフォルニア大学ロス・アンジェルス校(UCLA)で学部を卒業し、ウィスコンシン大学マディソン校のビジネス・スクールでMBAを取っただけの知性を感じます。

そんな知事にはアメリカに住んでいるくせに英語を覚えようともしないヒスパニック系の人々が理解できないのでしょう。自分の思いが直接伝えられないもどかしさも理解できます。

スペイン語のテレビを消せばすぐに英語がうまくなるとは思いませんが、少なくとも英語を覚えて欲しいという知事のメッセージは伝わる発言だと思います。どうか誤解されることが少ないことを知事のファンとして願わずにはいられません。

人種のるつぼアメリカの深刻なお家事情が透けて見える話でした。

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